ダイレクトリクルーティング10社のサービスを比較!

最終更新日: 2022/12/07 公開日: 2022/01/27

ダイレクトリクルーティングを導入するにあたって、サービス(メディア)を活用するケースが多いでしょう。

しかし、次のような疑問を抱えている経営者の方は多いはずです。

  • ダイレクトリクルーティングサービスにはどんなものがあるのだろう?
  • 自社に合うサービスをどうやって選べば良いのだろう?

本記事では、ダイレクトリクルーティングを選ぶポイントと、10社のサービスの比較をまとめました。

自社で活用するサービスを検討している経営者の方は、ぜひ参考にしてください。

ダイレクトリクルーティングサービスを選ぶポイントとは?

ダイレクトリクルーティングサービスは、各社に特徴や強みがあります。

どのサービスが自社に合っているか判断する際には、次の点を重視すると良いでしょう。

求める属性のユーザー層が利用しているか

サービスを利用しているユーザー層が、求めている人材の特徴と一致しているかを確認します。

とくに次の5点を重点的にチェックしておくことが大切です。

  • 所属している業界
  • 学歴
  • 年齢
  • 年収
  • 転職先の希望業界

各サービスのターゲットユーザーを見極めるには、主なユーザー獲得方法を調べるのが近道でしょう。

主にInstagram広告でユーザーを獲得しているサービスであれば、第二新卒など若手がメインターゲットと考えられます。

海外で広く使われているビジネスSNSであれば、外資系企業に勤務しているユーザーが多いはずです。

自社が求める人材の特徴と一致しているかどうかは、活用するサービスを選ぶ際の重要なポイントといえるでしょう。

潜在・顕在候補者のどちらが多いか

主な登録ユーザーが潜在候補者か顕在候補者かによって、アプローチは大きく異なります。 

候補者の特性 アプローチ方法
潜在候補者 カジュアル面談で転職を検討する段階に引き上げる。
顕在候補者 他社よりも優位な条件を提示し、入社を検討してもらう。

潜在候補者が多いサービスは、幅広い人材にアプローチできる反面、採用に至る確率は高くありません

一方、顕在候補者が多いサービスは採用に至りやすい反面、企業の知名度や好条件のオファーが求められます

自社が可能なアプローチに合わせて、活用するサービスを選びましょう。

返信率・面談率は高いか

返信率とは、スカウトメールに対して候補者から返信される確率を指します。

面談率は、スカウトから面談に至った確率のことです。

潜在・顕在候補者の一般的な傾向については、下表を参考にしてください。

候補者の特性返信率面談率
潜在候補者高い低い
顕在候補者低い高い

潜在候補者を対象とするサービスでは、「良い話があれば聞いてみたい」と考えている層が一定数います。

スカウトに興味があれば、返信してくれる可能性が高い反面、実際に面談まで至るケースは少ないでしょう。

顕在候補者を対象とするサービスでは、すでに多数のスカウトや求人案内メールを受け取っている層が大半です。

よほど興味を惹かれるスカウトでなければ返信しない一方で、興味のある企業であれば積極的に面談に応じるでしょう。

各サービスが公開している返信率・面談率を確認することで、アプローチしたい人材が多いかどうか判断しやすくなるはずです。

ダイレクトリクルーティング10社のサービス比較

ダイレクトリクルーティング10社のサービス内容や特徴を比較してみましょう。

主な職種層、年齢層を挙げますので、自社で活用するサービスを選ぶ際に役立ててください。

doda Recruiters

候補者層 顕在候補者が中心
職種層 営業職/販売・サービス職/事務職 など
年齢層 40代が最も多い

200万人以上の人材データベースにアクセス可能なサービスであり、規模としては国内最大級といえます。

ユーザーの居住地を市町村単位で指定できるので、エリアを絞って候補者を選びたい場合に有効です。

ユーザー検索機能が充実しており、よく閲覧する職種や3ヶ月以内の応募状況など、詳細な条件で検索できます。

営業職に就いているユーザーが全体の約2割を占めているため、営業経験者を求める企業に適しているでしょう。

AMBI

候補者層 顕在候補者が中心
職種層 営業/コンサル/経営・企画/マーケティング/オフィス系 など
年齢層 20代後半が最も多い

若手ハイエンド人材をメインターゲットとするサービスです。

登録された職務経歴書を元に、選考通過の可能性を3段階評価でユーザーに示しています。

登録時点で年収400万円以上のユーザーのみを対象としているため、スカウトは年収400万円以上が最低条件となります。

若手の営業・コンサル経験者を求める企業、キャリアアップを目指す若手人材にアプローチしたい企業に向いているでしょう。

Wantedly

候補者層 潜在候補者が中心
職種層 エンジニア/デザイナー/セールス/マーケティング など
年齢層 20〜30代が最も多い

ビジネスSNSとして若手〜中堅層に広く認知されているサービスです。

「ストーリー」と呼ばれるブログ機能を備えており、自社の魅力を視覚的に伝えられます。

