英文OEM契約書は、委託者が受託者に対して製品の仕様を示して製造委託を行い、受託者は委託者の指示に基づき製造した製品を委託者のブランドを付して委託者に販売する契約です。製品は、委託者のブランドによって販売されますので、品質不良品によりブランドが傷つけられることがないよう注意を行っていく必要があります。
英文OEM契約書は、製造を行う製造委託の契約と、製造した製品を販売する契約がミックスされたものと言えます。従って、OEM契約書の作成に当たっては、製造に関する契約内容と、製品の売買に関する契約内容の両方を検討する必要があります。また、委託者の側と、受託者の側では利害関係が対立する関係にあります。契約書の作成者が委託者の側であるか、受託者の側であるかによって、契約書作成上の注意点も大きく異なってきます。
今回のセミナーでは、委託者又は受託者のいずれか一方が海外企業である場合に、OEM契約書の作成において、委託者側、受託者側として、どのような点に注意して契約書を作成する必要があるのかを中心に検討していきたいと思います。
今回のセミナーについてはどなたでも参加可能ですので、英文契約書の作成について関心のある方は是非申し込みください。
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