採用DXとは?意味やメリット・活用方法の手順を解説

最終更新日: 2022/02/02 公開日: 2022/02/02

2020年より新型コロナウイルスの影響もあり、採用の場でもオンライン化が急速に進む現在。直接顔を合わせる機会が減り、オンライン面談や求人採用サイトの活用などが普及しています。

そのような状況下で、

  • 交流会やイベントが減り、PRできず応募者が増えない
  • 社内の雰囲気が伝えられずミスマッチが多い

など新たな課題が出てきている企業もいるのではないでしょうか。

改善策として、ITを取り入れる「採用DX」の視点が有効だと注目されています。

本記事では、「採用DX」をテーマに概要やメリット、活用手順を解説します。採用活動を成功させたい経営者や採用担当者は知っておきたい内容です。

採用DXとは?実現に必要な2つの要素

採用DXとは何なのでしょうか?概要と、採用DXの実現に必要な2つの要素を見ていきましょう。

採用DXとは

DXとは「Digital Transformation」(デジタルトランスフォーメーション)の略語です。

「トランスフォーメーション」は「変革、変化」を意味し、DXは日本語で「変革」を表します。よって、「デジタルにおける変革」を指し「ITを用いて社会や人々の生活をより良くすること」を意味しています。

経済産業省は2018年にデジタルトランスフォーメーションを推進するガイドラインを発表し、経営者に活用を呼びかけ済みです。

つまり採用DXとは「採用活動でITを活用し、良い人材を獲得する取り組み」です。

ちなみに「Trans₋」には「交差、横切って、変換の」を意味し、英語圏では「交差=X」で表されます。よって「DT」ではなく「DX」と略されているのです。

採用DXに必要な2つの要素!採用CXとEXの関係

採用DXの質を高めるには、単純にシステムやツールを活用すればよいというわけではありません。採用CXとEXの進展が重要です。

  • 採用CX:「候補者体験」で、候補者が企業を認知~入社するまでの体験。
  • EX:「従業員体験」で、従業員が企業に所属している間で得られる体験。

つまりITを活用し、入社候補者と従業員双方の体験を質の良いものにすることが採用の成功に影響しているのです。

例えば採用CXの向上は、企業への信頼感や好印象に繋がり、応募者増加や内定辞退の軽減に繋がります。EXの向上は、愛社精神を持つことや従業員の活躍が見込めるでしょう。

双方の質が高いと、企業ブランドも高まり「自分も入社したい」と感じる方が増えると考えられます。

採用CXの詳しい概要や活用方法については、以下の記事を参考にしてください。

採用DXが重要視される背景や理由

なぜ採用DXが重要視されているのでしょうか?理由や背景を解説します。

採用活動のオンライン化が進んでいる

採用DXが重要視される大きな要因に、新型コロナウイルスの出現による採用活動のオンライン化があります。

新型コロナウイルスが流行した結果、対面でおこなっていた企業説明会やイベントなどが中止になりました。その代替として、多くの企業ではパソコン上(オンライン)での説明や面談が実施されるようになったのです。

その結果、オンラインにて「どうアプローチをするのか?」「ミスマッチを防ぐには?」など新たな課題が発生しました。従来の施策では通用しない環境に、ここ数年で変化したのです。

年間を通して採用活動がおこなわれている

現在は時期問わずに採用活動がおこなわれていることも、採用DXが重要視されている要因です。

採用のオンライン化が進んだことから、時期や場所を問わずに候補者と直接コンタクトが取れる環境に変化しました。候補者は従来よりも気軽に複数の企業にオンライン上で面談ができたり、説明会に参加できたりするようになったのです。

その中で自社を選んでもらえるように、オンライン上で他社と差別化する方法が必要になっています。候補者とのスピーディーな日程調整や丁寧な対応など、さまざまな業務や課題が発生しているのです。

現在の採用活動の成功においては、オンライン上の業務効率化は必須課題だといえるでしょう。

SNSやインターネットが普及している

SNSやインターネットが普及し、リアルタイムでさまざまな情報が出回る現在。

就職活動においても、SNSや就職サイトなどの企業の口コミや評価を見て企業選びをする候補者が多い状況です。そのうえ近年は新型コロナウイルスの出現で、気軽に外出できなくなったことから、オンラインでの情報収集がより活性化しました。

その中で選ばれる企業になるためには、候補者や従業員へ満足度の高い対応やオンライン上でのアプローチなどの施策は必須です。

採用DXの活用が重要視されている要因だといえます。

採用DXを活用する4つのメリット

実際に採用DXを業務に取り入れると、どのような効果があるのでしょうか?

