就活キャリアコンサルタントとして、
大学生のべ2500人ほどの方とお話ししてきました。
多くの学生が、
「自分の長所がわからない。短所しかない」とか、
「やりたいことなんて、ない」とか
「チャレンジしたことなんてない」と言います。
よくきいてみると、
「努力家だとよく言われます」
「わたしがコンプレックスで悩んでいたことを、同じように悩んでいる人の力になりたい」
「内気でネガティブな自分を変えたいと思って、クラブ活動にうちこみ部長に立候補した」
実際には、長所もあるし、
やりたいこともある、
そしてチャレンジしたこともあるんです。
なぜ、
努力家だと言われるのに、長所だと思っていないのでしょうか。
コンプレックスで悩んでいる人の力になりたい、と思っているのに、
「やりたいことなんてない」と言うのでしょうか。
内気でネガティブな自分を変えたい、というチャレンジを、
「したことない」と言うのでしょうか。
子どもたちは、
期待されているような長所、
例えば生徒会長などで人の前に立ち、
リーダーシップで、周りの人をグイグイひっぱっていくようなこと。
やりたいことというのは、社会貢献につながるようなこと
チャレンジとは、留学するとか、全国大会へ行くなど規模の大きなこと
期待にそったものを言わなきゃいけないと思い込んでいます。
→そんな経験ない
→だから長所もやりたいことも、チャレンジしたこともない
実際の子どもたちは、学校や部活で勉強や取り組み、人間関係など、
いろいろな経験をしています。
そこで感じたこと、考えたことを、
ただじっと聴いてもらえる経験をしているでしょうか?
自分の長所をフィードバックしてもらえたことは何回あるでしょう。
私は、40分間学生の話しを聴いていただけなのです。
そして私が感じたことをポジティブな言葉で伝えただけなのです。
■■■とはいえ、
中学生・高校生の子育ては大変ですよね。
学校でうまくいっていないらしい。おとなしく、友達もいないらしい。
学校のこととか悩んでいるっぽいけど、何も言ってくれない。
せめて勉強するようにはいつも言ってるし、
いい大学に行って、大企業(せめて安心できる会社)あるいは公務員になってくれればいい。
そしたらきっと明るい将来がまっている。
親としても安心…
周りのお母さんと話していても、
A子ちゃんよりしっかり勉強しているし、いい大学へ行けるはず。
私の育て方はまちがってない。
そうです、間違ってはいないんです。
中学生・高校生の子どもは、学校・部活などの人間関係で大変です。
勉強しなきゃいけないし、進路のことも考えないといけない。
そして、「親の期待に応えたい」
「心配かけてきたから、安心させたい」と言います。
でも、将来のことを考えると不安でたまらない、と言います。
確かに今は、変化の激しい時代です。
100年に1度といわれる出来事があちこちに起こっています。
だからこそ、
生きる力を身につくように、サポートしましょう。
生きる力の土台は、自信です。
自信がつけば、
「やってみよう」「やれるかも」と
いろいろな経験をしようと行動ができるようになります。
「やってみよう」という挑戦は、子どもの可能性の扉をひらくのです。
つまり、「ありのままの自分を理解し認め、自分の価値や存在を肯定できる感覚」
『アナと雪の女王』の「Let it GO(ありのままに)」です。
その感覚をもつには、次の3つが大事です。
1.比較をしない
2.結果ではなく過程から学ぶ
3.ポジティブなフィードバック
大人がこの3つを意識しながら関わることができると、
子どもは自信をもつことができます。
とはいうものの、自分の子どもには、思い込みがあったりしますよね。
期待も大きくなりします。
子ども自身も親に安心させたかったり、期待に応えたかったりするので、
なかなか本音を話すことができないかもしれません。
だからこそ、
私は大学生2500人、20代から60代の方3000人の方と面談してきました。
ほとんどの場合、最初は本音を話してくれないです。
けれどもまずじっと話しを聴くのです。
それは、怒っていたり、言い訳がましかったりすることも多いです。
まずは気持ちをきいています。
そうすると、途中でふっと本音がでてきます。
「本当に悩んでいることは〇〇なんだ」ということがわかってきます。
最後は、その悩みに対して、いっしょに考えていくのです。
大学生は、「短所しかないし、話す経験がない」と言います。
「こんなこと話しても…」と思っているのです。
話せそうな経験からきいていくと、
その人の姿が想像できてきます。
「こんな風にがんばってきたんだよね」
「そんな想いがあったんだよね」と伝えているうちに、
たくさん話してくれます。
最後は「長所いっぱいありました」と言ってくれます。
このように実践を通じて、私が身につけた傾聴力を使うと
お子さまに自信を身につけさせてあげられるようになります。
そして挑戦できるよう、背中を押してあげることができます。
■夏休み限定(中学生・高校生対象)
セルフコーチング講座(2時間×4回)
子どもが自分で自分と対話する(自己対話)力を身につけることができます。
■6カ月チャレンジプログラム
ルールは「6か月後の目標を、自分(自分たち)で決めること」
希望する方は、チャレンジカップ(経済産業省第3回キャリア教育アワード奨励賞受賞)に
エントリーできます。もちろん6カ月間サポートさせていただきます。
https://www.challenge-cup.net/
□勉強や部活に、自分から取り組むようになった。
□言われなくてもお手伝いするようになった。
□妹に声をかけるようになった。
□前向きに考えられるようになってきたようだ。
□友達も増えてきた様子だ。
□今度、生徒会長に立候補すると決めたようだ。
□将来について自分なりに考えがあるらしい、ということがきけた。
人事/教育/総務
その他
主夫/主婦
現在開催予定のセミナーはありません。