基本になるマネジメントサイクルは、前者はPDCAサイクルですが、後者を行うには別のマネジメントサイクルが必要です。その一つがOODAサイクルと呼ばれるものです。OODAサイクルは、米軍により機動戦に対応するために開発されたもので、
Observe(観察):とにかくよく相手を観察する
Orient(方向づけ):過去の経験や知識を総動員して、何をすべか状況判断をする
Decide(決心):決心する
Act(実行):実行する
の4ステップからなるマネジメントサイクルです。その背景には孫子の兵法やトヨタ経営方式があるといわれています。
このような性格の異なるマネジメントサイクルを導入することはプロジェクトマネジメントには適しています。プロジェクトマネジメントの基本的な計画の考え方は、組織で承認する部分と、プロジェクトに任せる部分に分けることにあります。このため、組織で承認する部分にはPDCA、プロジェクトに任せる部分はOODAを導入し、両者をうまく統合することによってマネジメントをコンセプチュアルにすることができます。
本講座では、このような考えでPDCAとOODAを統合することにより、コンセプチュアルなプロジェクトマネジメントを行う方法を解説します。イノベーションのプロジェクトマネジメント、組織変革のプロジェクトマネジメントなど、不確実性の高いプロジェクトのマネジメントを担当するプロジェクトマネジャーやマネジャーの方にお薦めのセミナーです。
※3.5時間×2日にて、ZOOMによるオンライン開催を実施します。
【カリキュラム】
1.計画のできないプロジェクトをどのように管理するか
2.PDCA再考
3.OODAの概要
4.OODAに必要な考え方
5.PDCAとOODAの統合によるコンセプチュアルなマネジメント
6.OODAとアジャイルプロジェクトマネジメント
申込は1週間前まで受付します。
スケジュール情報
ZOOMによるオンライン開催です。
開催場所
本セミナーはウェビナー(オンラインセミナー)です