
ピーター・ドラッカーの後継者とされるジム・コリンズ著書の「ビジョナリー・カンパニー」は全5巻。
世界1,000万部超ベストセラーとなっています。
- 偉大な企業になるには、どうすればいいのか。
- 偉大な企業の共通項とはなにか。
このように、大きな成功を収めるために必要となるものは何か?といった経営者にとって重要なことがわかります。
最新版「ビジョナリー・カンパニーZERO」は、“0の段階から偉大な企業になるにはどうすればいいのか”といったことが書かれています。
ビジョナリーカンパニーについて

まずは、ビジョナリーカンパニーの意味や取り入れている企業についてご紹介していきます。
ビジョナリーカンパニーの意味
ビジョナリーカンパニーの意味は、英語「visionary(先を見越す)」+「company(会社)」を合わせた造語です。
また、visionaryは「先見的」、「未来志向」といった意味もあります。
つまり、ビジョナリーカンパニーとは、目の前の成功だけではなく、先見的な志向を持って長期的に成功する企業のことをさしています。
長期的に成功している企業は、グローバル展開や一時的に利益を上げることだけに注力するのではなく、「企業」そのものがブランド化されている企業のことです。
長期的に成功するためにも、この先どうなるのか、あらかじめ見抜く力が必要にります。
そのため、世界的経済の変化に柔軟に対応していく“ビジョナリーカンパニーの思想”が必要になってきます。
ビジョナリーカンパニーの重要な要素
ビジョナリーカンパニーで紹介されている中で「最高のビジョンがあっても、最高の人材がいないと意味がない」と説いています。
しかし、第五水準のリーダーシップを持った人が強いビジョン(良質なビジョン)を持った瞬間に、企業としても成功できるといえます。
「第五水準のリーダーシップ」については、下記の記事をお読みください。
ビジョンは、言葉の定義にこだわるのではなく「3つの要素」が最も重要になります。
- コアバリュー『大切な価値観と理念』
- パーパス『経営目的』
- ミッション『使命』
上記の3つの要素を合わせることで、良質なビジョンを創造することができます。
3つの要素についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参照し、目次「ビジョナリーカンパニーZEROのポイント③:ビジョン」をお読みください。
ビジョナリーカンパニーとして取り上げられてる企業
ビジョナリーカンパニーとして取り上げられている企業は、以下の通りです。
- ソニー株式会社(電機メーカー)
- ノードストローム(アメリカのワシントン州が拠点の大型百貨店)
- ウォルト・ディズニー(テーマパーク“ディズニーランドの創業者)
- 3M(世界的化学・電気素材メーカー)
- HP(PCや電子計測関連の機器の製造・販売)
- アメリカン・エキスプレス(クレジットカード事業)
- マリオット(世界最大のホテルチェーン)
このように、数多くの有名企業がビジョナリーカンパニーを取り入れています。
日本でも有名で1度は聞いたことがある「ウォルト・ディズニー」や「ソニー株式会社」「アメリカン・エキスプレス」など、馴染みのある企業も取り入れています。
ビジョナリーカンパニーを取り入れている経営者
ここからは、ビジョナリーカンパニーを取り入れている経営者をご紹介していきます。
ジェームス・スキナー
ジェームス・スキナーは、アメリカ出身で経営コンサルタント、起業家、作家として活躍しています。
さらに、アメリカ最大級の研修会社「フランクリン・コヴィー社」の社長を務め、財務広報コピーライターなども歴任しています。
ジェームス・スキナーは日本に19歳の頃に来日し、21年間生活をしていました。
今も「世界により良い生き方を教えること」を課題に、日本、シンガポール、米国などを拠点として活動しています。
累計200万部突破している「7つの習慣」を日本に紹介したことでも有名です。
山崎拓巳氏
山崎拓巳氏は、22歳の頃に「有限会社たく」を設立し、経営者としても、一人の起業家としても人気があります。
他には、作家として約50冊、累計150万部を突破、さらに講演家「凄いことはアッサリ起きる」-夢-実現プロデューサーとしても活動しています。
また、メンタルマネジメント、コミュニケーション術、リーダーシップ論など、さまざまなジャンルを行っています。
【有名な書籍】
渋谷文武氏
渋谷文武氏は、株式会社インタメプロダクション代表取締役で、北海道ナンバーワンのカリスマ講師と呼ばれています。
自身のYouTube「やる気のなかった大学生300人を感動、本気にさせた伝説のスピーチ」は、再生数550万回を突破しています。(2022年7月現在)
企業向けのセミナーにおいては、1日で135社を集客し、そのうち32社のコンサル受注を成功させています。(これだけで売上5000万円突破)
研修会社、セミナー会社、大学や専門学校からの研修・講演、全国からのコンサル依頼があり、多数の企業からひっぱりだこです。
渋谷文武 公式サイト「© INTAMEPRODUCTION Co.,ltd. All Rights Reserved.」
砂川邦夫氏
砂川邦夫氏は、有限会社トレボンの代表取締役で、人材育成と組織育成コンサルタントとして活躍しています。
埼玉県でスイーツ専門店で有名な「シャトレーゼ」を経営し、開業当初からグループ500店舗の中でもナンバーワンの業績を上げています。
開業当初は業績は好調ではあったが、開業して6年目ごろに、周辺4か所に大型ショッピングモールを出店されてしまい業績が落ちてしまっています。
半業績は半分以上も低下し、倒産の危機に見舞われてしまいます。
しかし、最悪の状況の際にすべてオリジナルで、従業員の強み・能力を活躍できる職場環境を構築し、約3年で業績を回復しています。
具体的にどのように業績を回復させたのかを知りたい方は、こちらの動画をご覧ください。
電子書籍「起業22年目に、いま私が伝えたいこと」
まとめ
ビジョナリーカンパニーの意味は、英語「visionary(先を見越す)」+「company(会社)」を合わせた造語です。
つまり、目の前の成功だけではなく、先見的な志向を持って長期的に成功する企業のことです。
そのため、世界的経済の状況に応じた対応をしていく“ビジョナリーカンパニーの思想”が必要になってきます。
ご紹介した経営者のように、業績が悪化してしまい、どんなに長く困難で苦しい道のりだとしても「幸運は諦めない者に訪れる」ことを忘れずに、偉大な企業になっていきましょう。
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