風の時代の経営とは?社長が取り組んでおきたい6つの事項

最終更新日: 2022/11/25 公開日: 2022/11/25

「風の時代で、経営をおこない安定的に利益を伸ばすには何をすればよい?」「経営者は風の時代において、具体的に何をしてどのようなことをすればいいの?」

風の時代では、縦のつながりではなく横のつながりを大事にすることや、コミュニティの中での世界観の共有が重要になります。

この記事を読めば、風の時代がどういうものなのか、今までの時代と何が変わったのか、そして経営者は何をすればよいかが分かるでしょう。

この記事は、セミナーズのYouTubeチャンネル「【風の時代の経営とは?】社長が具体的に意識すべきこと」を記事化したものです。

ぜひ、動画も併せてご覧ください。

この記事を読み終えると、以下のことが分かります。

  • 風の時代とは何か
  • 今までと風の時代では、人々の考えや価値観はどのように変化したか(何に魅力を感じるようになったのか)
  • 風の時代で、社長は具体的に何を意識するべきか

風の時代とは?

2021年以降、風の時代という言葉は、さまざまな場所で言われるようになりました。

皆様も耳にされたことが多いかと思いますが、具体的に今までとは何が違うのか分からない人も多くいらっしゃるでしょう。

経営者としては、世間で話題になっていることや、社会の流れを認識しておくことは重要です。なぜなら、世間のニーズに合わせた経営をすることが安定した利益を生むこととなるためです。

風の時代で求められていることや、風の時代に入る前後では具体的にどのような変化があったのかを解説していきます。

土の時代から風の時代へ

2020年までの土の時代から、2021年からは風の時代へと移り変わりました。

土の時代では「生産性(productivity)」が大事にされていました。

そして現代の風の時代において、求められることは「サステナビリティ(Sustainability)」の価値観です。

サステナビリティとは、維持継続ができる健全な持続可能なものの考え方のことを言います。

例えば、サステナビリティの重要さは、地球環境によく当てはまります。

現在、環境破壊は急激に進んでいて、異常気象の発生頻度が増えたり、地球資源の枯渇が進んだりしています。

アメリカや日本が、今のような生活水準を長く続けていたら、環境資源はいつかなくなってしまうでしょう。

つまり今の時代では、生産性を求めてもサステナブルでなければ、意味がありません。

生産性のみではなく、維持継続ができるような生き方を見つける必要があり、シフトすることが求められているのです。

風の時代では、人々のライフスタイルや働き方が変化します。それに伴い、価値観や重要視する項目も変動していくこととなるのです。

こちらの記事では、風の時代の人々の暮らしについてご紹介しています。本文を読み進める前に、目を通していただけると理解が深まりやすいでしょう。

風の時代で世間が求めていること

風の時代と土の時代では、世間の価値観や求めていることに大きな変化があります。

風の時代で求められる事柄について見ていきましょう。

土の時代風の時代
プロダクティビティサステナブル
モノ、お金、理論情報、体験、感情
所有、権利シェア、共感
縦社会横のつながり
達成、個人の成功あり方、みんなで
自分で独学コミュニティで共に成長
土の時代と風の時代で求められるものの違い

