1on1のやり方とは?具体的な進め方や部下への効果的な対応

最終更新日: 2022/06/21 公開日: 2022/06/21

「1on1ミーティングを実際に社内でも導入してみたい!」

「1on1ミーティングの具体的なやり方を知って、得られる効果を知りたい!」


1on1ミーティングは、社内でも導入を検討している経営者の方が多いのではないでしょうか。

日本の大企業はもちろん、中小企業でも積極的に取り入れられているのが1on1ミーティングです。

メリットは多くあり、実際に取り入れると、効果があったと感じる方が多いです。

メリットと具体的なやり方を知って、導入を検討してみてはいかがでしょうか。

今回は、1on1ミーティングをおこなうメリットや、具体的なやり方についてご紹介させていただきます。

今回の記事は、以下の方におすすめします。

  • 1on1ミーティングの概要について知りたい方
  • 1on1ミーティングをおこなうメリットを知りたい方
  • 1on1ミーティングの具体的なやり方を知りたい方
  • 1onミーティングのおすすめ本を知りたい方
  • 『1on1ミーティング「対話の質」が組織の強さを決める」』の内容の一部を知りたい方

1on1ミーティングとは

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1on1ミーティングは、上司と部下の1対1でおこなわれる話し合いのことです。

普段の上司と部下の対話では、
  • 上司が部下に指示を出して、部下がそれをおこなう
  • 部下が上司に積極的に提案して、二人で業務を進める

さまざまな業務の進め方があり、日々の業務の中で連携しあいながら仕事を進めます。

それぞれの企業や、人でコミュニケーションの取り方に違いがあり、どのスタイルが正解であるなどは存在しません。

1on1ミーティングでは、上司が部下の聞き役に徹するようにします。

つまり、1on1ミーティングは部下が主役であり、部下に多くの事柄を積極的に話してもらうのが目的です。

上司が部下に指示を出すことはありません。

従来の上司と部下の関係のあり方ではない方法で、対話が進められるのが1on1ミーティングの特徴です。

日本で1on1ミーティングを最初に導入したのは、ヤフー株式会社です。

今回の記事では、本間浩輔さん・吉澤幸太さんの著書『1on1ミーティング 「対話の質」が組織の強さを決める』をご参考にさせていただきました。

内容について詳しく気になる方はぜひ本を読んでみてください。

1on1ミーティングを行うメリット

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1on1ミーティングとは何か、イメージがわくと普段のコミュニケーションの取り方とは異なるスタイルであると分かるでしょう。

では、具体的に1on1ミーティングをおこなうメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

具体的なメリットをご紹介します。

なお、『1on1ミーティング「対話の質」が組織の強さを決める』では目的として紹介されている内容を参考にしてまとめています。

信頼関係の構築

上司と部下の信頼関係をつくるために、1on1ミーテイングは有効です。

普段の業務中の会話の中では、上司が部下に対して最後まで話を聞くという機会は少ないかもしれません。

  • 上司は、さまざまなマネジメントが多く手が回らない
  • 部下も、普段の業務が忙しくじっくり話す機会がない
  • 部署内の雰囲気が、トップダウン形式で上司から部下のコミュニケーションが少ない

このように、現場での状態により、あまり話す機会がない職場も多いでしょう。

また、普段コミュニケーションが多い職場であっても、部下が上司に多くの内容を話すという職場は少ないのではないでしょうか。

1on1ミーティングの機会を設けると、部下が主体の対話をおこないます。

上司と部下でじっくりと話す機会となり、信頼関係の構築に有効でしょう。

信頼関係の構築について、興味のある方は以下の記事もご覧ください。

モチベーションの増加と成果の増加

1on1ミーティングは、部下のモチベーションを高めるために大きく貢献します。

上司の一番の役割は何でしょうか?私たちは、部下にやる気を出してもらい、個人と組織の成果を最大化することだと思っています。この点について考えてみましょう。

例えば、お金であれば、貯金しても金利はわずかですし、投資をしてもリスクを伴います。

一方で、社員(人的資本)はどうでしょうか。(一部省略)上司の影響でモチベーションが下がって、ポテンシャルの半分しか成果を上げられないこともあれば、逆に、通常の50%増しの成果を上げることもある。それが人的資源の特性なのではないかと思います。

