令和時代にメールマガジンは必要か?ビジネスに必要不可欠な発信ツールの選び方

最終更新日: 2022/12/14 公開日: 2021/07/20

副業を始めたり起業したり、コロナを機に独立したいという方は多いと思います。

何年か前から流行っているのはSNSを活用したビジネスモデルであるオンラインサロンや店舗経営、そして、それらを支えるツールとしてのメールマガジンや公式LINE。

もはや鉄板ですよね。

facebookやInstagram、twitter、YouTubeはもちろん、TikTokなどの短時間動画が流行ってきたと思ったら、今度はclubhouseやVoicyなどの音声配信系SNSなど、オンラインで他者と関わるコンテンツが多く誕生してきています。

もちろんこれらは全て重要なコンテンツだと思います。

では情報発信はSNSのみでいいのかというと、当然ですが、メルマガや公式LINEも必要です。

ならばどうやって使うのか。SNSで発信する情報との棲み分けや発信頻度、ツールとしての価格帯が気になることと思います。

公式LINEとメールマガジン、どちらもあった方がいいのか?
片方だけ使うとしたら何を使ったらいいのか?
メールマガジンのみを使うとしたらどう選んだらいいのか?

選び方を客観的な視点からお伝えさせていただきたいと思います。

メールマガジンvs公式LINE

近頃個人事業主や副業の人がよく使っているのが”公式LINE”です。

実際、メールマガジンと比較すると公式LINEの開封率は60%以上と圧倒的です。

しかしながら、公式LINEは無料で配信できる回数がとても少ないです。

以下の画像をご覧ください。

公式LINEの正式な価格表

引用元:LINE for Business 公式サイト

https://www.linebiz.com/jp/entry/

毎月無料で配信できるのは合計1,000通。つまり、リストが100人いるとしたら、月に10話分しか配信できません。その後は一気に料金が月額5,500円まで上がります。

もちろん公式LINEは重要なツールではありますが、料金面から鑑みても、よく考えてツールを選ぶ必要があります。

ではメールマガジンはどうしたらいいのか?公式LINEとの使い分けは?

次はメールマガジンの長所やツールの選び方についてお話させていただきたいと思います。

メールマガジンはツールとしてなぜ廃れないのか?

重要な要素として、メールマガジンは大昔から廃れない理由があります。

なぜ廃れないのかというと、下記のようにLINEとメールマガジンがツールとしてしっかり棲み分けがされているからです。

  • LINEをやっていないけどメールなら受信しているという層が一定層ある
  • LINEは家族や友達などプライベート用にしているため、公式LINEの受信を避けている
  • LINEだと、なんだか「すぐに見なくては!」と焦ってしまうけど、メールなら少し自分のペースで見られる

もちろんケースバイケースではありますし、メルマガも公式LINEも両方とも使っている方も多いです。

しかし、以下の理由からやはりメールマガジンは配信すべきだと考えられます。

  • 基本文字数は無制限
  • 月間配信数は実質無制限なものがほとんど
  • 仲間や部下と連携するときもアカウントの連携設定が簡単

ということです。

大事なことは「メルマガで重要な情報が配信されてくる」と、「何日の何時頃にメルマガが配信されてくる」という認知を、オンラインサロンやブログなどで、重ねて配信していくことかなと思います。

ではいったい、どういうメルマガスタンドを選んだらいいのか?
情報を配信するだけならオンラインサロンやブログとメールマガジンや公式LINE、片方どれか一つだけでいいんじゃないのか?

重要な選び方や配信環境などについて、詳しくお話していきます。

メールマガジンの重要性

メールマガジンを配信するために重要な要素が一つあります。

それは専用サーバー共有サーバーかということですが、こればかりはケースバイケースとは言いにくいところがあります。

なぜなら、せっかく発行したメールマガジンが届かない可能性があるからです。

そもそもなぜメールマガジンは届かないことがある?

