
- 画期的なアイデアや考えを発想する力はないけれど、高収益の企業を作りたい
- 普通の人が、高収益企業の社長になるには?
普通の人が普通に努力しても飛躍することは難しいです。
今回は、普通の人が高収益企業に成長して飛躍するために、知識としておさえておきたいポイントについてご紹介します。
社長の教養としてもぜひ知っておきたい項目です。
チームで会社を飛躍させる時代になった
これからの時代は個人のスキルアップだけでなく、チームで会社を飛躍させることが重要です。
個人のスキルはもちろん大事ですが、今まで身につけたスキルの延長線上に成功はない時代に入りました。
例えば、50年前には、携帯電話、スマートフォンはありませんでした。今では、人々はスマートフォンを肌身放さず持っています。ましてや昔には「スマホをタップする」という概念はそもそも存在しません。
現代は前例にない新しいものが次から次へと開発されるため、過去に学んだことの延長線に成功がないのです。
これからの時代は、今まで学んできたことを一度捨てて新たな知識を身につけていかなければなりません。これらは別名「リスキリング」とも呼ばれます。
SNSに見る「リスキリング」が必要な理由
急速に普及したFacebookとInstagramなどといったSNSが良い例です。
これらのSNSで効果を出すためには、写真の見せ方や文章術など今までの考えになかったことを考慮して配信しなければなりません。
一つ投稿するにしても、以下のように一つひとつの技術が細分化しているため一人で全て行うことは困難です。
- カメラ
- コピーライティング
- システムのセッティング
- 編集技術
- マーケティングのコンセプト提案
- ディレクション
今までとは異なるレベルの成果物をチームで作り上げて、企業で飛躍することが重要となります。
個人のスキルアップのみでなく新しい技術を身につけていく「リスキリング」が大切なのはこのような理由からです。
セミナーズの清水は、ForbesのWebサイトで「リスキリング」の重要性について詳細に語っています。気になる方はぜひチェックしてみてください。
普通の人が飛躍して高収益会社の社長になる6つの方法

普通の人が飛躍して高収益会社を作り上げるためには、チームで協力し合い、新しいことを学び続けることが重要です。
ここでは、これからの時代で高収益企業になるための6つのポイントについて解説します。
- すごいビジョンやアイデアを考えられる人と一緒に仕事をする
- 良い広告代理店やマーケターを巻き込む
- 高単価な商品を売る+サブスクにする
- コストをかけずに価値提供できるモデルを確立する
- SNSに時間をかけてインフルエンサーになる
- 凄腕の人事と財務を採用する
①すごいビジョンやアイデアを考えられる人と一緒に仕事をする
革新的なビジョンやアイデアを生み出せる人とチームを作ることで、事業が飛躍的に成長します。
自分自身で奮闘して勉強をおこない、ゼロからスキルを身につけることは、限界があります。
一方、アイデアやビジョンを考えることを得意とする人は、周囲を探せば多くいます。そのような人たちと協力して一緒にチームを作ることが重要です。
スティーブ・ジョブズの成功は周りの人の力があったから
ここでは、iPhoneを作り出したスティーブ・ジョブズを例にあげます。
スティーブ・ジョブズがAppleを成功させた理由には、周りの人物が残した成果が大きく関わっていました。
例えばスマートフォンを作り出した根幹的な人物は、共同設立者の一人であるスティーブ・ウォズニアックです。
彼が天才的な能力を発揮してコンピューターを作りあげたのです。そのため、スティーブ・ジョブズはスマートフォンを普及させて世界に影響を与えることができました。
また、そのビジョンに共感して企業に投資をする人の力や、他にもマーケティングに優れた人がいたおかげでもあります。
さまざまな人物のおかげで、スティーブ・ジョブズはAppleのCEOとして飛躍することができたのです。
事業を大きくするためには、良いアイデアや、ビジョンを持っている人物と一緒に仕事をしましょう。
少しの時間だけ関与してもらう
例えば、良い人材をフルタイムで採用しようとすると多くのコストがかかります。