1om1ミーティング「対話の質」が組織の強さを決める P52,53

上司と部下の関係性次第で、部下のモチベーションがあがることをさします。

1on1ミーティングを実施し、モチベーションが上がると以下の事象が起こるでしょう。

  • モチベーションが上がり、成果が上がる
  • 成果が上がったことで、さらにモチベーションが上がる
  • 部下が1on1ミーティングで主体的に話す
  • さらにモチベーションが上がる、もしくは維持される
  • モチベーションが上がるまたは維持されることで、成果が上がる。または一定の成果を出し続けられる

1on1ミーティングを1度おこなっただけでは、成果は出づらいです。出たとしても、一過性であり、長くは続かないでしょう。

定期的におこなうことでモチベーションが上がり維持されます。

部下が自主的に意見をいったり、自由に話せる場を設ける。そこには、上司の傾聴力や手腕が試される場面でもあるでしょう。

組織全体のモチベーションを高め、組織の活性化ひいては、成果を上げることにもつながるのです。

経験学習のサイクルが回る

下の経験学習のサイクルが回り、自主的な業務改善につながる効果があります。

経験学習とは、『1om1ミーティング』「対話の質が」組織の強さを決める』で以下のように説明されています。

経験から学ぶことに重きを置く人材育成の方法で、個々の仕事経験を学びに換えて、次の業務に活かしていく、という考え方です。

ヤフーにおいて、経験学習は、社員の誰もが知る人材育成のコンセプトであり、1on1を実施する目的の中心に位置づけられています。

1om1ミーティング「対話の質が」組織の強さを決める P45

経験学習により、人は学んでいきます。

1on1ミーティングでは、最初に部下がおこなった業務の報告をおこないます。
そして、上司との対話により、部下は、業務の振り返りと内省を自主的におこなうでしょう。

その後、上司との対話により、内省を言語化します。そうすると、自身の考えが明確化し自分の中に落とし込むことが可能になるでしょう。

また、自身の気づきから、次の目標を立てることにより新たな学習をしていきます。

そして、また、目標を振り返り、内省し、目標を立てるというサイクルが回るでしょう。

部下を通して組織に必要な情報を得る

1on1ミーティングは、部下のみでなく上司にもメリットがあります。

上司は、部下から社内の組織の情報収集ができるからです。

部下の話の内容を通して、社内の知らなかった事項や、部下の特性を知ることもできるでしょう。

重要な意思決定をするべき場面や、プロジェクトの人選をおこなう場面など、部下の特性を加味して意思決定が可能です。

1on1ミーティングのやり方

1on1ミーティングには、部下にみでなく上司にもメリットがあり、組織全体の意思決定が良い方向に行くことが分かりました。

ここでは、具体的な1on1ミーティングのやり方についてご紹介しましょう。

相手の最近の仕事ぶりを労う

ミーティングの導入として、部下を労う一言を伝えることが大切です。

部下の緊張がほぐれるとともに、上司は日頃部下のことをよく見ているからこそわかる言葉をかけましょう。

軽いフィードバックをおこなう

労いの言葉をかけたら、その話題に関連する業務のことについて触れましょう。その取り組みに対してフィードバックをおこないます。

話すテーマを決める

軽い導入を終えたら、話すテーマを決めていきます。

「何から話しましょうか?」など上司から部下へオープンクエスチョンで質問するのがおすすめです。

部下が自分から話題を提供しやすい雰囲気をつくりましょう。

部下から出た話に、上司からのフィードバックをおこない、部下に自分で振り返り内省をさせるようにします。

テーマを広げる

部下から出されたテーマをもとに、上司が出されたテーマに関連した話題を提供し、テーマを広げていくのもおすすめです。

テーマ出しを促すうちに、部下の気づきや、本来思っていたことが思い出され話してもらえることもあるようです。

テーマが決まったら傾聴する

テーマが決まったら、部下の話を聞いていきます。

部下が話した事象に対して、深堀りできそうなキーワードを、上司が反復して伝えましょう。