メールマガジンを配信していく上でとても重要なところです。

「迷惑メールに入ってしまう可能性がある」というフレーズを聞いたことがあるかと思います。

迷惑メール、つまり「開かれることがないメール」です。

ハッキリ言ってしまうとゴミ扱いです。

どんなに一生懸命書いていて、発行者さんに非がなくて、清廉潔白な内容で理路整然と書かれている。なのに届かない!ということが十分に起こりえます。

なぜなら、通信事業者によってブロックが起こっているからです。

通信事業者が自動でメールマガジンをブロックする

仕組みは単純です。

  • エラー率が高い
  • 他の受信者から迷惑メールの報告が多い
  • サーバー内で悪質な利用者がいる
  • なりすましだと判別されている

ということです。

つまり、中身に関係なく、システムや環境的な要因によって、配信するメールや配信者の環境そのものが「危険」という認識をなされています。

メールマガジンを配信するのに最も重要なのは環境です。

よくわからないところからメールアドレスのリストを購入したものを使うなどは完全にあり得ない行為だとして、メールマガジンを配信するためのサーバーが汚れていてはどうにもなりません。

ではいったい、サーバーの汚れ具合はどうやって判断したらいいのでしょうか?

実は決定的な要素として上がるのが「共有か専用か」なのです。

共有サーバーと専用サーバーはどちらを選ぶべきか

ハッキリ断言しますが、オススメしたいのは専用サーバーです。

なぜなら完全に全く汚れていないサーバーをゼロから自分専用で使うことができるからです。

例を出しながらお伝えさせていただきます。

専用サーバー=一戸建て住宅

専用サーバーそ住宅に例えれば、一戸建て住宅を購入する感覚です。

とはいえもちろん、一戸建て住宅で家庭仲が悪ければ家は汚れるし庭は荒れるし、家はどんどん退化していくと思います。

ですが、キレイに適切に使っていれば汚れることはほとんどないし、管理が行き届いていれば家や庭の劣化はある程度防げます。

キレイなまま使うのも汚して使うのも、最初から最後まで自己責任となります。

使っていく段階でブロックされてしまうことはあるでしょうし、予期せぬ迷惑メールフォルダ行きにされてしまうこともあります。

ですが、その件数が圧倒的に少なければ、それほど汚れることはないということです。

では共有サーバーはどうなのかというと、こればかりは完全に運です。

共有サーバー=アパートやマンション

共有サーバーは「アパートやマンション」といった感覚です。

一つの建物の中に多くの家族が住んでいる感覚ということですね。

つまり、もし少しヤンチャな少年や家庭不和が起きている家族が何件かあったり、事故物件が一軒でもあれば、そのアパートはどんどん汚れていってしまいます。

そうして「あのアパート汚いよね、いつも夜騒いでてうるさいよね」というレッテルを貼られてしまいます。

これがなにより危ないということです。

今回題材に上げさせていただいた「共有」というのは、共同で使うサーバーという意味なのです。

そういう意味もあり、共有サーバーで配信するメルマガスタンドは比較的安いです。

しかし、共有サーバーで配信したものは比較的高い確率で迷惑メールに自動的に入れられてしまうか、またはそもそも届きもしない可能性も高いということです。

優先順にをよく考えた上で、費用対効果も精査して、メールマガジンを配信するツールを選びましょうということですね。

メールマガジンを配信するためのオススメツール

広く認知されており、人気もあるメールマガジンのスタンドをご紹介したいと思います。

メルマガスタンドの開設手数料もありますので、合わせてご紹介させていただきます。

  • MyASP(マイスピー)
  • アスメル
  • Jcity(ジェイシティー)
  • エキスパ
  • オレンジメール

あらかじめ正直にお伝えしてしまうと、無料で配信できるメルマガスタンドは安かろう悪かろうです。

無料で配信できるのは、事業を構築し始めたときは確かにありがたいものです。

ですが、100、200と徐々にリストが増えていって、エバ―グリーンローンチなどを導入してステップメールを配信していくことを意識するなら、選ぶメルマガスタンドは有料メルマガスタンド一択となります。

