セミナーの紹介

株式会社みのり経営研究所（みのり）は、2004年の創立以来、「だれもが活き活きと働くことのできる人事制度」を旗印に、役割を基にした制度を提唱してきました。役割を基にした制度とは、一人ひとりの社員に期待する仕事の全体像を役割として定義し、この役割をどれだけ達成したかを評価し、報いていく仕組みです。

新型コロナ問題から在宅勤務など企業が対応を迫られる中、いわゆる「ジョブ型雇用」が脚光を浴びています。本来あるべき人事制度は、実は「ジョブ（職務・役割）」を基盤とするものであり、それを明確化することが出発点となります。しかし多くの日本企業は職務の明確化（役割定義）には不慣れで、残念ながらその具体的な進め方・方法は知られていません。

「ジョブ型雇用」と呼ばれるものが、本来の人事のあり方から外れる形で議論されている状況を指摘し、本来の人事とは何かを解説するのが今回のセミナーの目的です。

みのりでは、多くの日本企業で今も導入されている、いわゆる「ヒト」を評価し・処遇するという職能資格制度とは一線を画した、役割に基づく人事制度をご紹介するセミナーを開催してまいりました。

昨年のセミナーでは、「職務明確化の手法」と題して、人事制度の基盤となる「ジョブ（職務・役割）」の明確化（役割定義）の方法を詳しくお伝えいたしました。

今回は、昨年のセミナーの発展版として、「ジョブ（職務・役割）」を基礎にしたあるべき人事制度とはどのようなものかについて、包括的にご説明いたします。昨年度のセミナー、「職務明確化の手法」にご参加くださった方々はもちろん、「ジョブ（職務・役割）」を基礎にした人事制度とは何か、本来の人事のあり方とは何かを、突き詰めたいとお考えの皆様のご期待にお応えいたします。