心理学を学ぶ方法!ビジネスで活用する心理学テクニックをご紹介

最終更新日: 2022/12/07 公開日: 2022/06/10
  • 「心理学を学びたいけど仕事が忙しい...」
  • 「やっぱり本格的に学ぶためには、大学院とかに通うべき?」
  • 「交渉やビジネスの場面で有効な心理学テクニックを知りたい!」

このような悩みがある人が多いです。

上記のように、心理学を本格的に知りたい方、また日常生活に少しだけ役立つ心理学を学びたい方でも、通信講座やオンラインのセミナーで学習することも可能です。

心理学を学ぶことで次のようなメリットがあります。

  • 「なぜか好かれる人」になれる
  • 自身を知ることができる
  • 消費者行動の分析に役立つ

今回の記事では、このようなことが身につく心理学の学習方法や、ビジネスで活用する心理学テクニックをご紹介していきます。

心理学とは

心理学とは、人の行動や心の動きを研究する学問のことを指します。

  • 「なぜ顧客はあの行動・反応をしたのか」
  • 「どうして購入したのか、購入しなかったのか」

このように、人間の脳や神経といった生物学的な研究、また無意識を観察する研究などで解明していくことを「心理学」といいます。

心理学は大きく分けて2つに分類されます。

  • 基礎心理学
    • すべての人が持っている心の仕組みを追求する学問
  • 応用心理学
    • 基礎心理学の知識を活かしながら日常で実践的に活用することを目的とした学問

下記からは、代表的な心理学の分野を6つに絞りご紹介していきます。

発達心理学

発達心理学とは、人間が子供から大人へ成長していくに伴い「発達的変化」を遂げていく過程で、心に起こる変化を研究する学問のことです。

「人間はどのように発達するのか」「思春期の子供の心には、なにが起こっているのか」といった“発達”という観点に視点を置き研究していきます。

子育てをしている人、また子育て知識を発信している人、教育関係の業界に携わっている人は、『発達心理学』を学ぶことで子供の心理を深く理解することができ、お仕事に役立てることができます。

臨床心理学

臨床心理学とは、うつ病などの精神障害を抱える人や心身症などの原因を探り、心の回復の援助や予防をするための、専門知識や技法を学ぶことを目的としている学問です。

臨床心理学の専門知識を活かし、心に問題を抱える人を支援をする取り組みを行う人を「臨床心理士」といいます。

臨床心理士の仕事は、不登校(引きこもり)や双極性障害、神経症、職場や学校でのいじめといった人間関係の悩み、親からの虐待まで幅広い人が対象になります。

社会心理学

社会心理学とは、自分、相手、家族や有名人といった、社会環境の中に置かれている数々の人が「なぜそう感じたのか」「なぜ行動したのか」などを予測し研究する学問です。

個人だけではなく、会社組織全体、国民の行動まで観察し「どのような人が誰に投票するのか」「なにが流行るのか」など、社会環境全体がどのように動いていくのかを研究します。

マーケティングやビジネス面、公務員の役職の人は、社会心理学を身につけることで、顧客の行動だけではなく、周囲の人の心や行動を理解することができるため会社の人間関係の構築にも役立ちます。

