
- 「新しくリーダーを任せれたがどうしたらいいか分からない」
- 「ここ最近、メンバーからの反応が悪い」
- 「部署の業績が上がらない」
このようなお悩みはありませんか?
経営学者のピーター・ドラッカーは、リーダーシップとして大切なのは「仕事」「責任」「信頼」と説いています。
上記のようなお悩みを抱えてしまったのには、以下が考えられます。
- 「自己が強く、人を頼っていない」
- 「そもそも信頼を得ていない」
- 「語りかけるようなコミュニケーションをしていない」
今回は、コロナ禍で求められるリーダーとは?重要な3つの要素とスキルについてご紹介していきます。
リーダーシップで重要な3つの要素
リーダーシップとは、目的や目標達成に向けてチームをまとめ、組織自体をいい結果に導いていく人、能力のことを指しています。
主に、リーダーシップで重要となる3つの要素は以下のとおりです。
- 目的達成に向けて、ビジョンや課題の優先度を示す
- ビジョンに向けて、チームがモチベーションの維持・向上する行動ができるよう促す
- ゴール地点までの課題があれば、その課題を明確化しチームに解決案を示す
「リーダー = カリスマ性(才能ある人)」というイメージがある人がいるかもしれません。
しかし、経営学者のピーター・ドラッカーによると「リーダーとカリスマ性は関係がない」と説いています。
ドラッカーによると、リーダーシップとは「仕事」「責任」「信頼」と定義しています。
・チームを支えながら、仕事の「責任」を持つ
・自身の行いでチームの「信頼」得ること
このように、“仕事”として出来ることする、そして失敗を人に押し付けず責任を持ち、部下からの「信頼」を集めることが重要といわれています。
リーダーシップとマネジメントの違い
リーダーシップとよく混同して使用されている「マネジメント」との違いについて解説します。
結論、「何を重視しているのか」に違いがあります。
- リーダーシップ:チームの目標達成に向けてメンバーを導いていく能力のこと
- マネジメント:目標達成の向けて組織管理、成果を出すための手法を考察する能力のこと
リーダーシップは、ビジョンに対して、「どのような方向に導いていくか」を重要視しています。
一方マネジメントは、「経営」や「管理」という意味もあるため、組織の成果を出すために、適切な業務をきめ細かく分析し管理していく役割があります。
そのため、管理システム、または、現実的で具体的な戦術まで重視していかなければなりません。
コロナ禍で求められるリーダーとは?

コロナ禍により、より一層リーダーの存在が求められるようになっています。
特に、世界的に女性リーダーが注目されてきています。
- ジャシンダ・アーダーン(ニュージーランド首相)
- 蔡英文(台湾総統)
- アンゲラ・メルケル(ドイツ首相)
彼女たちが、メディアで話題を呼んでいます。(参考記事:BAZAAR)
このようなリーダーには、共通している「行動」や「強さ」があります。
ここからは、上記のリーダーから学ぶ、コロナ禍で求められるリーダーについてご紹介していきます。
優先順位の明確化|早い決断をする
コロナ感染拡大に伴い、いつ危機が起こるか予測のできない時代になっているため、優先順位を明確化し早い決断をするリーダーが求められます。
コロナ禍の求められるリーダーは、今やるべきことは何か、そして迷いのない迅速な決断をが必要になってきます。
先程ご紹介したリーダーたちは、コロナ感染拡大をできる限り防止するため、迅速な決断をしています。
そのような行いにより、早期に感染拡大を抑えることができ、多くの人々を守っています。
素直に人に頼る|決定の責任を負う「潔い心」
コロナ禍の求められるリーダーとして、素直に人に頼ること、そして決定の責任を負う「潔い心」を持つことです。
経営者やリーダーだけではなく、国民のほとんどが「コロナ」に関しての知識や専門的なことを知らない人が多数でしょう。
そのため、専門家の知識を借りて“どのように対処していくのか”を適切に考察していかなければなりません。
つまり、素直に専門家の意見を取り入れ、その専門家の意見を根拠として周りに理解してもらうことが必要になります。
どんなことがあっても「専門家が言ってたから」と言い訳をせず、責任は自分で負うという姿勢が大切です。
共感する姿勢|語りかけるようなコミュニケーション力
コロナ禍の求められるリーダーとして、周りに共感する姿勢で接し「危機的状況を助け合おう」という語りかけるようなコミュニケーション力が必要です。
ご紹介したリーダーは、国民との共感性を軸にして、共に痛みを分かち合おうという姿勢に国民から評判を得ています。
組織のチームをまとめる際も、合理的に今後のことを説明していくことはもちろん大切です。しかし、その際に語りかけるコミュニケーション力が重要になってきます。
リーダーは「反対されたくない」「批判を受けたくない」という思いが強いと、慎重になりすぎて言葉足らずになることも考えられます。
要は、痛みは分かち合おうという共感力と、仲間だという立ち位置を忘れない心が大切です。
リーダーの必要な3つのスキル

ここからは、リーダーとなる人材を育成する方法をご紹介していきます。
感情の安定性
リーダーの必要なスキル1つ目は、「感情の安定性」です。
リーダーが、昨日は機嫌がよかったが今日は機嫌が悪いといった情緒が不安定だとメンバーは混乱してしまいます。
リーダーとして、感情をコントロールすることができると、期限が迫っていたり、目標達成が困難の場合であっても、適切な判断をすることができます。
平等な扱いと公平な態度
リーダーの必要なスキル2つ目は、「平等な扱いと公平な態度」です。
当然ながら、リーダーとして人によって態度を変えるといった行いをしていると、メンバーからの信頼を失います。
部下が「リーダーに嫌われた」と感じてしまうと瞬く間に心を閉ざしてしまいます。
コトラーのリーダーシップの定義は、“自身の行いでチームの「信頼」得ること”です。
リーダーとして、これを忘れることなく一個人の感情を抑え、公平に接することができるスキルが重要になります。
素直に意見を聞く柔軟性
リーダーの必要なスキル3つ目は、「素直に意見を聞く柔軟性」です。
特にチームができたばかりであれば、リーダーは周りの意見に耳を傾けながら、アイデアを取り入れることで、チームは完成に向かいます。
先程解説したように、平等にメンバーの意見を聞き、課題に対して柔軟に取り組んでいくスキルが必要になります。
まとめ
コロナ禍のリーダーとして求められることは、以下の3つです。
- 優先順位を明確化し、早い決断をするリーダー
- 素直に人に頼ること、決定の責任を負う「潔い心」を持つリーダー
- 周りに共感する姿勢と語りかけるようなコミュニケーション力を持つリーダー
そして、リーダーシップの定義は「仕事」「責任」「信頼」です。
- “仕事”として出来ること
- 失敗を人に押し付けず“責任”を持つこと
- 部下からの“信頼”を集めること
上記を大切にすることで、よりいいリーダーになれます。

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