
業界ナンバー1である湘南美容外科クリニック代表の相川佳之氏とラーニングエッジの代表清水康一朗が対談をおこないました。
テーマは「業界No.1 の目標達成術、最短で成果を出す技術」についてです。
相川氏はゼロからクリニックを開院し業界ナンバー1を達成した後も圧倒的な躍進を続けています。
今回は相川氏に目標達成術や、最短で成果を出す秘訣を伺いました。
この記事は、「圧倒的業界No.1 の目標達成術、最短で成果を出す技術を湘南美容クリニック相川代表が語る」を動画化したものです。動画もぜひ併せてご覧ください。
湘南美容外科クリニック代表の相川佳之氏について
相川氏が経営する湘南美容クリニックは、2000年に神奈川県の湘南で開院されました。
次から次へとクリニックを開院し、2020年には累計101院を経営します。現在では業界一位のグループとなり、年間来院者数は230万人にものぼりました。
その後も、圧倒的なスピードで躍進を続け、新たな目標に向かって歩みを進めています。
飛躍を続ける相川氏からは、私たちのビジネスや経営について大きなヒントを得られるでしょう。
コロナ禍の影響で、私たちは不確かな未来を感じました。「今」を乗り越え、未来に備えるためのヒントを相川氏から受け取ってください。
相川氏が大切にする「究極の三方よし経営」

相川氏は経営をおこなう上で、まずはお客様に幸せになってもらうという信念があります。それが、スタッフの喜びや社会のためになると考えているのです。
これは、売り手・買い手・社会の三方向によいことをする「三方よし」という概念のこと。
「三方よし」にはビジネス成功のためのエッセンスが凝縮されています。それをさらに「究極の三方よし経営」の本では相川氏の視点を持ってブラッシュアップされています。
多くの学びがある書籍となっております。気になる方はぜひ読んでみてください。
日本一の目標を達成する技術とは?

相川氏は一代でクリニックを業界ナンバー1まで引き上げ、その後も圧倒的なスピードで躍進を続けています。
日本一の目標を達成する技術についてお話を伺いました。
上手くいっている人の成功パターンを徹底的に真似る
相川氏は最短で学ぶのに一番いいことは、「うまくいっている人をそのまま真似ること」であると創業当初から考えていたとのことです。
実際に、TTP(徹底的にパクる(真似をする))は、湘南美容外科のスタッフなら誰もが知るワードであると言います。
以下、相川氏の言葉を引用します。
医学部を卒業したため経営の勉強はおこなっていませんでした。
父が経営者であったため、普通より経営を身近に見るという環境にはありました。しかし両親は薬剤師であったため、私のように「クリニックを経営する」ということに関しての知識はありませんでした。
そのような中、手探りで20年間経営をおこなってきたと言います。
初めて経営をおこなうからには、とにかく成功パターンを学ぶことを意識したそうです。
成功している人が使うセミナーや本を知る
成功パターンを学ぶために、例えば相川氏は成功している人に会ったら、以下の二つを必ず聞くようにするそうです。
- 「どういうセミナーに行っていますか?」
- 「どのような本を読んでいますか?」
これの質問を繰り返すことで、セミナーズに出会えたということです。
また、自分自身の業界でうまくいっている人がアンソニー・ロビンズを知っていたり、ジェイ・エイブラハムの本を読んでいたりすることを知りました。
うまくいっている人の使っている本やセミナーを徹底的に真似ることを心がけていると言います。
アンソニー・ロビンズは、数々の著名人のメンターとして活躍する人物です。詳しい人物概要や、マインドや哲学について知りたい方は以下の記事をご覧ください。
≫【世界的指導者のメンター】アンソニー・ロビンズについて紹介
≫アンソニー・ロビンズから学ぶ!正しく成功するために尖らせるべき起業家哲学とは
≫世界トップコーチ、アンソニー・ロビンズ式型破りマインドセット
ジェイ・エイブラハムは、エイブラハムグループのCEOで経営者や個人事業主に向けてマーケティングコンサルをおこなっています。こちらの記事では、詳しいプロフィールや著書『卓越の戦略』の紹介をしています。
また、医療業界だけではなく、とにかく興味のある経営者の本を読んでいるそうです。相川氏が動画のなかであげた企業や人物の本を紹介します。
- 株式会社ダイエー
- 西武ホールディングス
- 株式会社ニトリ
- 三木谷浩史
- 松下幸之助
本を読んだ後にやること│改善点を見つけて導入
相川氏は、本読み終わったら実践として活かすためにおこなうことがあると言います。
本にはエッセンスが詰まっていますが、読んだだけでなく行動が変わらないと意味がありません。相川氏は、本を読んだらまず赤線を引くそうです。
そして、読み終わった後に自分の仕事の中で改善できることは何かを見つけます。そして、それを一個ずつ丁寧に導入することをやり続けているそうです。
目標をどう定めているのか?

