【経営者にもおすすめ】ジェイソン流お金の増やし方で投資を学ぼう

最終更新日: 2023/01/27 公開日: 2023/01/27

「ジェイソン流お金の増やし方の内容について知りたい!」

「ジェイソン流お金の増やし方の知識を経営に活かしたい!」


ジェイソン流お金の増やし方は、お金を貯める方法や投資の方法が初心者に向けて分かりやすく書かれています。

経営者の方も、投資を取り入れて企業の資金を増やしていく、また投資思考を身につけてみてはいかがでしょうか。

この記事では、ジェイソン流お金の増やし方の概要とともに、初心者の方向けに投資の概要についてご紹介します。

この記事は、以下のことが分かります。

  • 『ジェイソン流お金の増やし方』の概要
  • 投資の大切さ
  • 投資をする上での注意点
  • 経営者に投資思考が大切なことについて

ジェイソン流お金の増やし方とは

引用元:Amazon

『ジェイソン流お金の増やし方』とは、お笑い芸人としても有名な厚切りジェイソンが、お金の増やし方について書いた本です。

厚切りジェイソンは次の3つの顔をもっています。

  • 芸人
  • IT企業取締役
  • 投資家

また、資産運用をおこない、運用のみで家族全員が暮らせるだけのお金を15年で増やしたそうです。

そのノウハウを本書ではご紹介していますので、気になる方はぜひご覧ください。

ジェイソンは、「コツコツお金を入れて、あとは待つだけ」というものを実践したのみと言います。

今回は経営の観点から、ジェイソン流お金の増やし方の内容を解説していきましょう。

アメリカで初めて就職をした時に投資を始め、そこから約15年。僕はひたすら「とにかく効率的に簡単にお金を増やす」ことをテーマに取り組んできて、気がつけば2年前には家族全員が一生安心して生活できるお金を投資の利益だけで得ることができるようになりました。巷で最近よく聞くFIRE(経済的自立と早期リタイア)だね。

でも、僕はそもそもFIREを目指して投資をしてきたわけではありません。アメリカは、国からの公的補助が日本と比較して乏しいので、じぶんたちで老後の資金をなんとかするという意識が根付いています。

(中略)

僕はもともとデータを調べることで、そしてそのデータを基に一番効率よい方法で効果を得るということを大切にしています。
過去のデータ、著名な投資家たちの考えをベースに、毎日の仕事や家族との時間を犠牲にすることなくお金を増やす方法を導き出しました。その結果が約13年でのFIREです。