給与などの条件面を掲載できないため、事業内容や企業としてのビジョンに共感してくれる候補者を探しやすいのが特徴です。

ベンチャー企業や中小企業、自社の理念にフィットする候補者を探したい企業に適しているでしょう。

Linkedin

候補者層 潜在候補者が中心
職種層 外資系企業・グローバル企業 など
年齢層 20〜30代が多い

LinkedInは世界的に知られるビジネスSNSです。

登録ユーザー数は世界で7億人以上、国内でも200万人以上にのぼります。

日本以外の国の候補者も探すことができ、グローバル規模でハイエンド人材にスカウトを送れるのが特徴です。

欧米では転職活動に広く利用されており、外資系企業やグローバル企業に勤務する人材が数多く登録しています

外資系企業・グローバル企業や、海外も視野に入れて人材募集をかけたい企業におすすめです。

Eight Career Design

候補者層 潜在候補者が中心
職種層 営業/事業企画/経営企画 など
年齢層 40代が最も多い

名刺管理アプリ「Eight」の運営企業が展開する人材サービスです。

Eightの利用者は「転職意向度」を登録していることから、意向度の高いユーザーを優先的に探せます。

登録プロフィールが名刺情報にもとづいているため、精度の高い確実な情報が得られます。

ユーザーの50%以上は役職者であり、管理職経験者にアプローチしやすい点も大きな特徴です。

幅広い業種・職種の人材にアプローチしたい企業や、管理職経験者を求めている企業に向いているでしょう。

ビズリーチ

候補者層 顕在候補者が中心
職種層 営業/サービス/人事・経営・管理/IT・ゲーム・デザイン など
年齢層 30〜40代が多い

「選ばれた人だけのハイクラス転職サイト」と銘打っている通り、中堅マネジメント層がメインターゲットのサービスです。

転職希望者が登録する際に審査が行われることから、大半のユーザーは経歴や保有スキルを詳細に入力しています。

スカウトに特化したサービスのため、登録ユーザーの多くがヘッドハンターや企業からのスカウトを待っている顕在候補者です。

中堅マネジメント層をはじめとするハイエンド人材を求めている企業におすすめのサービスといえるでしょう。

キャリトレ

候補者層 顕在候補者が中心
職種層 営業/販売・接客 など
年齢層 20代が中心

ビズリーチ社が提供する若手の人材をターゲットとするサービスです。

求人の自動レコメンド機能により、候補者の希望条件に合う案件が優先的に表示されます。

面接確約スカウトのほか、「企業からの応募リクエスト」も送信できるので、幅広い候補者にアプローチ可能です。

若手ハイエンド人材を求めている企業や、自社が求める条件とマッチ度の高い人材を探している企業におすすです。

YOUTRUST

候補者層 顕在候補者が中心
職種層 エンジニア/企画職(PM等)/デザイナー など
年齢層 20代後半〜30代が多い

YOUTRUSTは「友人からの紹介」「友人の友人による紹介」で転職先や副業を探せるSNSです。

ユーザーが転職・副業の意欲を更新すると通知が届くので、転職意欲の高い候補者にタイミングよくアプローチできます。

カジュアルにメッセージをやりとりしやすいSNSの特性を生かし、60%を超える返信率を実現しているのが特徴です。

エンジニアの採用を検討している企業や、副業希望者も視野に入れて人材を募集したい企業に適したサービスといえるでしょう。

LAPRAS

候補者層 潜在候補者が中心
職種層 エンジニア
年齢層 全年齢

LAPRASはエンジニア専門のプロフィール作成サービスです。

エンジニアのポートフォリオを自動生成し、候補者のSNS活動状況や経歴をAIが判定してくれます。

転職する可能性がある候補者を知らせてくれるので、転職検討者にタイミングよくアプローチできるのが特徴です。

エンジニアを採用したい企業や、候補者を探すプロセスをできるだけ簡略化したい企業に適しています。

転職DRAFT

候補者層 顕在候補者が中心
職種層 エンジニア
年齢層 25〜34歳が中心

転職DRAFTはIT・Webエンジニアに特化した競争入札型サービスです。

登録者の審査通過率は約4割のため、一定以上のスキルレベルを満たすエンジニアを効率よく探せます。

レジュメの記載項目が詳細にわたっており、開発経験やスキルレベルを正確に把握しやすいのが特徴です。

スキルに自信のあるエンジニアを求めている企業や、開発分野を正確に把握しておきたい企業におすすめです。

まとめ

ダイレクトリクルーティングサービスを選ぶポイントと、サービス10社の特徴について解説してきました。

ダイレクトリクルーティングサービスごとに強みや特徴がありますので、自社に合ったものを選ぶことが大切です。

ぜひ本記事を参考に、求める人材に出会えるチャンスを広げてください。

ダイレクトリクルーティングサービスが、採用成功を後押ししてくれるはずです。

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最終更新日: 2022/12/07 公開日: 2022/01/27