
現代において、SNSを活用する企業が大半ではないでしょうか。
「どうして集客できているのか?」と分析するためには、すでに成功している企業から学ぶことが近道になります。
今回は、代表的なSNSで多くのユーザーから支持されている企業アカウントをピックアップしています。
さらに、SNS集客で成功したポイントも合わせてご紹介しているため、ぜひ最後までお読みください。
SNSで代表的なソーシャルメディアは?

SNSで代表的なソーシャルメディアは、以下の6つになります。
- YouTube
- LINE
- TikTok
どの媒体も現代は、ユーザーが日常で使用しているソーシャルメディアのため、集客やマーケティングを行う際に使用するプラットフォームとしてとても効果的です。
それぞれのSNSの特徴や利用者数を知りたい方は、以下の記事をお読みください。
SNS集客の成功事例

ここからは、SNS集客の成功事例をご紹介していきます。
Twitter|シャープ株式会社

シャープ株式会社は、日本電機メーカーです。シュープは、「ガールズ総合研究所」の調査によると“好感をもった企業SNSアカウント”で選ばれています。
SNSはビジネス最前線の人たちが流行を作るのではなく、10~20代など、若年層による発信が一大ブームを引き起こすことがほとんどです。
そのためこういった情報源から意識的に流行を取り入れるようにしましょう。
SHARP 面白い投稿やタメになることが多いから。 (大阪府17歳女性)
SHARP ツイートが流行りのネタなどを入れたものになっていて面白いから。(東京都18歳女性)
引用:ガールズ総合研究所
上記のように、若年層のユーザーからユーモアセンスのある投稿やほっこりするような投稿が支持され、フォロワー数も82.4万人(2022年2022年8月現在)まで増え続けています。
- 「他社メーカーの方がいいじゃん」
- 「眠いな」
このような大企業のSNSでは基本的にありえない投稿をあえて行い、好感を持った企業アカウントで1位になっています。
他社と比べ、悩み解決などの真面目なツイートだけではなく、ユーザー層に寄り添った内容で「見ていて楽しい」と思われるツイートをしたことで成功しています。
・面白いを主旨にユーザーが楽しめるSNSマーケティング
・ユーザーの投稿を引用リツートして積極的に接触する
・トレンド性を意識したツイート
Twitter|ローソン

コンビニ大手の「株式会社ローソン」は、2010年から運用していましたが、フォロワー数が伸び始めたのは、2019年頃からといわれています。(参考記事:Twitterフォロワー数で企業の公式アカウントNo.1、ローソン白井明子が語)
以下の2つの戦略を実行したことで大きくフォロワーを伸ばしています。
- 懸賞キャンペーン
- キャラクターとのコラボレーション
ローソンの商品の中でも、スイーツがユーザーから支持されていたため「#ローソンのロールケーキを食べたい」と投稿すると無料引換券が当たるというプレゼントを行なっていました。
さらに、キャラクターとのコラボを行ったことで、その後も「またキャンペーンがあるのでは?」と思われていたため、フォロワー数も減ることはなかったといいます。
・シェアしたくなるツイート内容
・コラボにより差別化に成功
・推し活ファンによりエンゲージメントを向上させた
Instagram|青山商事株式会社

青山商事株式会社は、紳士服、スーツの販売数1位を獲得している紳士服販売チェーン店です。
「洋服の青山」と聞くと紳士服のイメージがあるでしょう。しかし、『ガールズアカウント』という女性向けに最新トレンド情報をInstagramで投稿しています。
- 「プリクラで盛れる方法」
- 「JKトレンド9割分割加工が可愛すぎる」
- 「ゲームセンターが映える」
これらのように、ターゲット層の興味をひき、プロフィールでは「#青春スーツ」で投稿してね!と若年層から支持されています。
若年層だけじゃなく、スーツをキレイに着こなしたり、スーツに合ったメイクなど、キャリアウーマンにも見られていることも人気の秘訣だといえます。
今後スーツを買う予定がある若い人をターゲットに、「就活ヘアメイクの基礎知識」なども発信しています。
・SNSの特徴を活かし新しいターゲット層にアプローチ
・ターゲットに沿った有益情報を発信
・トレンドを意識し、ターゲットに響くコンテンツの研究
Facebook|ハーゲンダッツジャパン株式会社