相川氏の目標設定についての話を伺いました。
一番にこだわる
まず、一番ということにこだわります。
2000年に湘南美容クリニックを作ったときから、業界で一番多くの患者様に来てもらえる美容医療グループになると決意。そして、この目標を達成しました。
現在は「2035年までに日本で一番多く患者さんに来てもらえる医療グループになる」ことが目標であるそうです。
なぜ一番にこだわるのかと言えば、日本で二番目に高い山はほとんどの人が知らないからです。日本一高い山は誰もが富士山と知っていますよね。
一番と二番の差は、二番と百番の差より大きいということが大前提としてあるのです。
反対に、一番以外は目指していないということです。商売に関しては、一番になれないと思ったらおそらく参入しないと言います。
一番と二番は圧倒的な差があることを知る
相川氏は、さまざまな業界のトップの人から聞いていたことがあるそうです。それは「一番と二番は圧倒的に違うから、二番以下はずっと苦しい。一番になったら本当に安定して楽になるよ。」ということでした。
経営者の後輩によく言うことなのですが、業界で2位以下、3位は雲の下を飛行機で飛んでいるのと一緒だから、雨が降ったり雪が降ったりするということです。しかし、雲の上を飛んでしまえば、ずっと晴れています。
そのため、業界で1位2位になるというのは、雲の上を飛ぶことと同じなのです。
ほとんどの業界トップの企業は、売り上げはもちろん利益率も最も高いということです。
今回のコロナ禍のような緊急事態が起こった際に、内部留保がないために3位以下のシェアの企業が苦しくなってしまうのは、あらゆる本に書いてあると言います。
そのためにとにかく早く雲の上をとばなければいけないということを今まで意識してきたと述べました。
一番になって変わったこと
湘南美容外科クリニックについて、一位になってから圧倒的にさまざまなことが変化したと言います。
具体的に一番変わったのは「採用」です。入社する人の数と質が圧倒的に変わりました。
1位になるまではドクターの採用で困っていましたが、1位になってからはお断りをするくらいに応募が来るということです。
1位と2位の圧倒的な違いを肌で実感したと述べました。
高いモチベーションを維持するには?

湘南美容外科クリニックは、数年前から業界ナンバーワンとなりました。そして、現在では二位と大きく差をはなし圧倒的なナンバーワンとなります。
高い目標を達成してもなお、さらに高みを達成していくというモチベーションの維持の秘訣について伺いました。
相川氏は、GMOの熊谷正寿社長から言われた言葉を語っています。
「一番と圧倒的一番はまた全然違うから、圧倒的一番を目指せ」と言われたそうです。
そして、「圧倒的一番の基準は、少なくとも「2位の倍」」と教わったそうで、現在はその目標に向かって躍進しています。
一冊の手帳で夢は必ずかなう│相川氏に大きな影響を与えた本

相川氏はGMOインターネットグループ株式会社の代表熊谷正寿氏が書かれた『一冊の手帳で夢は必ずかなう』という本をおすすめしています。開業して3年目のときに、たまたま本屋でこの本を見つけたそうです。
そして、相川氏はその本に書かれていたファイロマックスの手帳を使っています。
手帳に目標をすべて書き、それを毎日見て、どうすればそこに辿り着くか考える習慣を身につけられたと語りました。
この本に出会わなかったら、今の自分は絶対ないと思うと述べます。
相川氏のモチベーションを保つ秘訣はこのような取り組みからも垣間見ることができます。
まとめ
日本一の美容医療グループに発展した湘南美容外科クリニックの相川氏の目的達成の秘訣について、私たちは参考にすべき項目が多くあるでしょう。
ぜひ、自分自身のおこないにも取り入れてみてください。

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