マーケティングリサーチの2つの分析と7つのステップを解説

最終更新日: 2022/01/07 公開日: 2022/01/19
  • とりあえずデータを収集してマーケティング活動を行なってしまっている。
  • マーケティングリサーチを始めたいが何をどうすれば良いかわからない。
  • マーケティング戦略の成功確率を上げていきたい。
  • 成果が思うように出ない。

このように思われている方はいませんか?

現代では、企業にとってビジネスを成功させるためにマーケティングリサーチは欠かせないものになっています。

マーケティング活動において数々の課題が出てくるため、データを収集しリサーチを行なっていかなければなりません。

今回は、マーケティングリサーチの「定量調査」と「定性調査」2つの分析と7つのステップを解説していきます。

マーケティングリサーチとは?

マーケティングリサーチとは、マーケティング活動を行うにあたり発生する課題を解決するためにデータを収集・分析して、意思決定の材料を求める手段のことです。

マーケティングリサーチをせずに闇雲にマーケティング活動を行ってしまうと、市場競争に埋もれてしまったり思うような成果を出せない可能性がでてきます。

また、自社が市場全体のどの位置にいるのかという現状把握もできるためリサーチ技術に磨きをかけて日々のマーケティング活動に役立てていきましょう。

マーケティングリサーチは、目的によって手法は異なってきます。

今回は、「定量調査」と「定性調査」という2つの分析について詳しく解説して行きます。

定量調査とは?

定量調査とは、調査の回答者や回答データを「量」として扱って集計、分析を行っていくことです。

よって、結果は合計値、平均値、比率など「数値」を使って表現されます。

要は、結果が数値化できるインターネット調査やアンケート調査、郵送調査、電話調査などが定量調査と呼ばれています。

定性調査とは?

定性調査とは、回答者や回答データを数値ではなく「言葉」として分析を行うことです。

要は、インタビューという方法等で「言葉」としてデータを集めていきます。

その記録のことを「発言録」といい、こちらが分析の元となっていくデータになります。

ただ、定性調査のデータは言葉なので集計は行いません。

つまり、定性調査の分析は「対象者(インタビューに答えてくれる人のこと)の発言自体が調査のデータになる」ということです。

定性調査の2つのメリット

定性調査には2つのメリットがあるので解説していきます。

顧客視点が把握できる

定性調査の2つのメリットの1つ目は、顧客視点が把握できることです。

市場の「仕組み」やその「その仕組みができた理由」を、顧客視点から分析することができます。

従来では、モノが不足していたため「生産すれば売れる」時代でした。

しかし、現代では良いモノが溢れてしまっているため顧客にとって要らないモノを大量に作ってしまうとリスクが伴ってしまうため定性調査は重要といえます。

市場ができた仕組みを把握する

このリスクを回避するために、顧客視点で市場の仕組みを知るマーケティング活動が必要になっています。

とくに、市場の仕組みができた理由を把握することが重要ポイントです。

  • なぜそれを購入するのか。(または、購入しないのか)
  • その商品を気に入っている理由はなにか。
  • なぜそれを購入し続けるのか。
  • 他社ブランドに変更してしまう理由はなにか。

こういった点を把握しておきましょう。

■ 定性調査が重要視されている理由
顧客の“心理”を明らかにするためには、定量調査よりも“生の声”が収集できるため定性調査が重要視されています。

定量調査結果を深掘りできる

定性調査の2つのメリットの2つ目は、定量調査結果を深掘りできることです。

つまり、定量調査結果の数値の意味やその背景を定性調査で深く知り、適切な調査結果の理由を導き出すことができるということです。

例えば、「MacBookとWindowsでは、どちらが使いやすい?」というアンケートに、MacBook○%という定量調査が出たとします。

その○%の中から、「MacBookが好きな理由」「選ばれるポイント」などを明らかにすることができます。

■ 定性調査が重要視される理由
定性調査は単独で市場や顧客の分析ができるだけではなく、定量調査の助けになり、より深く分析結果を知ることができるからです。

定量調査のメリット

一方、定性調査が重要視されてはいますが定量調査にもメリットがあります。

  • 結果が数値化できるため、全体を可視化できる
  • 数値で結果ができるためグラフを使って把握したり、論理的に物事を説明できる
  • インターネットを使えば費用等、比較的に価格を抑えることができる

