顧客満足度を向上させるための要素として、CX(カスタマーエクスペリエンス)の重要度が高まっています。顧客が企業や店舗を選定する上で、商品そのものの良さや金額の納得感だけでなく、その企業や店舗を通しての「顧客の経験」全体が満足度と密接に関係しているからです。そして「経験」の中には、その企業がどんな企業なのか、どのような理念をもって活動しているのか、といった企業そのものへの評価も含まれています。顧客は「良き企業」との経験を通じて満足度を高めていくと考えられます。
そして「良き企業」に向かうためのキーワードが「CSR」です。環境保護、働き方改革、SDGs、コンプライアンス、社会貢献など、 近頃話題になっているこれらのキーワードはすべて「CSR」の取り組みです。企業に対する社会の目が厳しさを増す今日、「CSR」を理解しておくことが実はCX向上への近道なのです。主に中小・中堅企業の経営者、経営幹部、総務部長、CSR担当者向けにCX向上のためのCSR講座を開催します。
<こんな人にオススメです!>
・CX向上のために企業力を高めたい
・CSR担当になったけどどこから勉強したらいいのだろう?
・取引先からのCSR監査が控えている。どう備えたら?
・SDGsの流れに置いて行かれないようにしなくてはいけない…でもどうすれば?
・ 自社のCSRへの取り組みを広げたい、各種認定取得を目指すために知識を培いたい。
・ “アフターコロナ”の経営について考えたい
CXやCSRに興味をお持ちの方!必見です。
●ウィズコロナ時代にCX(カスタマーエクスペリエンス)向上のために
対面での顧客接点が持ちにくい時代にあって、従来のような営業マンや販売員を介してのフェイストゥフェイスによる信頼関係の構築が難しくなってきています。WEBサイトやメール、SNS等で企業と関わる経験を通じて、顧客は「この会社はどんな会社なのか」に関心を持ち評価するようになってきています。企業力向上に近道はありませんが、今こそCSRにきちんと向き合うといえるのではないでしょうか
●大手取引先から突然のCSR監査!
サプライチェーンマネジメントが世界の常識となった今日、サプライヤーの不祥事に対して発注元の知らぬ存ぜぬは通用しません。ガバナンスの甘いサプライヤーは大手企業にとってはリスク以外の何ものでもなく、こぞってサプライヤーに対するCSR監査(取り組み状況の調査)を始めています。ある日突然100項目以上のチェックリストが送られてきた、人権や社会貢献の取り組みを求められるといった例は珍しいことではなくなりました。
●企業価値を高めるためにCSR認定取得に挑戦!
近年CSRを企業価値向上に活用しようという動きが活発になってきています。横浜市では2007年より「横浜型地域貢献企業認定制度」で、企業のまちづくりへの参画を求めつつ、同時に企業の活力を高める試みをしています。認定企業に対しては公共工事の入札でのインセンティブを与えるなど、企業と行政がWin-Winの関係を築きながら地域を活性化していく工夫がなされています。この動きは全国に広がってきており、様々な形で企業の積極的なCSRの取り組みを評価する自治体が増えてきています。
●SDGsで時代を一歩リード!
国連が掲げる2030年までの国際的な開発目標「SDGs」。日本でも国をあげて取り組みを推進しています。いち早く近未来の国際的な課題にコミットしようと、多くの企業が名乗りをあげています。CSRの取り組みはSDGsにも関連する項目が多く、企業の側からSDGsを整理することにも役立ちます。
●明日からすぐに取り組める!CSRに必要な最低限の情報を網羅!
このセミナーでは、CSRとは何か?の解説から、日々の業務の中で無理なくCSRに取り組んでいくためのノウハウ、CSRとSDGsの関連、取り組む上で気をつけるべき最新の情報など、明日から業務の中にCSRを組み込んでいく上で最低限必要な情報を網羅してお伝えします。
講師は、横浜型地域貢献企業の立ち上げ以来認定委員を務めるほか、業界団体としては日本初のCSR認定制度となる全印工連CSR認定制度認定委員も務め、これまでに中小・中堅企業500社以上のCSR認定に携わった経歴があります。
経営者/役員
人事/教育/総務
2代目経営者
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