そのため、少しの時間だけでも自社に関与してもらうこともできます。「顧問」「アドバイザー」「社外取締役」などとして、少しの時間のみ関わっていただくのもよい方法です。
例えば、月1回の戦略会議に毎月参加してもらい、5万~10万を顧問料としてお支払いする形です。工夫すればコストをおさえながら力のある方に関わってもらうことができます。
アイデア次第で事業は大きく飛躍する
優れたビジョンやアイデアを考えられる人と一緒に仕事をすれば、事業は大きく飛躍します。
反対に自分よりも能力が劣る、自分の言うことだけを聞く人と事業をしていたら、自分の能力以上のものには会社は成長しません。
自分の器やスキル以上に、会社を大きくしていこうと思ったら、周囲の人の力をお借りして実現していく必要があるのです。
②良い広告代理店やマーケターを巻き込む
普通の人が飛躍して高収益会社の社長になる方法の2つ目は、良い広告代理店やマーケターに頼んで宣伝にお金をかけることです。
事業を拡大して売上を伸ばすうえで、消費者を惹きつけて反応率を高めることは欠かせません。
一つのマーケティングアクションで多くの受注や集客をできるようにするためには、優れた広告代理店やマーケターを巻き込んでください。
例えば、知識のない普通の人が、宣伝のプロセスをゼロから学び実施するのは大変なことです。
コピーライティングを学んでセールスファネルを構築するなどといった工程を全て一人でおこなわなければなりません。
現代社会では一人で宣伝プロセスを実行することは難しい
現代社会では、宣伝をする状態ができるまでにおこなうべきプロセスが多すぎます。
例えば、映像制作をおこなうとしましょう。以下のような工程を一人で実施すれば時間がかかりすぎてしまいます。
- サムネイル作り
- ヘッドラインをブラッシュアップ
- 動画編集
このような体制で、企業を高収益に変えていくのは簡単ではありません。時間の使い方や費用をかけるべきポイントがずれている人が多く見られます。人材を上手く活用して費用対効果が大きい方法を選びましょう。
一人では寂しさを感じる
全ての作業を一人でこなすことで、寂しさを感じることもあります。孤独感はエネルギーを下げてしまうのです。
また、皆で作り上げる熱狂感やパワー、楽しさを感じたり、成功を分かち合って互いを感謝しあったりすることは一人ではできません。
企業が伸びていく、前に進むパワーを継続的におこなううえでこれらの点も重要です。
枯渇する感覚がある
自分一人で全てをおこなうと一瞬は高揚感があるでしょう。しかし、1人では自分が枯渇する感覚も生まれてしまい、被害者意識が生まれたり前に進むエネルギーが不足したりします。
実際に企業が成長するほど受注や集客が増えるため、自分の時間を奪われる感じがするのです。
このような状況になると全て自分で対応しなければならず、売上が上がると潜在意識下で売り上げを下げようと行動します。これでは高収益になることは厳しいです。
そのため、まずは画期的なビジョンやアイデアを考えられる人と一緒に仕事をして、良い商品やビジネスモデルを作り上げてください。
そして良い広告店やマーケター、プロモーターなどに頼んで、お金を投資することで大きな効果を上げることができます。
例えば、広告費に1000万円をかければ、利益が1億円になって返ってくることもあるのです。このような投資をすることで、事業を伸ばしていくことが極めて大事です。
③高単価な商品を売る+サブスクにする
普通の人が飛躍して高収益会社の社長になる方法の3つ目は、「高単価な商品を売る+サブスクにする」ことです。
低単価な商品は、大量に売らなければ利益が上がりません。また、低価格で大量販売するとトランザクションが増えることもあります。
例えば、お客様のやり取りや、オペレーション、配送、バッティングなどをおこなうため多くの人に関わってもらわなければなりません。
また、高単価商品をサブスクビジネスにすることが重要です。
例えば、10万円する高単価なものが、サブスクでは月々3000円の支払いで手に入れられるとします。
月々3000円であれば年間3,4万円で済むため、普通に購入する10万円と比べるととてもお得です。