認知心理学

認知心理学とは、「記憶」「意識」「思考」「問題解決」「注意」といった人間の認知がどのような仕組みなのかを研究する学問です。

人間は毎日の生活の中で、自然と物事を認識し情報を集める“知的活動”を行っています。

“知的活動”から得た新しい情報は、脳内にある情報をもとにして判断され、人間はそこから行動し新しい記憶を蓄積していきます。

認知心理学を身につけることで、認知によって「どのような行動をしていくのか」を理解することができます。

犯罪心理学

犯罪心理学とは、犯罪者の心に焦点を当て心理や人格、性格、動機について研究する学問です。

犯罪者が「なぜ非行に走ったのか」「罪を犯す人の脳のメカニズム」など理解すると共に、心理学的な知見や援助を“犯罪の事前防止”に役立てることを目的としています。

スポーツ心理学

スポーツ心理学とは、スポーツ全般の課題を心理学的な側面から調査し、スポーツの実践や指導に科学的な知識を提供する学問のことです。

精神や心の状態がスポーツを行ううえで、どのように影響を及ぼすのかを研究していきいきます。

スポーツ心理学を身につけることで、プロのスポーツ選手が最大限のパフォーマンスを発揮する“マインド法”が理解できるため、プレゼンテーションなどビジネス面においても活用することができます。

心理学を学ぶ方法

ここからは、心理学を学ぶ方法をご紹介していきます。

書籍を読む

心理学を学ぶ方法1つ目は、書籍を読むことです。

まずは、心理学の解読書や入門書、専門的な知識が身につく書籍から学ぶことからスタートしましょう。

【オススメ書籍】

WEBサイトを見る

心理学を学ぶ方法2つ目は、WEBサイトを見ることです。

基本的にインターネットで閲覧できる情報は無料で知りたい情報をすばやく手に入れることができます。

信ぴょう性が低いサイトもあるため、正確性が高い心理学の専門家、専門機関が監督しているWEBサイトを選定しましょう。

【オススメWEBサイト】

公益社団法人・日本心理学会の公式サイト

引用:公益社団法人・日本心理学会の公式サイト

日本心理学会は、心理学の更なる発展を目的として1972年(昭和2年)4月7日に創立された、全国の心理学の総合学会では長い歴史を持つ学会です。

研究や調査はもちろん、認定心理士の資格認定や研修会、またシンポジウム(公開討論・研究発表会)の主催等も行っており、内容の信頼性としては高いです。

さらに、入門者向けのコンテンツが豊富に掲載されています。

特に「心理学ミュージアム」というコンテンツでは、「嫌な記憶を思い出さないためには?」「他者と関わる心の発達」など、日常で使える心理学を図解つきで掲載しています。

Mentalist DaiGo official Blog

引用:Mentalist DaiGo official Blog

メンタリストDaigoさんのオフィシャルブログでは、心理学を日常に役立てる情報を掲載しています。

「整形の心理学」「心理学が教える面接必勝法」など幅広い心理学の知識を提供しています。

また、メンタリストDaigoさんの著書は、累計400万部を突破していて「心理交渉術」といったビジネスで活用できる書籍も数多く出版しています。

通信講座に通い基礎を学ぶ

心理学を学ぶ方法3つ目は、通信講座に通い基礎を学ぶことです。

特に、本格的に心理学を学びたいと思っているが、「大学に通うのは気が引ける...」「会社員で時間がなかなか取れない」といった人にはオススメです。

勉強法が、「書籍を読む」「スクールに通ってみる」「SNSを活用」など、どれを選定しようとも、まずは『基本』を学びたいと思っているのであれば、通信講座は特にオススメです。

■ 通信講座のメリット
・場所問わずに自宅で勉強ができる
・大学1年・2年のレベルを本格的に学ぶことができる
・仕事と並行して学ぶことができる
・臨床心理士が使用する「心理検査」を経験できる
・心理学のレポートにチャレンジすることができる

大学・大学院に入学する

心理学を学ぶ方法4つ目は、大学・大学院に入学することです。

大学に入学して「心理学部」「心理学科」に正規の学生として入学する、また心理系の大学院に進学することで本格的に心理学を学ぶことができます。

大学院試験において、ほとんど「大卒」が受験の要件となっていることがあります。

しかし、短大や専門学校、高校が最終学歴であるなど、受験の要件を満たさない場合に、事前審査を受けて合格することができれば、大学院入試に挑戦することができます。

臨床心理士受験資格に関する指定大学院・専門職大学院一覧

■ 心理学のプロ(臨床心理士)を目指す場合
・「臨床心理士指定大学院」を卒業する
➡︎ 臨床心理士資格を取得するは、大学院の修士課程か専門職課程(2年間)を修了することが必須です。

