社員のモチベーション向上で離職率を下げる方法8選!業績アップも

最終更新日: 2021/12/05 公開日: 2021/10/22

「社員のやる気のなさに困っている」
「退職希望者が後を絶たない」

このように、社員のモチベーション低下や離職率の上昇に悩む経営者の方も多いのではないでしょうか。

近年、人材不足が深刻化する中で、優秀な人材を長く雇用し続けることが多くの企業の課題でもあります。

この記事では

  • 社員のモチベーションを向上させるメリット
  • 社員のモチベーションを向上させる方法と維持するコツ
  • 社員のモチベーション向上に成功している企業の取り組み例

を説明します。

この記事の内容を実践すれば、社員のモチベーション向上に成功し、その結果離職率の低下やひいては業績アップをも見込めるようになるでしょう。

社員のモチベーションを向上させるメリット

まずは社員のモチベーションを向上させるメリットを説明します。

以下のメリットを明確にイメージすることで、よりよい施策を考えられるでしょう。

離職率が低下して安定的に人材を確保できる

社員のモチベーションが向上すると、離職率が低下するメリットがあります。

モチベーションが低い社員は、仕事に対してやりがいを持てず、仕事を「楽しい」と思えていない人が多いです。仕事が面白くないと、次第に退職を意識するようになってしまいます。

反対に、モチベーションが高い社員は、自分の仕事にやりがいと誇りを持っています。

日々「楽しい」と感じながら働いているので、退職を考える人はまずいません。

このように、社員のモチベーションを向上させることができれば、離職率は低下し、安定的に人材を確保できるようになります。

また、離職率を低下させられると、採用コスト削減にも期待できるでしょう。

仕事の質や生産性が向上し、職場の士気が上がる

社員のモチベーションが向上すると、仕事の質や生産性が向上し、その結果職場の士気が上がります。

モチベーションが高い社員は、上司からの指示を待つのではなく、自らが考え行動します。自分のスキルや能力を高めようと、仕事に情熱を注ぎ、ひとつひとつ丁寧にこなすのです。その結果、生産性が向上しやすいです。

