セミナーの紹介

2月度の基本課題は 、「資質・能力向上」　問題解決です。

目的：
①技術士として解決が求められる問題の特徴を、国際エンジニアリング連合(IEA)の「専門職としてのコンピテンシー」をもとに把握し、求められるレベルについて理解すること。
②問題解決を図るにあたり、問題発見の「観点」を、多様な立場をもつ関係者との議論を通して的確に抽出すること。

概要：
　問題解決の最初のステップは、「理想と現実のギャップ」をとらえることです。しかし、ここが一番肝心で難しいところです。つまり、チームで問題解決を議論するとき、最初に陥るのが、この”理想”・”現実”をどのようにとらえるかについての、”意見のカオス化”です。
　参加しているメンバーそれぞれの立場や経験などの違いがあり、最初から”理想”も”現実”も一致するということはまずありません。特に技術士が解決を求められる社会課題のような種類の問題について、理想の一致は容易ではありません。

　にもかかわらず、会議を進めると、”強引”であったり、”少数意見切り捨て”であったりとメンバーには納得感のない検討スタートとなり、押し付けられた感が残ったり、やらされ感から消極的な協力にとどまったりと、その後の進捗にいいことはなにも起きません。

　本研修では、まず技術士として解決が求められる問題の特徴を、国際エンジニアリング連合(IEA)の「専門職としてのコンピテンシー」をもとに把握し、求められるレベルについて理解します。次に実際の社会課題を例にとり、問題発見の「観点」を、多様な立場をもつ関係者との議論を通して的確に抽出し、問題解決を図る方法を哲学のアプローチを参考に探ります。

　終了後、オンライン情報交流会（自由参加）を開催予定です。