フランクル心理学のエッセンスをつめこんだ『君が生きる意味』(ダイヤモンド社)の著者〈心理カウンセラー松山淳〉が、生きる力の湧いてくるフランクルの教えをお伝えします。
◇世界中の人々に生きる勇気を届け続けるフランクル心理学
V・E・フランクル(1905〜1997)は、オースリア出身の精神科医・心理学者です。世界三大心理学者フロイト、ユング、アドラーに継ぐ、「第4の巨頭」と呼ばれる人物がフランクルです。
フランクルは、「21世紀最大の悲劇」といわれるナチスの強制収容所を生き延びた人物です。
その壮絶な体験を記した『夜と霧』は世界的ベストセラーとなり、名著として今なお読み継がれています。またフランクルの講演を収録した『それでも人生にイエスと言う』もまた、日本はもちろんのこと、世界中で読まれ続けている名著です。
すでに故人となったフランクルですが、今も、その教えによって苦悩する人々を救っています。
ただ、「フランクルがどんな心理学を提唱したのか」、日本ではまだまだ知る人の少ないのが現状です。そこで、本セミナーでは、フランクル心理学のエッセンスをお話し、その魅力が少しでも皆様に伝わればと思います。
◇逆境の心理学〜人生には、どんな時にも意味がある。
フランクルが創始した心理学は「ロゴセラピー」です。
「ロゴ」とは「意味」のことです。「ロゴセラピー」は「意味による治療」(therapy through meaning)のことで、「意味による癒し」(healing through meaning)ともいえます。
フランクルは、人間の根源的欲求として「意味への意志」(will-to-meaning)があるとしました。辛い状況で苦しんでいる時、「今の苦しみにも意味がある」と感じられれば、「意味への意志」が満たされ「生きる力」「生きる希望」が湧いてきます。
彼はナチスの強制収容所に入れられ、飢餓と暴力に苦しむ地獄のような状況を生き抜き、そのことを証明したのです。
「どんな時にも人生には意味がある」。
フランクル心理学のシンプルで力強いメッセージは、辛い逆境におちいった世界中の悩める人々を救い続けてきました。そのためフランクル心理学は、「逆境の心理学」とも呼ばれます。
◇レジリエンス(逆境を乗り越える力)を高める7つの教え
このコロナ禍でレジリエンス(精神的回復力・逆境を乗り越える力)が再び注目されています。苦しい状況を乗り越えていく「心のしなやかさ」がレジリエンスです。
逆境の心理学と呼ばれるフランクル心理学(ロゴセラピー)は、レジリエンスを高めるヒントが満載です。
東日本大震災があった2011年に、フランクルの世界的名著『夜と霧』が、全国の本屋でうずたかく積まれ、多くの人が手にしたのは記憶に新しいところです。
本セミナーでは、レジリエンス(逆境を乗り越える力)が高まるフランクル心理学のエッセンスを「7つの教え」にまとめてお伝えいたします。
【コンテンツ】
◆講師挨拶
1.セルフ・トランスセンデンス(SelfTranscendence)
自己を超越していく。人生は君に期待し続けている。自分から人生をあきらめるな!
2.リフレーミング(Reframing)
どんな時にも生きる意味がある。現実の意味を再定義せよ!
3.ホモ・パティエンス(Homo Patiens)
人間は苦悩する存在。苦悩が人を飛躍的に成長させる。苦悩に意味を見出せ!
4.オプティミズム(Heuristic Optimism)
発見的楽観主義:生きる意味に悩むのではなく、楽観的になり自ら意味を発見せよ!
5.スピリチュアリティ(Spirituality)
強いものが生き残るのではない。人間を生かす大いなる存在(自然など)へ敬意を払う豊かな精神性を身につけよ!
☆セルフワーク(感謝の瞑想:自分という存在へ感謝をしながらメディテーション)
6.スマイル(Smile)
笑いは苦しむ自己と距離をとる力がある。どんな時にもユーモアを忘れるな!
7.ミッション(Mission)
どんな人にも使命を果たす場がある。与えれた使命圏で全力を尽くせ!
◆質疑応答
※ 終了後の質疑応答へのご参加は自由です。
※ リアルタイムの講演形式です。グループワークは行いません。リラックスしてお聞きください。
※ Zoomのビデオは、OFFのままで結構です。
●フランクル心理学のエッセンスを知りたい方
●逆境を乗り越える力(レジリエンス)を高めたい方
●『夜と霧』を読み始めたが、途中で挫折した方
●「生きる意味」に苦悩している方
●なんとなく「人生が虚しい」と感じている方
●「働くこと」に意味を見いだせない方
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