また部下が深く内省できるように、部下の話を促すのがポイントです。

上司は、あくまで状況を把握しようとするのではなく、下記のようなふるまいを心がけましょう。

  • 会話の中でキーワードになりそうな語句を反復して伝える
  • 相槌を打ち、部下の話をさえぎらない
  • 部下の思考が深くなるように、部下の気持ちによりそったり、起こったことに関してどう感じたのかなどを深堀りする

次の行動へとつなぐ

部下の思考が深まったら、次に部下が主体的に次はどうすべきかを考えられるようにします。

「どうしたらいいと思いますか?」などあくまで、上司はアドバイスをするのではなく、部下の思いを聞きましょう。

部下が次回の行動を話したら、内容を受け止めてください。

そして話の最後には、話してくれたことへの感謝を述べてミーティングを終わります。

1on1ミーティングのおすすめ本

1on1ミーティングは、行う人の関係性や手腕によって成果が大きく変化するものです。

1on1ミーティングをうまくおこなう方法を知るためには、まず多くの本から情報収集をおこなうのが大切です。

そして、ある程度の知識を得られたら、実際にシミュレーションを重ね、徐々に導入をおこなうとよいでしょう。


ここでは、1on1ミーティングの導入をおこなうための最適な本をご紹介します。

今回ご紹介する本は以下の通りです。

  • 1on1ミーティング「対話の質」が組織の強さを決める
  • ヤフーの1on1 部下を成長させるコミュニケーションの技法

1on1ミーティング「対話の質」が組織の強さを決める

出典元:Amazon

この記事を執筆するために参考にさせていただいた本です。

本間浩輔さん・吉澤幸太さんの『ヤフーの1on1 部下を成長させるコミュニケーションの技法』に続く著書となります。

1on1ミーティングの導入を検討している方を想定して書かれた本とのことです。

1on1とは何かという観点から、実施の目的、企業の導入事例などを紹介しています。

また、すでに1on1ミーティングを実施している企業にもおすすめです。

後半の章では、1on1の背景となった理論や考え方を専門家の方から述べられているため非常に勉強になるでしょう。

1on1ミーティング「対話の質」が組織の強さを決めるは以下の方におすすめです。
  • 1on1ミーティングの導入を検討している方
  • 1on1ミーティングを基礎からしっかりと学び直したい方
  • 1on1ミーティングの企業の導入事例や実施の工夫例を知りたい方

ヤフーの1on1 部下を成長させるコミュニケーションの技法

出典元:Amazon

「効果がある1on1」と「効果がない1on1」とはどのようなものか、それぞれの会話例を知りたい方におすすめ。

導入として、上司の部下への1on1ミーティングでのあり方がマンガで実場面があります。

適切でない会話例を実際に見ることで、どのようにしたら効果のある対話をおこなうのか理解できます。

また、マンガにより、部下への聞く姿勢は、非言語コミュニケーションも大切であることが視覚的に分かるでしょう。

ヤフーの1on1 部下を成長させるコミュニケーションの技法は以下の方におすすめします。
  • 1on1ミーティングの良い例・悪い例を実例を見て感じたい人
  • ヤフーの1on1ミーティングの実例を知りたい人

まとめ

1on1ミーティングは、部下と上司が1対1で会話することをさしました。

1on1ミーティングを実施すると、部下に大きなメリットをもたらします。

個人単位では、モチベーションの増加によって成果が上がる、経験学習を促進すること。
組織全体では、部下と上司に信頼関係ができる、また組織の意思決定の場面でよい選択ができるなどがありました。

また1on1では、部下の内省を深めるために、上司は聞き役になりましょう。

1on1ミーティングの導入を検討されている経営者の方も、概要を知ってぜひ導入を検討してみてください。

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最終更新日: 2022/06/21 公開日: 2022/06/21
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