メリットを4つ紹介します。

効率化による業務の負担軽減

業務が効率的におこなえるようになり、業務の負担が軽減できます。

採用活動には、日程調整や応募者の管理、問い合わせ対応や面接、内定の連絡など多くの業務が発生します。年間を通して採用活動がおこなわれる現在、日々の採用業務の効率化は必須課題。

そこで採用DXを活用し、ITシステムを使って効率化すると業務の負担が軽減します。例えば事業に合った採用システムの導入や、自動化ツールや外注サービスを業務に取り入れることが挙げられます。

正確かつスピーディーに業務がおこなえるようになるため、候補者と従業員の満足度向上にも繋がります。

採用CXの質が高まり、応募者増加やミスマッチの減少

採用CXの質が高まるため、自然に応募者の増加やミスマッチを防ぐことが期待できます。

採用DXを活用してツールを積極的に活用することで、迅速に業務がおこなえます。すると従来の業務にかかっていた時間を、別の業務にあてることが可能に。

認知活動や候補者の分析、質の高い面談やフォロー業務などに時間が割けるようになるのです。

その結果、候補者に「応募してよかった」と感じてもらえる活動ができ、応募者の増加や内定辞退の防止に繋がることが見込めます。

企業として価値が高まる

採用DXの活用は、企業の価値が高まることにも繋がるのです。

先述したとおり効率化やツールを取り入れることで、候補者と従業員双方の満足度が向上します。

例えば質の良い対応をされた候補者は「信頼できる企業だ」「応募してみたい」と感じ、好評な口コミの増加に繋がります。

従業員は、会社により有効な業務に時間が割けるようになることで充実感が得られ「ここで働けてよかった」と感じるでしょう。

すると世間のイメージは「入社したい企業」「働き続けたい会社」になり、企業の市場価値が高まり、事業の発展も期待できます。

採用力が上がりコスト削減できる

採用DXを取り入れることで採用力が上がり、コストの削減が見込めます。

採用の成功において、企業の求める候補者の応募が重要。しかし採用のオンライン化が進む現在、候補者の認知活動にコストがかかることも多いでしょう。

採用DXで質の良い活動をおこなえば候補者と従業員の満足度が高まり、インターネット上で好評の口コミ増加が見込めます。するとインターネットで情報収集する候補者にとって、「魅力的な企業」「働き続けたい会社」として認知が拡大されるのです。

結果として応募者の増加が見込め、新たに広告や認知活動をするコスト削減が期待できます。

採用DXを活用する4つの手順を紹介

ここまで読み、「採用DXを活用していきたい」と感じた方もいらっしゃるでしょう。とはいえ、具体的にはどのように取り入れたらよいか悩むもの。

そこで、採用DXを活用する手順を紹介します。自社に必要な改善策や手段を知り、採用を成功させましょう!

①候補者の行動や心理状態を分析

採用DXの成功には、採用CXとEXの向上が必須です。まずは候補者の行動や心理を知り、分析しましょう。

候補者の目線に立ち、認知活動や応募フロー、面接や内定通知をおこなうには、各段階の心理や行動を知ることがポイント。例えば応募者に面接後にアンケートを実施したり、ツールを使って候補者の行動をデータ化したりして分析しましょう。

すると候補者の需要や行動傾向が見えてくるため、課題や改善点が発見できます。採用CXの質を高める施策や改善に活かしましょう。

②EXの現状を振り返り改善する

従業員の現状を振り返り、より質を高める活動や改善をしましょう。

採用活動には候補者ばかりに意識がいきがちですが、従業員の活動や協力も採用力に大きく影響します。例えば候補者にとっては、採用時の従業員の態度や面接官の様子が入社の判断になることもあるでしょう。

また現在は、日頃の従業員の態度や思いがSNSなどでリアルタイムに拡散されがち。そのため従業員が会社に不便や不満を感じていると、悪評拡散のリスクがあります。すると採用力の低下や事業発展の妨げになることも。

よって候補者体験の向上と同時に従業員の現状を知り、EX向上のための施策もおこないましょう。

③ツールの活用を検討し業務の効率化を図る

候補者や従業員の現状や問題点を分析したら、「ツールやシステムで解決できることはあるか?」を考えましょう。

例えば従業員の業務量が多く、候補者に迅速な対応ができていないならば、効率化できるツールを活用するとよいでしょう。応募者が多くて管理ができていないなら、事業に合ったATS(採用管理システム)の導入や外部委託をおこなうとよいです。

活用することで候補者と従業員の問題解決になり、採用DXの向上に繋がります。

現在はさまざまなATSやツールがあるため、事業の特徴や課題、予算をふまえて検討しましょう。

④採用CXの質を高めるオンライン上の施策を実施

候補者の動向の分析結果をふまえ、候補者体験の向上のためにオンライン上での新たな活動やフローを考えてみましょう。

採用のオンライン化が進み、候補者は常にオンライン上で情報収集している状態です。その中で候補者に興味を持ってもらい、選ばれる企業になるためにはオンラインでの施策が重要。

例えば認知活動においては、SNSの発信やオンラインイベントの開催、従業員紹介ページ作成や動画の作成などができます。

候補者にとってどんな体験の充実が必要か?に着目してオンライン上での施策を実施し、採用DXを成功させましょう!

まとめ

採用DXとは、採用活動にITを取り入れて業務を効率化し、自社にプラスとなる良い人材を獲得することを指します。

現在は新型コロナウイルスの影響もあり、オンライン化が急速に進んでいます。採用方法が変化している今、成功させるにはITを取り入れ従業員と候補者の体験を質の良いものにすることが有効です。

今回紹介した手順を参考に採用DXを取り入れ、採用活動を成功させましょう!

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最終更新日: 2022/02/02 公開日: 2022/02/02
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