社員のモチベーションが向上すると、自然と職場の士気が上がります。

なぜなら、人間は、良くも悪くもその場の雰囲気に流される生き物なので、活気ある雰囲気に周りも取り込まれていくからです。

モチベーションが高い社員が増えれば増えるほど、周りにもいい影響力を放ち、より一層職場の士気は上がるでしょう。

業績が向上する

社員のモチベーションが向上すれば、企業の業績アップにも繋がります。

社員のモチベーションを向上するためには、会社への貢献意欲や愛着心である「エンゲージメント」を高めなくてはいけません。

モチベーションエンジニアリング研究所と慶応義塾大学ビジネス・スクール 岩本研究室が2018年に共同で行った「エンゲージメントと企業業績」という研究があります。

その研究の結果、エンゲージメント向上は営業利益率にプラスの影響をもたらすことが明らかになっています。

参照:株式会社リンクアンドモチベーション

社員のモチベーションを向上させる上で押さえておきたい「人間の欲求」

モチベーション向上を考える上でよく語られる理論に「マズローの欲求5段階説」があります。

アメリカの心理学者、アブラハム・マズローが考案したもので、人間の欲求はピラミッドのように5つの段階で構成されているとする心理学理論です。

引用:モチラボ

人間はまず、直接生命に関係する衣食住に関わる第1階層「生理的欲求」を満たそうとします。

「生理的欲求」が満たされると、次は第2階層「安全欲求」。健康でありたい、より安全な生活をすることを望みます。

最低限の生活の質が確保されると、他人や社会と繋がりたいという第3階層「社会的欲求」が生まれるのです。

社会での居場所を確保できると、次は人から認められたい、尊敬されたいという第4階層「尊厳欲求(承認欲求)」が湧いてくるはずです。

周りから正当な評価を受けられると、最後の第5階層「自己実現欲求」

自分の能力を存分に発揮して、意欲的に活動・成長したいと望むようになるのです。

モチベーションを向上させたい社員が「今なにを求めているのか」という点も考慮して、施策を検討する必要があるといえます。

モチベーションには2種類ある

人間の自然な欲求を理解した上で「モチベーション」とはなにか、その意味を改めて考えてみましょう。

モチベーションとは、個人の意欲ややる気を意味します。

そして、このやる気の原動力となる動機づけは2種類に分けられます。

  • 内的な動機付け
  • 外的な動機付け

内的な動機づけとは、社員自身の内側から出てくる感情を指します。

例えば「仕事が楽しい」「達成感がある」「会社に貢献したい」などの感情が内的な動機づけにあたります。

一方、外的な動機づけとは、外部から与えられる動機づけのこと。

つまり、成果に対するインセンティブや昇進などを意味します。

社員のモチベーションを向上させるには、この2種類の動機づけをバランスよく満たす必要があるのです。

社員のモチベーションを向上させる方法8選

では、いよいよ社員のモチベーションを向上させる具体的な方法を見ていきましょう。

会社のビジョンを社員と共有する

まずは、企業の理念やビジョンを社員と共有しましょう。

社員がこれらを深く理解し、同じ方向を向いて仕事に取り組むことは、内的動機づけに繋がるからです。

同じビジョンを共有することで、企業を信頼し、高い貢献意欲を持てるようになります。

その結果、会社への「エンゲージメント」が高まるのです。

エンゲージメントとは、組織に対する愛着心のこと。

自分が働く会社に対して愛着心を持つことで、モチベーションを向上させる効果が期待できます。

一人ひとりに合った明確な目標設定をする

社員のモチベーションを向上させるためには、明確な目標を設定することが大切です。

社員が「何のために働くのか」「どこを目指して働くのか」という目標を明確に設定できなければ、モチベーションは次第に低下してしまいます。

そして、ここで重要なのは「社員一人ひとりに合った目標」を設定するということ。

マズローの欲求5段階説を意識し、社員の現在の状況やスキルに合わせて、目標を個別に設定しましょう。その結果、モチベーションの向上に期待できます。

適切な業務分担をする

社員の得意なことや関心のある分野を把握し、適切に業務分担することで、社員のモチベーションを向上させられます。

人間だれしも、不得意なことより得意なことをする方がやる気が出るものです。

例えば、営業が得意な人に経理の仕事を与えても、成果がでにくくモチベーションが下がるでしょう。

得意な仕事で成果を出し評価され、成功体験を積み重ねる。

そうすることで、今までチャレンジしたことがない仕事にも、取り組んでみようという意欲が湧いてくるでしょう。

わかりやすい評価制度を構築する

社員のモチベーションを向上させる上で欠かせないのは、外的動機づけである評価制度を構築させることです。

人はいくつになっても褒められたいと思うもの。高いモチベーションを引き出すためにも評価制度は大切です。

さらに評価制度は、全社員にとってわかりやすいシステムにしましょう。

「なにをどのようにすれば評価されるのか」を明確に認識することで、よりモチベーションを向上させることが期待できます。

学びの環境を提供する

企業側が積極的に学びの環境を提供することも、社員のモチベーションを向上させる方法の一つです。

例えば、資格取得のための費用を負担したり、就業時間内に講座を受ける時間を設けたりすることです。

企業が全面的に協力することで、社員もより前向きにチャレンジできるでしょう。

インセンティブを設定する

社員のモチベーションを向上させるために、外的動機づけであるインセンティブの設定は欠かせません。

モチベーション向上のための施策には、直接的に利益をもたらすインセンティブの設定を加えることがより効果的です。

具体的には目標達成者に特別報酬を渡すなどが考えられます。

マネジメントスキルのあるリーダーを育てる

リーダーとして、社員をマネジメントできる人材を育てることこそ、より多くの社員のモチベーションを向上させる方法です。

何でも気軽に相談でき、時に背中を押してくれるリーダーがいる環境は、これから成長しようとする社員にとって大きな力となるでしょう。

社員一人ひとりにフォーカスし、モチベーションを向上させるために一緒に行動していけるリーダーの育成は必須です。

ワークライフバランスを守る

企業が社員のワークライフバランスを守ることは、社員のモチベーション向上のためには必要不可欠です。

ワークライフバランスを保つことは、マズローの5段階説の「生理的欲求」と「安全欲求」を満たすこと。

これらが守られていなければ、社員のモチベーションが上がるどころか、どんどん低下してしまうでしょう。

社員の「承認欲求」や「自己実現欲求」を引き出すためにも、社員の生活をしっかり守れる施策を構築しましょう。

社員のモチベーションを「維持するコツ」

せっかく社員のモチベーションを向上させても、それを維持できなければ生産性の向上、ひいては業績アップは望めません。

モチベーションを維持するコツは以下の通りです。

  • 目標やキャリアプランをブラッシュアップさせる
  • 定期的にリーダーと面談し、自身を振り返り、改善点を見つけ続ける
  • 社員が心身ともに回復できるよう、十分な休息を与える

ぜひ、維持するコツも取り入れながら、長期的に効果のある施策を構築しましょう。

社員のモチベーション向上に成功している企業の取り組み例

では最後に、社員のモチベーション向上に成功している企業の施策を見てみましょう。

スターバックスコーヒージャパン株式会社

スターバックスは、離職率が低く、従業員満足度の高さで有名な企業のひとつです。

企業のビジョンを明確に共有し、社員のエンゲージメントを徹底的に育てています。2021年話題になったのが、「47都道府県地元フラペチーノ」。

これは各店舗のスタッフがアイディアを出し合い、それぞれの地元特産品を使ってメニューの考案をしようというものでした。

社員自身が楽しみながら、新たな業務にチャレンジできる環境は、社員のモチベーションを向上させる施策です。

このほかにも、スターバックスは社員に対して求めるスキルを段階ごとに明確に設定し、レベルに合わせて昇給するシステムを採用。なんと3ヵ月に1度給与が改定されます。

短期間で成果を評価されることで、社員は内的動機づけも外的動機づけも、まんべんなく満たされているのです。
参照:スターバックスコーヒージャパン株式会社

株式会社資生堂

資生堂は「仕事と育児を両立させるサポート」が重要と考え、小学校低学年までの子どもを持つ女性社員を対象に、時短勤務制度を取り入れています。

この一環で取り入れている施策が「カンガルースタッフ制度」です。

カンガルースタッフとは、時短勤務をしている育児期の社員のサポートをするスタッフのこと。売り場での補助業務などを行うスタッフです。

女性をターゲットにした商品を扱い、多くの女性社員を雇用する資生堂ならではの素晴らしい施策です。
参照:株式会社資生堂

まとめ

社員のモチベーションを向上させるメリットには、

  • 離職率の低下と採用コスト削減
  • 生産性の向上と業績アップ

などがあります。

社員のモチベーションを向上させるためには、

  • 企業のビジョンを社員と共有し、エンゲージメントを高める
  • 社員一人ひとりにあった目標設定をし、正当に評価する
  • 人間の欲求を深く理解し、ワークライフバランスを守る

など、内的動機づけと外的動機づけの両方をバランスよく満たす必要があります。

社員のモチベーション向上は、多くの企業にとっての課題です。

ぜひモチベーションを維持するコツも取り入れていただきながら、貴社に合った施策を構築してみてはいかがでしょうか。

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最終更新日: 2021/12/05 公開日: 2021/10/22
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