サロンの集客は経営成功の要!人が集まるサロンを作る4つのポイントは?

最終更新日: 2022/12/07 公開日: 2022/06/28

近年、個人で自宅やビルを借りてサロンを経営する方が増えてきています。

自分のやりたいメニューができ、自分の好きな雰囲気で働けるということもあり、特に女性のサロン経営者が増えてきている印象です。

サロンを経営する人が増えてきているということはすなわちライバルが増えてきているということ。

ライバルに勝って経営を成功させるために最も重要なのが集客。この記事では、集客するために知って頂きたい4つのポイントを解説していきます。

ポイント1 サロンのターゲットを明確にする

サロンの集客をするうえで最も重要であるのがサロンのターゲットを明確にすること。といっても、「こんな人に来てほしい」というぼんやりとしたものでは、集客へつなげることはできません。

細かければ細かいほど、そのターゲットに狙いを絞り込んだ集客をしていくことができます。

集客のために最低限おさえたい4つのポイント

最低限でもおさえておきたいのが以下の情報です。

  • 年齢
  • 性別
  • 収入
  • 職業

例えば20歳代で年収300万円。アフター5が充実している事務職の女性と、30代女性で年収800万円の公務員。仕事終わりは20時を過ぎるという女性ではサロンに対して求めるものが異なります。

上記の例の場合、20歳代女性はとにかくお得にサービスが受けられるという点を重視するでしょう。

一方、30代女性はサロンの営業時間と質の高いサービスを重視するかもしれません。

このように、ターゲットによって求める情報が異なるので、自分のサロンにマッチしているお客様を集客するために、ターゲットを明確にしていきましょう。

ターゲットとともにコンセプトも明確にしていく

ターゲットを明確にした時はコンセプトも明確にしておきましょう。先ほどもお伝えした女性を例にしてみます。

20代女性にアプローチをかけたい場合にはとにかく価格重視で、競合よりも少しでも安い値段でサービスを提供することで集客につながるかもしれません。

30代女性の場合は、できるだけ遅い時間まで開いているという点を重視するため、22時までオープンするなど競合よりも遅い時間まで営業することが集客につながるでしょう。

ターゲットを決めた後は、自店のコンセプトも併せて考えておきましょう。

ターゲットとコンセプトを設定しながら競合調査も

ターゲットとコンセプトを設定しつつ、競合調査も行いましょう。

せっかく設定したターゲットやコンセプトと同じサロンが近所にあり、そのサロンが繁盛していれば、自店のサロンへ集客することが難しくなります。

近隣のサロンとターゲットやコンセプトが被らないようにチェックもしっかりとしておきましょう。

ポイント2 新規顧客にこだわるのではなくまずはリピーターを増やしていく

集客と聞くと、新規顧客をできるだけ多く招き入れるということをまずは考えるかもしれません。ですが、こだわってほしいのは新規顧客ではなく、リピーターを増やしていくこと。

なぜリピーターを増やしていくことが重要視されるのでしょうか。

サロン集客とリピーター定着の密な関係性

サロンの集客に重要とされるのがリピーター。実は、サロンにおける新規顧客のうち、最も多いのがリピーターからの紹介であると言われています。

リピーターから紹介された新規顧客はリピーターと趣味嗜好が似ている傾向にあるため、顧客として定着し、リピーターとなる可能性が高まります。

加えて、さらに新規顧客を呼び込んでくれて好循環になることも。

新規顧客を確保するために対策をするよりも、リピーターを定着させることに注力することで、自然と新規顧客の集客へ繋がっていくのです。

何度もリピートしてくれる顧客をVIPと位置づけ、お得な情報をDMなどで提供したりしていくことで、顧客が定着していくことでしょう。

マーケティングにおける法則でも立証されている

マーケティングにおける1:5の法則をご存知でしょうか。

1:5の法則とは、新規の顧客を獲得するためには、既存の顧客の5倍のコストがかかるという法則です。

新規の顧客はコストがかかるにもかかわらず利益率が低いことも。

新規の顧客を確保するよりも、リピーターを確保する方が労力をかけずにサロンの経営を成り立たせていくことができるでしょう。

ポイント3 SNSを活用して情報発信を活発にする

一昔前までは、ポータルサイトを活用した情報発信、集客がメインとなっていました。しかし近年では無料で登録でき、多くの人の目に触れることができるSNSを集客に活用するというサロンが増えてきています。