ハーゲンダッツ株式会社は、アメリカのアイス大手ブランドです。
ハーゲンダッツのターゲット層は「女性20〜34歳」です。
しかし、女性20〜34歳は、テレビ離れしている年齢のため、対策としてFacebookで真面目な投稿を中心に発信をしています。
Facebookは、毎朝のニュース情報のついでに確認することを想定し、基本的にオフィシャル情報を中心に投稿しています。

さらに、「幸せのハーゲンダッツ探し」というサイトを制作し、ハート型に出会えたらラッキーな人というジンクスを作り出しています。
“ハーゲンハート”と名付けられ発見したら「シェアしてください」とUGC(ユーザー生成コンテンツ)を重視しています。
・接触する機会が減ったターゲットに合わせてターゲティングする
・UGCを活用してユーザーとコミュニケーションを取る
・プロモーション投稿で有名人を起用
YouTube|食欲コントロールダイエット講座

食欲コントロールダイエット講座は、ダイエットに関する情報や食に関しての有益情報を提供しているチャンネルです。
YouTube発信者「富永 康太(とみなが こうた)」さんは、理学療法士として、約30,000人の患者の治療に携わっています。
また、2019年には「一般社団法人 食欲コントロールダイエット協会」を創業し、起業家としても活躍しています。。
積極的にSNSでダイエット情報を発信することで、SNSの総フォロワーは15万人を超え、オンラインサロンは200人を超える有名なダイエット指導者です。(参考記事:東洋経済オンライン)
YouTubeやTikTokなどを活用し、生配信機能で質疑応答を行ない、ユーザーとコミュニケーションを取りながら悩みを解決をしています。
・完全に悩み解決に視点をあてた
・実際に成功体験を集めて発信(ユーザーの信頼度を高めた)
・ブームのダイエットに対して“効果がない”ことを赤裸々に発信する
LINE公式|焼肉店「極上赤身 焼肉 藤」

極上赤身 焼肉 藤は、2021年3月末に阪急・茨木駅に開店した焼肉店です。
店舗の開店当初から公式LINEを活用したところ、Web予約の月件数が2.5倍に増加しています。(参考記事:LINE for Business)
対策として、一度来ていただいた顧客に再来店(リピーター化)を促したいため、LINEのお友達追加のご案内をしました。
顧客には、仕入れた肉の特徴、また世間話など、コミュニケーションを積極的に取り、最新情報も定期的に発信していきました。
LINEは年齢問わず誰もが使用するツールのため、簡単で使いやすい!と高齢の方からも好評を得ています。
・シンプルで簡単に予約ができるフォーム制作
・コミュニケーションが取りやすく、返信が早い
・メッセージ配信で予約数を増やした
TikTok|ドミノピザ

大手ピザチェーン店で有名なドミノピザは、TikTokで積極的に投稿をしています。
ピザを作る工程の動画を発信し、若い世代から注目を集めています。さらに、若年層から人気の楽曲を選定し、流行のハッシュタグをうまく活用しています。
ある動画では、TikTokユーザーから大好評で、41万いいねを突破している動画もあります。
若い世代が重視している「トレンド」をうまく活用し、ブランドの好感度を向上させている成功事例です。
・トレンドをしっかり抑えたアプローチ
・ユーザーとのコミュニケーション
・流行曲をしっかり取り入れている
まとめ
ご紹介した成功事例に共通するポイントは以下の通りです。
- ユーザーに役に立つコンテンツを届ける
- ターゲット層に響く投稿内容の研究(トレンドを抑える)
- 各SNSの特徴を研究し、うまく活用する
- ターゲット層に支持されているインフルエンサーを起用
- 拡散したくなるようなコンテンツを制作し購買意欲を訴求する
基本的にSNSで「商品・サービスを売る」というよりは、ブランディングに注力している企業が多いです。
つまり、企業自体の好感度を向上させることを意識した発信を心がけることが重要になります。
ターゲット層にあったトレンドをしっかりと抑え、SNS集客を成功させていきましょう。

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