勉強会・セミナー・講演会に参加する

心理学を学ぶ方法5つ目は、勉強会・セミナー・講演会に参加することです。

勉強会は、心理学に興味がある人たちが集まり、カフェや貸出の会議室などで行われています。

また、心理学にまだまだ自信がないという方にはワークショップ型の勉強会もあります。

セミナー・講演会においては、参加型やオンラインで動画を使って学習することもできます。目的・予算・スケジュールに合わせてオンラインセミナー・講演会も検討してみましょう。

ビジネスで活用|心理学テクニック

ここからは、ビジネスで活用できる心理学テクニックをご紹介していきます。

フット・イン・ザ・ドア

フット・イン・ザ・ドアとは、心理学における説得法の1つです。

「フット・イン・ザ・ドア・テクニック」と呼ばれる手法は「一貫性の原理」を利用しているビジネスの例である。これは、顧客に対して小さな(一般的には顧客にとって損失のない)要求を行い、それが受け入れられてから大きな要求を行うという手法である。

引用:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』マーケティングやビジネスへの応用

こちら側が説得や要請をする場合、本題に入る前にワンクッション置くことで、相手に要求を承諾してもらえる確率が高まるテクニックのことを指します。

つまり、簡単な要求から提案し、徐々に欲求の内容を膨らませていきます。

これは、心理学に基づく「一貫性の原理」を利用しています。人間は無意識のうちに自らの態度や行動に一貫性を持たせようとします。

そのため、まず始めに小さなお願いを承諾してもらった後、次に大きなお願いをすることで、承諾してもらいやすくなります。

ドア・イン・ザ・フェイス

ドア・イン・ザ・フェイスとは、大きな要求(本命の要求)を承諾してもらうための交渉テクニックの1つです。

まずは、相手が断るであろう要求を提示し「断ってしまった...」という罪悪感を持たせることで、その後の本命の要求を承諾してもらいやすくするテクニックです。

これは、断った人の性格にもよりますが人間は借りができると「お返しをしなくては」という『返報性の原理』が働きます。

特に相手側が真面目で正義感の強い人だと、ドア・イン・ザ・フェイスは有効活用できます。

ミラーリング

ミラーリングとは、相手の動作、姿勢、仕草、表情、言葉遣いなどを合わせることで、相手に親近感を持たせて好感を抱いてもらう心理テクニックの1つです。

人間は、自分と似ているものや人に無意識に好感を抱く傾向があります。そのため、この心理を活用するとで相手との信頼関係を築くことができます。

ビジネスにおいては、顧客に提案をする際に、相手が首を傾げたり、頷いたりしたとき、同じような仕草をすることで親近感を無意識に与えることができます。

観察法

観察法とは、心理学の基本となる研究法の1つです。

観察者が被験者の行動を観察・記録・分析をして、記録した行動の質や量、特徴、どんな法則性が関連しているのかを解明する技法です。

ビジネス場面で調査対象となる顧客や市場全体の行動・反応を観察し情報を集めることでマーケティングで役に立ちます。

観察法を用いてデータを収集する具体的な方法は、「定量調査」「定性調査」があります。

下記の記事で詳しく解説しているので、ぜひお読みください。

まとめ

心理学には、「発達心理学」「臨床心理学」など数々の種類があります。

どんな心理学を学ぶかによって大きく変わりますが、

  • 「集客するためには、どんな心理をうまく利用すれば集客率が上がるのか?」
  • 「購入した際にどんな心理法が働いたのか」

を心理学的に分析ができることで、マーケティングに役立てることができます。

通信講座であれば、お仕事が終わったあと、子育てをしながらなど場所問わずに学習することができるため、自身に合った学習法を選定していきましょう。

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最終更新日: 2022/12/07 公開日: 2022/06/10