元々は高単価なものが月々安価で手に入れることができれば、人々は価値を感じて「サブスクサービスに登録したい!」と思うでしょう。
サブスクビジネスは安定した収益が見込める
また、サブスクビジネスの利点は、毎月課金がされるため事業が安定して翌日の売り上げが予想しやすくなることです。
このような仕組みができると、普通の人でも経営に失敗しづらくなります。
サブスクサービスのような安定性のあるビジネスモデルは、不動産の家賃収入と類似するのです。
例えば、月々5万円で貸しているマンションのワンルームを50室持っているとすると、毎月500万円の収入があります。時々空室が出ることもありますが、収入の変動性は少ないです。
このような安定した収益を上げられるモデルを構築できると、ビジネスがとても安定します。よって、普通の人でも飛躍しやすく高収益企業になりやすいのです。
④コストをかけずに価値提供できるモデルを確立する
普通の人が飛躍して高収益会社の社長になる方法の4つ目は、コストをかけずに価値提供できるモデルを確立することです。
お金を使い過ぎてしまえば経営が苦しくなるため、コストをかけずに価値提供できるモデルを確立しましょう。
高収益を実現するためには、システムを低コストにします。現代はコストをかけずに、やりたいことをある程度自分で実現できるツールがそろっています。
社長の教養 朝ライブの例
例えば、社長の教養の朝ライブを実践しているFacebookライブも、低コストで大きな価値提供を実現できるものの一つです。
動画配信は昔であればテレビの放送局やスタジオに入って撮るものでした。
また、スライドの映像の切り替えをおこなうには、スイッチャーやオペレーターを採用しなければなりませんでした。
あらゆる部分に人手が必要であり、一度の放送で莫大なコストがかかっていたのです。
一方、現代はこれらをほぼ一人で実現できます。
朝ライブではもちろん裏側でスタッフのサポートに入っていただいていますが、動画配信を低コストで実現できてしまうのです。
コストをかけずに価値提供できるモデルを提供できます。
これからはチームの時代であり、一人ですべてに取り組むべきでないと先述しました。しかし、コストをかけなくて済むところは、できる限り自分でおこなうことも必要です。
⑤SNSに時間をかけてインフルエンサーになる
またこれからはSNSに注力しインフルエンサーになることも重要です。
SNSでインフルエンサーになるためには、ひたすら時間をかけてやり込みましょう。呼吸するかのようにSNSを使用して、投稿の仕方を感覚で掴んでください。
例えば、ライブ配信の様子を観察したり、リールの使い方などを学んだりすることもできます。
インフルエンサーになることのメリットは、広告にかけるコストが大きく下がることです。自分自身で手軽に投稿すれば、大量の申し込みが入り、労力も少なくて済みます。
ぜひSNSの情報発信に力を入れてみてください。
⑥凄腕の人事と財務を採用する
普通の人が飛躍して高収益会社の社長になる方法の6つ目は、凄腕の人事と財務責任者を採用することです。
セミナーズの清水は、元ゼロックスの代表取締役の塩川氏からいただいだアドバイスがあるといいます。
それは「とにかく新しいことを始めようと思ったら、人事と財務のすごい人をチームに入れること」です。
人事のプロは、結局人に困ったら新たな人材を連れてきてくれるのです。例えば、社員に離職者が出そうならプロの観点から人材を集めて良いチームを作ってくれます。
また、営業やマーケティングのプロを人事の人が連れてきてくれたら、社長が取り組まなくても組織が回るのです。また、財務の人は企業の財務を適正に管理して良い方向にもっていきます。
ほとんどのケースとして、社長は人とお金の悩みがあると思います。人とお金に困らない配置を作ったり、プロに協力してもらったりすることは究極の社長の教養です。
まとめ
今回は、普通の人が飛躍して高収益の社長になる5つの方法についてご紹介しました。
スティーブ・ジョブズがCEOを務めたAppleは、さまざまな人の力や支えがあったうえで世界的な企業へと飛躍したのです。
次々に新しい技術が生まれるなかで「リスキリング」をおこない、多くの人を巻き込みながら企業を発展させていきましょう。