「では有料ならいいのか?」という疑問が出てくると思いますが、もちろん違います。

ここ最近では、共有か専用かを明記しないところも増えています。

つまり、安く配信できればそれでいいという、安さに吊られて選んでしまうのです。

これがものすごく危険です。

しっかり届くメール配信環境を準備してくれる企業は、どんなに安くても5,000円はかかります。

なのでもし、契約してみたいメルマガ配信スタンドがあるとき、共有サーバーか専用サーバーかがわかりにくいものがあったとしたら、積極的に環境を問い合わせしてみましょう。

「共有サーバーでの配信ですか、それとも専用サーバーでの配信ですか?」と相談すれば、必ず返信してくださると思います。

参考までに、先ほどご紹介したメルマガスタンドをご紹介させていただきます。

MyASP(マイスピー)

引用元:MyASP(マイスピー)公式サイト

https://myasp.jp/

アスメル

引用元:アスメル公式サイト

https://www.jidoumail.com/

Jcity(ジェイシティ)

引用元:Jcity(ジェイシティ)公式サイト

https://www.jcity.co.jp/

エキスパ

引用元:エキスパ公式サイト

https://ex-pa.jp/

オレンジメール

引用元:オレンジメール公式サイト

https://mail.orange-cloud7.net/

配信するメールアドレスを独自ドメインにすればいいという人もいますが、それだけですとやはり届きにくいということはあります。

こだわればキリがないと思われる方もいるかもしれません。

しかしながら、言葉を届けるのは重要なビジネスの一つであり、オンラインビジネスがさらに加速する現代において、配信環境を整えておくことは重要な事業投資だと言えます。

一軒一軒お客様ごとにDMを配信できれば一番いいのですが、それだとお客様の件数が多ければ多いほど莫大に費用がかさんでしまいます。

だからこそ、月に3,000円か5,000円か、高くても15,000円という事業投資を行うことで、大事なお客様とのコミュニケーションをより取りやすくなると言えます。

「でも、公式LINEでもLステップとか使えば高機能な集客が行えると思うんだけど・・・」

という方に対して、最後に最も重要なことをお伝えしたいと思います。

自社の資産か、それとも失う可能性のある資産か

マーケティングの勉強をしていると、よく火事になったお店が例に出されます。

「店が急遽家事になった。持って逃げられるのは一度だけ。何をもって逃げるか?」
マーケティング戦略構築における最優先事項

というものです。

選べる選択肢は以下の3つです。

  1. 商品
  2. ありったけの現金
  3. 顧客リスト

答えは3番の顧客リストです。

顧客リストがあれば、手に職つけた社長が生きてさえいれば、ものの数年で再起することができます。

でも、商品であれば売ったらすぐに終わってしまいます。

ありったけの現金があってもすぐに使い切ってしまいます。

ですが、顧客リストがあれば、それを元にサービスを売り込むことができます。

弊社の価値観である「魚を与えれば一日だけ生きられる、魚の釣り方を教えれば一生食べていける」というところと共通します。

つまり、重要なのは資産となるものです。

とりわけ重要なのが、資産となるもの、つまりメールアドレスです。

残念ですが、どんなに頑張っても公式LINEでは購読者のIDは公表されませんし、LINE社がもし仮になくなってしまえば全てが水の泡になります。

だからこそメールアドレスは重要だというわけです。

最後に

いかがでしたでしょうか?

オンラインビジネスにおいて重要な部分であるプッシュ型マーケティング。中でも特に重要となってくる公式LINEとメールマガジンのツールの選び方について、特に詳しくお話いたしました。

今回のような情報はもちろん、弊社でお送りしているセミナー情報や弊社独自のメディア運用手法など、価値ある情報をどんどんお送りしたいと思います。

ぜひ引き続きお楽しみください。

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最終更新日: 2022/12/14 公開日: 2021/07/20