13年という年数が早いのか遅いのかはわかりません。ただ、ひとつ言えることは、僕はとても堅実にお金を増やしてきました。そう、僕はとても保守的な投資家なんです。

ジェイソン流お金の増やし方(著者:厚切りジェイソン)P5より引用

投資で経済的自由を確保する

厚切りジェイソンが投資をおこなっている理由は次のものです。

  • 家族が安心できるような暮らしをおこなうため
  • 自分の選択肢の自由度を広げるため

お金を増やすことを目的とするのではなく、その先の大きな未来や目標を実現・確保するためにおこなうことがゴールです。

そのゴールを叶える手段として、お金を増やすことが有効に働くでしょう。



この目的は、企業経営にも言い換えられるのではないでしょうか。

  • 社員の暮らしを守り、何がおこっても給料を支給させるため
  • 企業の新規事業を始めるなど、選択の自由度を広げるため

経営者の方も企業の未来のため、社員の生活・未来の安心のために興味を持った方は取り入れてみてはいかがでしょうか。

投資の大切さとは

投資に対して以下のような、マイナスなイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。

「ギャンブルみたいで怖い」
「絶対に損をする気がする」

厚切りジェイソンによると、「投資をしないのは一番の無駄」であると言います。

選択しなかったことで失った価値であり、せっかく増やす機会があるのに、お金をそのままにしておくのはもったいないとのこと。

それほど日本では、まだまだ投資する文化が根付いていないと言えます。

アメリカと日本の金融資産

アメリカと日本の項目別の金融資産の割合には大きな違いがあります。

例えば、アメリカと日本の金融資産の割合を比べると以下のようになるとのことです。

アメリカ

  • 預貯金…13.7%
  • 株式等…32.5%
  • 投資信託…12.3%

日本

  • 預貯金…54.2%
  • 株式等…9.6%
  • 投資信託…3.4%
→アメリカの「株式」「投資信託」は「預貯金」を大幅に上回っていることが分かります。

理由としては、日本より年金や公的補助が少ないために、自分でお金を増やして、やりくりする意識が根付いているからだそう。

日本人も投資に意識を向けて、積極的にお金を増やす努力をおこなうことができるでしょう。

高等学校の授業にも導入

文部科学省により、2022年度以降の高等学校の家庭科の授業でも、「資産形成」「投資教育」が扱われるようになりました。

これは、日本全体で金融リテラシーを上げて、個人が主体的に行動していく大切さを教える目的もあると言います。

また、自分の力でお金を生み出すことが重要であるということを教える役割もあるとのことです。

ジェイソンは投資に対して、以下のような考えを述べています。

世の中の素晴らしい商品やサービス、価値を生み出している事業に自分のお金を使って支援する。そして、結果としてその事業が世界を豊かにして、そのリターンが利益となって、自分も豊かになるというのが投資。決してギャンブルではないことがわかってもらえただろうか。

ジェイソン流お金の増やし方(著者:厚切りジェイソン)P17より引用

マネーリテラシーを高めたい方はこちらの記事もご覧ください。

この記事では40代の個人事業主の方に対して書かれたものになりますが、全年代の方が参考にできるでしょう。

運用額設定に知っておきたい72の法則

72の法則は、投資でよく使われる用語で、元手が2倍になるまでの期間を求める法則のことをさします。

仮に投資をおこなったとして、自分が目標額に達するためには、何パーセントの運用をするべきかが算出できます。

投資をする前に、この法則に目標金額を当てはめてみることで、どのくらいの利益を出せばよいのか見当をつけられるでしょう。

72の法則の基本は「72÷2倍になるまでの年数=金利(%)」で計算します。
この計算をすれば、〇年までに元金を2倍にするには何%の金利で運用をすればいいのかの目安がわかります。

前述した100万を金利0.001%の銀行に預けて、2倍の200万にする場合は
72÷0.001%=72,000年
という結果がわかります。

〇年後までに元手を倍にしたいという目標があるのであれば、基本の計算式に数字を入れれば運用の年利がわかります。

(例)貯金400万円を持っている25歳のひとが、
定年の65歳までに2000万円の貯蓄を目指すとしましょう。
毎年、30万円を貯蓄したとしても、
老後資金の2000万円になるにはあと400万円が足りません。
その場合、40年間で最初の貯蓄の400万円を倍にするため、年利何%で運用すればいいのでしょう?
72÷40年=1.8%
「年利1.8%」で運用をすれば、40年後の退職時には800万円が貯まり、貯金と合わせて2000万円になります!

ジェイソン流お金の増やし方(著者:厚切りジェイソン)P18より引用

投資の3つの手順とは

厚切りジェイソンがおすすめする投資の3つの手順は、ごく簡単なことであると言います。

  • 支出を減らす
  • 残りのお金を投資に回す
  • 待つ

また、厚切りジェイソンは実際に、「トータル・マーケット・インデックスファンド」に投資をしているそうです。

なぜ、このファンドに投資をしているかというと、投資の神様と言われるウォーレン・バフェットの影響が大きいとのこと。

ウォーレン・バフェットの実績を少しだけご紹介します。

2007年、バフェットはファンドマネージャーと、100万ドルを使ってある賭け事をおこないました。

  • ウォーレン・バフェット…インデックスファンド
  • ファンドマネージャー…ヘッジファンド(株式・外貨・不動産・金融派生商品などを取り込んで運用)
  • でどちらが利益を出すかという賭けをおこなったそう。