このように「定性調査」「定量調査」には、それぞれ効果的なメリットがあります。

そのため、マーケティングリサーチを行う際には2つを組み合わせてリサーチするのが有効です。

マーケティングリサーチの7つのステップ

ここからは、リサーチの7つのステップをご紹介していきます。

リサーチの順序を選定する

マーケティングリサーチの7つのステップ1つ目は、リサーチの順序を選定することです。

リサーチの項目が多数ある場合は、課題解決の重要度が大きいものから始めていくことが重要です。

はじめからリサーチするテーマが1つに絞られていれば良いですが、例えば「AとBの製品の売上が低下した要因を分析したい」となれば、リサーチを複数行わなければなりません。

売り上げ減少額がA製品「1000万円」、B製品「1億円」という結果であれば、Bの製品「1億円」がインパクトが大きいため【Bの製品】から着手していきましょう。

■ リサーチの順序を選定する際の注意点
先に指示があったものや、分析しやすいものから始めてしまうことが多いですが、利益などに影響が大きく関わってくる項目を優先させましょう。

リサーチ目的を明確にする

マーケティングリサーチの7つのステップ2つ目は、リサーチ目的を明確にすることです。

課題に対して、どんな対策や意思決定をするために、なにを収集するのか、なにを分析するのかを明確にしましょう。

目的を明確にすることで、なにから進めれば良いのか迷ったり、また全くリサーチする必要ない分析に時間と労力をかけてしまう可能性がなくなります。

■ ポイント
目的を明確にすれば、リサーチ自体の範囲も定めることができます。
そのため、目的を明確にすることは最も重要なステップです。

調査企画を設計する

マーケティングリサーチの7つのステップ3つ目は、調査企画を設計していきましょう。

ステップ2で明確にした目的を達成するために、必要となるリサーチ要素を順番に整理するために行います。

ここで、ステップ2でリサーチする範囲が明確になっていますが、調査企画を設計する際にさらに詳しく目的を細分化して設計していきましょう。

目的を細分化:例題

課題:年配の夫婦をターゲットにした新しい健康食品を開発したいが、なにを求められているかが分からない

目的:年配の夫婦向けの健康食品の市場やニーズを徹底調査

このように、“市場やニーズを徹底調査する”ことが目的になっていますが細分化すると下記のようになります。

  • 健康商品の市場規模を知りたいのか
  • 競合の戦略を把握したいのか
  • 売上規模、価格相場、販売方法を知りたいのか
  • 年配の方は健康食品に対してどれくらい興味関心があるのか
  • 幅広くニーズを知りたい?潜在ニーズを知りたい?

など、目的を明確にした後にさらに細分化したものを、調査企画に設計していきましょう。

データを収集する

マーケティングリサーチの7つのステップ4つ目は、リサーチに必要なデータを収集していきましょう。

調査企画を設計した後は、GoogleやYahoo!など検索エンジンを使用しデータを収集していくか、インタビュー調査、モニター調査等で収集していきましょう。

数々の収集方法があるため、それぞれの目的にあった収集方法を選定していきましょう。

データを分析する

マーケティングリサーチの7つのステップ5つ目は、集めたデータを分析していきましょう。

得られたデータを「分析目的」「比較」「構造・構成」「関係性」「分布」などをポイントに抑えながら分析を行っていきましょう。

レポートを作成する

マーケティングリサーチの7つのステップ6つ目は、レポートを作成しましょう。

本格的にリサーチを行うために課題解決に対して、データを分析したものをグラフなどを使用し、レポートにして見える化していきましょう。

これは、アウトプットに繋げていくために作成しておきましょう。

アクションをしていく

マーケティングリサーチの7つのステップ7つ目は、アクションをしていきましょう。

その後は、マーケティングリサーチの内容が本当に課題に対して達成できるのか、一連の流れに改善や反省すべき点があるのかどうかを検討し、次に自社がとるべきアクション再度考察していきましょう。

まとめ

マーケティングリサーチとは、マーケティング活動を行う際の課題を解決するための意思決定の材料を求める手段のことです。

現代は、価値観の多様化や市場変化のスピードが高速化しているため企業側が振り回されないようにしなければいけません。

マーケット全体を客観視して、課題の解決策を抽出し、適切に対応していくことがビジネスの成功につながっていきます。

マーケティングリサーチには、多数手法があるため自社にあったリサーチを取り入れていきましょう。

最終更新日: 2022/01/07 公開日: 2022/01/19