情報・体験・感情

風の時代では、世間は情報を求めています。そしてそれは、単なる情報ではなく、価値があり意味のある情報です。

その中でも体験、感情的な感情が特に求められています。

これまで土の時代において大切なものはモノでした。例えば、お金や、理論、売上だとか、成功する方法、売り上げを伸ばす方法などがあげられます。

シェア・共感

風の時代では、感動するような背景を伝え、有益な情報を届けられる人が求められる時代になっています。

そして、何かを所有していたり、権利を持っていたりすることを次々にシェアする「シェアリングエコノミー」ということがいわれる時代になりました。

SNSの投稿でも自分の地位や権利を誇示する投稿よりは、共感が得られるような情報を皆は求めます。

一方、土の時代では、所有や権利が大事にされていました。お金を多く持ち、物質的に豊かなことが賞賛される時代でした。

横のつながり

風の時代では、横のつながりを重視します。「あの場所(人)いいよね」という共感の上で関係性を作りながら時代が動いていきます。

一方、土の時代は縦社会でした。上から情報が降りてきたものの知識・知見を受けとるという時代であったでしょう。

皆でよくなっていく

風の時代では「皆でよくなっていこう」というあり方が求められるようになっています。

土の時代までは、達成や個人の成功を求めて、何かを所有したりお金を稼ぎたいという思いが原動力になっていました。

コミュニティで共に成長

風の時代では「一人よりみんなで」という価値観が根底にあるために、コミュニティで共に成長することを大事にします。

土の時代では理論によって証明することや、きっちりとしたものによって区分していくという自分で一生懸命に考えて学ぶというスタイルでした。

風の時代の経営で意識すること

風の時代の具体的な処方箋として、経営者や起業家はどのようなことに取り組んでいけばよいのでしょうか。

風の時代で意識すべき、6つのことについてご紹介します。

ビジネスの収益源をサブスクにする

風の時代において大事なことは、ビジネスの収益をサブスクにしていくということです。

サブスク型というのはサブスプリクション、つまり「会員登録制」にするということを指します。

例えば、サブスク型で大きく成功したビジネスモデルには、ネットフリックス、Amazonプライムがあります。

サブスクリプション型を採用している企業は、時価総額よりもとても大きなビジネスを担っているのです。

企業は、ビジネスモデルをサブスクリプション型にすることによって、毎月ごとに会費が入ります。

これは、企業にとっては、ビジネスが安定しやすいだけではなく、未来の収益も予測しやすいというメリットがあるのです。

これは投資家にとっても利点であり、将来の予測がしやすいことは、投資しやすい事業でもあります。

企業成長がしやすくなるとともに、風の時代で世間が求めている価値観のコミュニティ化(会員制度)も達成できます。

1対1で売るのではなく、コミュニティで紹介を促す 

風の時代に必要な処方箋の二つ目は、コミュニティで紹介を促すことです。

今までの一対一で売るという個人面談の営業スタイルは、もちろんこれからも続きます。

そして、風の時代の営業では、コミュニティの中で紹介されるような商品の営業の仕方が主流となっていくでしょう。

従来の営業スタイルでは、1対1の形で初めて会った人に商品の魅力をいかに伝えるかに焦点をおいていました。個人が商品を売り込み、購入を促しアプローチをする形です。

一方、風の時代の営業では個人で売り込まなくても、コミュニティの中で自然と購買行動が行われ、商品の認知が進んでいくスタイルになります。

コミュニティの中で、「○○のサービスがよい、○○もおすすめしている」などの口コミが広がっていき、自然に利用者が増加するのです。

特にインフルエンサーの人が商品をおすすめしていれば、それを利用したいと考える人も増えるでしょう。

コミュニティの中で営業ができれば、営業をしなくても売り上げの向上が可能です。新しい営業の形である、インサイドセールスについて知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

インスタ映えしやすくする、共有しやすくする

インフルエンサーを始めとした人々が紹介しやすいように、商品・サービスをインスタ映えしやすくすることも重要です。

例えばインフルエンサーの人が、自分がよいと思った飲食店を紹介したいけれども、思うようなよい写真が取れないとします。

よい映像が撮れないと共有しづらいと感じてしまい、紹介を断念する場合もあるでしょう。

このようなことを防ぐためにも、インスタ映えする写真を掲載することは大切です。

何かの商品やサービスの写真や映像を撮ったときに、「いい絵になる」いわゆる「インスタ映えする」ということが風の時代においては重要であるのです。

インターネット上では、話題になるものは仮想空間上の中を風のように一気に広がってきます。

商品をインス映えしやすくしておくことは、写真として使いやすい、共有しやすいものです。

インスタグラムのマーケティングについて知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。企業にとってのメリット・デメリットを把握しておくことで、効果的な宣伝が可能になります。

商品効果を訴えるのではなく、世界観を共有する 

風の時代では具体的な商品効果を売りにするのではなく、世界観を共有することが大切です。

土の時代では、以下のように商品効果やスペックを売り出す形でした。

土の時代の宣伝の例
「糖質○○%カット」
「美味しさはそのままで、カロリー○○を実現」
「アルコール度数○○」

一方、風の時代では、効果効用を訴えるスタイルから、世界観の共有に変化します。

風の時代の宣伝の例(感覚のシェアが広がっていく)
「楽しい!」
「素敵だよ!」
「私は○○によくいきますが、とてもいい場所だよ!」

このような人々が体験した温度感が風にのって広がっていき、それを耳にした人達がその商品に魅力を感じることになるのです。

新規は追いかけるのではなく、今の絆を大事にする 

風の時代では、新規顧客は追いかけるものではなく、風にのってやってきます。

その風に売り手の商品情報や世界観を、どれだけ素敵に広げられるかが大切です。

そうして接点ができた方との絆を大事にするとよいでしょう。1回の取引でできた絆をリピートに変えていくことが重要です。

新規営業を取るところには爽やかに1回ご購入していただき、関係ができた顧客には、近しく絆をつないでいきましょう。

自己利益だけではなく、三方よしを目指す

風の時代では、自己利益だけではなく「三方よし」を目指しましょう

三方よしとは、「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」の三方向によいことをし、商売を発展させていく考え方です。

自己利益のみを追いかけて、自分だけ良くなればいい、稼げばいいと考えると、風にのってその思いは世間に広がってしまいます。

例えば、「あの人が怪しい」「気をつけたほうがよいかもしれない」と言ったように、人の噂話はすぐに広がりますし、命とりになることもあります。

自分の内面の世界観が風のように広がってしまうのは、風の時代の良い点でもあり悪い点でもあります。

そのような意味でも、自分の心の中をどれだけピュアにできるかどうかが重要です。そしてこれは、三方よしによって実現できるでしょう。

自分のみでなく、つまり、三方向によいことを意識してみてください。

自分の会社の社員である「売り手」、お客様である「買い手」、地域社会などの「世間」すべてが、幸せになるような行いをしましょう。

三方よしの概念について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

まとめ

風の時代では、サステナブルであること、共感、横のつながりからコミュニティを育てることが重要です。

今回ご紹介した事項をおこなうことにより、5年10年経った際にやった人とやっていない人で大きな差が広がっていくでしょう。

「サブスク型を導入する」「コミュニティを始める」などできるところから、取り入れてみてください。

動画についてもぜひ何回か見返していただき、これからの時代を過ごすヒントを感じ取っていただけたら幸いです。

セミナーズ通信

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最終更新日: 2022/11/25 公開日: 2022/11/25
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