
現代において、Twitterを運用しながらマーケティング活動や広報活動を行う企業は多いのではないでしょうか?
今回は、既に公式Twitterを運用している方や「これからTwitterを始めていきたい」という方に向けて企業のTwitter活用事例をご紹介します。
また、企業がTwitterを運用するにあたり大切なポイントを5つに絞りご紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。
企業のTwitter活用事例
早速、企業のTwitter活用事例をご紹介していきます。
シャープ株式会社|親しみやすい印象を与える

SHARP シャープ株式会社は、多種にわたる家電を販売しているメーカーです。
2022年6月の時点で、82万以上のフォロワーを獲得しています。
シャープ株式会社がTwitterを運用するにあたり、ツイート内容やリプライで“親やすい言葉使い”でコミュニケーションを心がけていることが特徴です。


上記のように、プレゼント企画さえもユーモアな内容でフランクなやり取りを心掛けています。

さらに、シャープ商品を使用していてるユーザーに積極的にコンタクトを取り、双方向からコミュニケーションを取っています。
このような、自社からのコンタクトを取ることで親しみやすくなり、ファンの獲得に繋げることができます。
LAWSON|シェアしたくなるようなツイート

続いて、コンビニチェーンで有名なLAWSON。
唯一、コンビニの中でも高級チョコレートの専門店『GODIVA』とのコラボ商品などに力を入れ、売上が前年比と比べ7割増にもなったといわれています。(参考記事:SEMRUSH)
LAWSONのTwitter運用は、商品の紹介をするだけではなく、ユーザーがシェアをしたくなるようなツイートを投稿していることが特徴です。

上記の画像は、キャンペーンの宣伝でないにも関わらず、シェアが164リツイートもされています。
理由として、以下の工夫によりシャアされたと考えられます。
- 投稿時間が夕方の晩ごはん前の投稿
- 背景にもこだわり購買意欲に訴求している
- コメントを送りやすいツイート内容
このような工夫によって、こちらの投稿へのコメントには「いくらが好きです」「私もサーモンが好きです」というユーザーから接触してくる機会が増えています。
こういったツイートの内容は、ランチ前や晩ごはん前に合わせて投稿することで、「LAWSONでお寿司買おうかな?」と購買意欲に訴求し、来店する可能性を高めることに貢献しています。
任天堂株式会社|動画ツイートの発信

任天堂株式会社は、有名な「ぷよぷよ」「マリオカート」といったゲームやおもちゃの製造や販売を行なっています。
Twitterでは、ゲーム界の中でも圧倒的に人気なキャラクターをヘッダーに取り入れ、海外ユーザーからも支持を得ています。
さらに、人気のキャラクターが数多く登場するアカウントからの情報発信は、親近感を感じさせ、シェアやいいねを多く獲得しています。
任天堂株式会社のTwitter運用は、動画を取り入れたツイートを発信していることが特徴です。

多くの一般ユーザーは、タイムラインに表示されたツイートは流し読みしてしまい、読まれない可能性があります。
しかし、このようにスクロール中に動画が流れると、通常のツイートよりも目に留まり反応してもらいやすくなります。
リアルのゲーム内容を動画にすることで、「楽しそう!!」「見てるだけで面白い」というコメントが集まっています。
このように、動画を取り入れて発信をすることで、自社商品やサービスの認知度の向上だけではなく、ツイートを見ているだけでユーザーが楽しんでくれる可能性もあります。
株式会社UNIQLO|購入までの誘導がスムーズ

株式会社UNIQLOは、日本だけではなく海外でも有名であり、アパレル業界の大手です。商品数も豊富でレディース・メンズ服など幅広く商品を販売しています。
UNIQLOは、2022年6月時点で「116万人」以上のフォロワーを獲得しています。
UNIQLOのTwitter運用は、自社商品をユーザにわかりやすく発信していることや、悩み解決に視点を当てて発信していることが特徴です。

上記のように、「雨の日のコーデ」のサンプルや、実際にモデルさんが着た画像を取り入れ、「カラーコーディネート」の提案をしています。
こういった「こんな日は何を着たらいいんだろう...」と悩み解消をするツイートでユーザーを惹きつけています。

さらに、惹きつけた後は、自社サイトへしっかりと誘導しています。
ユーザーの悩み解決や、コーディネートの提案をして購買意欲に訴求した後に、自社ECサイトへ誘導することで、CV率は向上しやすくなります。
このように、Twitterでは商品の紹介だけではなく「悩み解決」「よりよい商品提案」をすることで、宣伝効果は上がります。
そして、ただ発信するだけではなく、しっかり購入ページまで誘導することで売上に繋がります。
まるかつ(とんかつ店)|ユーザー視点に基づいたツイート

奈良県にある、とんかつ屋「まるかつ」は、お弁当や丼、定食などを提供している飲食店です。
まるかつのTwitter運用は、徹底的にユーザー視点に基づいた発信をしていることが特徴です。

上記の左の画像は、37,900リツートにものぼり、多くの人から拡散されています。
上記の行いは、「数十円も払えない人がいる」「出世払いでいい」という店長の思いから始まった活動です。
もうさんざんお金で苦しんできた人が一瞬でもお金から解放されるための選択肢を提供させてもらっているつもりです。
引用:「まるかつ無料食堂」スタートして半年後のご報告と御礼
このような発信により、Twitter内でバズり(大拡散)、多くのユーザーに店舗の世界観を一気に伝えることに成功しています。