SNSをどのように活用することで集客につなげられるでしょうか。

お店の基本情報は必ず掲載する

なによりも重要なのがお店の基本情報。お店の位置情報や予約方法は丁寧に記載しましょう。

従来のポータルサイトではお店の住所や地図を掲載するのが主流でしたが、SNSでは、どんな情報を掲載しても自由です。

例えば、お店まで迷わず来てほしいと考えたならば以下のような情報をアップしておくとよいでしょう。

  • 目印となる建物
  • どこから歩くとどのくらいの時間かかるのか
  • お店までの道順
  • 駐車場の有無や近隣駐車場情報

また、お店の予約方法などを丁寧に記載しておくとSNSの閲覧から予約へとスムーズに進むこともでき、予約数の増加にもつなげられるでしょう。

お店では伝えられない情報も集客につながる

普段お店では伝えにくい情報もSNSを活用して公表することで集客につながることも。

お店で伝えられない、伝えにくい情報とは以下のような情報が当てはまります。

  • お店ができるまで、あるいは今に至るまでのバックグラウンド
  • お店の譲れないこだわりについて
  • ケアを受けていただいているお客様に知ってほしい日々のケア情報
  • リピーター様への感謝の思い

こういった細かい情報は限られた入店時間でお客様にもれなく伝えることは難しいといえます。

しかし、お店側の思いがターゲットの心に刺さることで、新規顧客の集客へつなげられたり、リピーター確保につながったりすることも。

特に、SNSでスタッフの顔を公開することで新規顧客が安心して来店できるようになるとも考えられているので、顔出しOKのスタッフがいればトライしてみても良いでしょう。

ポイント4 適切に価格を設定する

集客に重要な価格設定。ここでいう適切な価格設定は「安くしすぎない」ということです。

なぜ安くし過ぎることが適切な価格設定につながらないのでしょうか。

度重なる値下げはサービスの信用を損なう誘因にも

顧客の確保や定着につなげるために値下げを考えるサロンも多いです。

顧客を呼び込むためにと値下げに踏み切っているのかもしれませんが、度重なる安易な値下げはかえって集客につながりにくいです。その理由は信用を失うためと考えられています。

新規顧客のみ大幅な値下げをしたり、常に値下げをしていくことで、施術の価値に対して不信感を抱かれ、信用低下につながることも。

価格は変えずにサービスをつけるなどして、受ける施術に対する価値は常に一定に保っておくことがベストです。

価格を下げるなら期間や対象を限局する

価格を下げることに踏み切るのであれば期間や対象を限定すると良いでしょう。

3日間のみなどある程度の期間を設ければ、施術の価値を下げずに値下げをすることができます。

また、値下げの対象を「学生のみ」「リピーターのみ」と限定することも、施術そのものの価値を下げずにターゲットとなる顧客を確保する方法にもつながります。

ただし、期間や対象を決めて毎週値下げをしてしまえば、施術の価値を下げてしまうので、期間を空けて行いましょう。

クリスマスや夏休み期間など顧客にわかりやすいイベントのシーズンに合わせてみてはいかがでしょうか。

まとめ

サロンでの集客を考えたら、まずは自店に足りないものを洗い出し、そのうえで、集客方法を考えていくことがベターであるといえます。

今であれば、新型コロナウイルス感染症に対する感染対策も集客のためのアピールポイントへつなげることができるといえます。

これからサロンを開業しようと考えている方やサロンの集客がいまいち軌道にならないという方はぜひ今回ご紹介した方法を試してみてはいかがでしょうか。

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最終更新日: 2022/12/07 公開日: 2022/06/28