    結果、
  • インデックスファンド→利回り年平均7.1パーセント
  • ヘッジファンド→利回り年平均2.2パーセント
  • という結果になったそう。

    また、ウォーレン・バフェットは、自分の妻に向けてこう伝えを残しています。

    「万が一のときは、自分の資産の90%はインデックスファンドに投資しなさい。長期的に見れば良い結果を残せると信じている。」

    投資をする際に注意することとは

    投資をおこなう際は、適切に注意点を把握しておこなうことが大切です。

    投資をおこなう際の注意点をご紹介します。

    資産を分散させる

    投資する対象を複数個つくれば、一つの投資先が下がっても、ほかの投資先でカバーすることも可能です。

    書籍では、例を上げています。

    例えば、100万円の投資費用があるとします。

    一つの個別株のみに投資した場合は、その企業が業績不振に陥ったり、不祥事があったりしたら、株価が暴落することがありかなりリスクです。

    資産を分散させることで、一つの企業の株価が下がっても、ほかの企業の投資も同時におこなっていればリスクヘッジができます。

    時間を分散させる

    一度に一気にお金を投資するのではなく、株価の値は毎日変動するため、少しずつ分散させて投資することで、リスクヘッジができます。

    この方法を、ドルコスト平均法と言います。

    ドルコスト平均法…投資する一定額を決めて、分散させながら定期的におこなう投資の方法です。

    長所は、毎日の株価の動向をチェックしなくてもよいこと。

    書籍での例をご紹介します。

    100万円を5カ月に分けて20万円の投資をおこなう場合を想定しましょう。

    初月に20万で購入した後、来月に10万円低くなったとしても、100万円を一度に費やすよりは損失が低くなります。

    また、残額の80万円を安い値になったところで買い増すこともできると言います。

    このように、一度にすべて買うより、定期的にコツコツ購入していくことが、リスク分散につながるという訳です。

    情報収集を欠かさない

    厚切りジェイソンは、日常的に金融に関する情報をインプットするそうです。知識が増えるとともに、リスクに備えることもできます。

    情報収集が必要な理由を以下のように述べているのでご覧ください。

    日常的に情報を仕入れるのは大切だと思う。特に投資をする上ではね。でも、それは情報を活用して運用方法をその都度変えようという話ではなくで、心の備えを保つためなんだ。

    株価のほとんどは人間の感情を基に動いているといっても過言ではないと思う。なにかの情報を基に人の心理が動き、それにほかの人もつられて、株価が上下しているんだ。でも情報があれば、値下がりの原因もわかるし、それが人の心理にどう作用して、将来的にはどういった動きになるかがなんとなく読めてくる。それに過去の同じような事象を情報をとして知っていれば、それも参考になるしね。

    ジェイソン流お金の増やし方(著者:厚切りジェイソン)P127より引用

    経営者にも投資思考が大切

    厚切りジェイソンは、いつもリスクをとる行動をしていた結果、今のような自分にとって満足のいく生活ができたと言います。

    厚切りジェイソンが最初に入社した企業は、GE(ジェネラル・エレクトリック社)でした。そこで、一生働いて安定した生活を送るのも一つの選択肢であったと言います。

    しかし、ジェイソンは、GEに所属するより結果大きなリターンが得られると思い、ベンチャー企業に転職をしました。

    常に「どうしたらお金を増やす確率が高くなるか?」ということを考えていたからこそ、その結論に至ったと言います。

    しかし、「自分の人生のリスクをとっただけで、投資のリスクをとったわけではない」とも言います。

    投資のリスクを、無暗に計画なしに取ることは勧めないと言いますが、人生のリスクはコントロールできるからということです。

    20代のうちに、スキルを身につけ、退職したGEに戻れるように根回しもしていた。それに20代のうちに挑戦したことも重要だったね。若い時に成功すれば大きなお金を長期間投資に回すことができて運用益が大幅にアップするし、仮にビジネスで失敗をしてもやり直しがきく。

    でもこれが50代でリスクを負うとなると、大きなお金が手に入っても運用できる期間が短いし、仕事で失敗した時にその後の人生のダメージも若い頃よりは大きくなるでしょう。

    ジェイソン流お金の増やし方(著者:厚切りジェイソン)P31.32より引用

    まとめ

    ジェイソン流お金の増やし方の内容の一部についてご紹介しました。今回ご紹介した内容を以下にまとめますので、ご覧ください。

    投資は、人生や生活の選択肢を広げるものであると言います。

    また、厚切りジェイソンがおすすめする投資の手順は以下の3つでした。

  • 支出を減らす
  • 残りのお金を投資に回す
  • 待つ
  • その中で「トータル・マーケット・インデックスファンド」を実践しているそうです。

    また、投資を実施する際には、以下のポイントをおさえるのがよいとのことです。

  • 資産を分散させる
  • 時間を分散させる
  • 情報収集をおこなうこと
  • これを機会に投資について気になった方は、実践してみてください。

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