さらに、上記のツイートは『顧客が喜んでくれれば』という店長の熱い思いをユーモアに表現しながらツイートすると「6.5万以上のリツート」を記録しています。
徹底的にユーザー視点に基づいたツイートを発信することで、ユーザーの感情に訴求することができます。
そこから、Twitterの拡散力を利用すれば認知度が向上し、売上につなげることができます。
企業のTwitter運用|5つのポイント

ここからは、企業のTwitter運用での5つのポイントをご紹介していきます。
ポイント①|ユーザーとのコミュニケーション
企業のTwitter運用1つ目のポイントは、ユーザーとのコミュニケーションです。
SNSは、発信することに注力することは大切ですが、フォロワーとのコミュニケーションは最重要です。
さらに企業側は、待ちの姿勢ではなく攻めの姿勢で発信していき、ツイート内容もユーザーが“コメントしやすい”と感じる投稿を心がけましょう。
- 「バレンタイン企画でメッセージツイート」
- 「#〇〇をつけて投稿」
- 「間違い探しツイート」
このような、企画を発信することでツイートに対しての“エンゲージメント(何らかの反応・行動率)”が高くなります。
ユーザーがアクションをとれば拡散だけではなく、既存顧客とのコミュニケーションを取るきっかけができます。
さらに、ユーザーから意見を頂くことは、商品やサービスの開発・改善につなげることができます。
ポイント②|楽しませるような情報発信
企業のTwitter運用2つ目のポイントは、楽しませるような情報発信をすることです。
自社が新商品の発売やサービスの紹介の際に、アプローチを工夫することで飽きられることなく、商品・ブランドの紹介を効率的に行うことができます。

上記のように問題をユーザーに提供し、自社のレシピサイトへ上手く誘導しています。
このような行いは、ユーザーを楽しませながら商品をPRしているため、効率的に商品紹介ができます。
ポイント③|ハッシュタグも活用する
企業のTwitter運用3つ目のポイントは、ハッシュタグも活用することです。
Twitterは、InstagramやFacebookなどに比べると「拡散性」が最も優れています。
「#ハッシュタグ」を上手く活用することで、自社商品やサービスの認知度の向上やクチコミなどを効果的に伝えることができます。

例えば、ドンキホーテでは“ついつい安いものを衝動買いしてしまった際は「#安っすドンキさん」でツイートしてね!”と呼びかけています。
このような行いは、ユーザーが自らクチコミをしてくれるため、顧客同士の商品紹介につながり拡散性がグッと上がります。
ポイント④|世界観を打ち出していく
企業のTwitter運用4つ目のポイントは、世界観を打ち出していくことです。
企業が世界観をユーザーに届けることで、ブランドに対するロイヤルティが向上し、ツイートのエンゲージメントも高めることができます。

例えば、チロルチョコ株式会社は「あなたを笑顔にする」という理念を掲げています。
この理念をもとに、商品キャンペーンやTwitterで漫画のインフルエンサーなど、さまざまなコラボを実現し、ユーザーを楽しませて『笑顔』にしています。
チロルチョコのTwitter運用では、「みなさん食べましたか〜?」といった、ひとつひとつのツイートが親近感が湧き、理念に沿った投稿をしています。
こういった理念に沿って世界観を打ち出していく発信が、ユーザーを楽しませるため、手厚いファンになってくれます。
ポイント⑤|購買意欲に訴求する発信をする
企業のTwitter運用5つ目のポイントは、購買意欲に訴求する発信をすることです。
今はニューノーマルな時代になり、働き方だけではなくユーザーの購買行動にも大きな変化が起きています。
そのため、ユーザーにとってはSNSは、商品購入前の情報収集や交流だけではなく、商品を購入するためのプラットフォームになっています。
つまり、SNSを有効活用し購買意欲に訴求する発信は、企業にとって最も重要なポイントになります。

上記の画像は、サンドイッチのチェーン店「サブウェイ」のツイートです。
ツイート内容は、フォロー&リツイートをすると割引券がもらえるキャンペーンを実施しています。
Twitterは、拡散性に優れているため上手く活用することで、当たった人やそうでない人にも購買意欲に訴求することができます。
さらに、当選結果はリプライとDMでの返信のため、信頼性にもつながります。
このように、店舗へ来店するきっかけを効率よく提供し、楽しませながら発信をしていくことも大切になります。
こうしたSNSの活用法は本当に奥が深いです。
さらに視野を広くしてSNSを活用するには、こちらの記事もおすすめです。
まとめ
企業のTwitter活用事例をご紹介しました。
それぞれの企業によって運用の特徴が違うため、世界観の打ち出し方やコミュニケーションの取り方など参考にしていきましょう。
- ユーザーとのコミュニケーション
- 楽しませるような情報発信
- ハッシュタグも活用する
- 世界観を打ち出していく
- 購買意欲に訴求する発信をする
まずは、上記の5つのポイントをしっかりと取り入れ、ユーザとの信頼関係の構築や購入までの導線をしっかり提示し発信していきましょう。

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