コンサルタントってどんな仕事?有利なスキルや資格をご紹介!

最終更新日: 2021/11/15 公開日: 2021/11/15

昨今、コロナの影響もあったため転職が増えていきます。

そのなかで、コンサルタントのお仕事に興味を抱いている方も多くいるかと思います。

しかし、「コンサルタント」とよく耳にすることはあるけど、どんな業務を行っているのか正直わからないという方はいませんか?

コンサルタントとは、クライアントの課題を明確に見つけ出し、解決へと導いていくためのアドバイスを行うお仕事です。

今回の記事ではそれぞれのファーム(会社)によって、業務内容、求められるスキル、知識等が違うためご紹介していきます。

コンサルタントとは

■コンサルタント
語源:「consult」=「相談する」

■コンサルティング
→「相談に乗ること」

コンサルタントとは、クライアント企業の経営課題を見つけ出し業務プロセス・戦略の見直し、その課題を解決する提案やアドバイスをする人です。

つまり、相談を受けたクライアントの課題を抽出して、その解決策を提案をするのがコンサルタントの仕事です。

個人で行っている方もいますが、大多数はコンサルティングファームという企業に属し専門知識を活かしながら、さまざまな分野に特化したコンサルタントが増えています。

クライアント側からすると、その分野に関する知見のある人物の能力を一時的に借りることで、コスト削減やよりよい解決策や成果を見出したいという思いがあります。

そのため、限られた期間の中でクライアントが望む以上(報酬以上)の、戦略や結果を出すことが求められる職業です。

ゆえに、求められるスキルは幅広く、いずれも高いレベルである人材が求められています。

スキルについて

コンサルタントとしての求められる人材やスキルについてご紹介します。

  • ロジカルシンキング

プロジェクトの進行や物事を「結論」と「根拠」に振り分け、その論理的なつながりを捉え理解ができる人材が求められています。

また、情報収集や課題の特定、解決策の立案に効果的な考え方ができるスキルも求められています。

  • コミュニケーション能力

クライアントはもちろん、経営者、部署全体、チームメンバーなど多くの方と共同作業を行っていくため高いコミュニケーション能力が求められます。

  • スタミナ・自制心

プロジェクトをコンサルティングするということは、大量の地道な作業や出張等が多い分野もあるため非常に過酷な環境での業務を行うこともあります。

そのためスタミナがある人材やその環境の中でもコンディションを崩すことなく、高いパフォーマンス力を発揮できる自制心を持っている方が求められます。

  • プロ意識

クライアントの成功、また成果に対して常にアウトプットを出してくことが求められているためプロ意識が高い人材が求められます。

例えば、どんなに納期が厳しいプロジェクトを任されても期日まで必ず成果を出すという意識やそのための知識といったプロ精神が重要になってきます。

平均年収や男女比

引用:転職サイトdoda

コンサルタントは男性の割合が7割・女性3割程度になっています。

平均年収は、約622万円で職種図鑑全100職種の中からでも9番目に高い年収です。

ファームによって異なってきますが、高いところで約1500万円、マネージャークラスになると2000万円程度にまで上がります。

先程解説したように、クライアントから高いスキルを求めれ、業績を大きく左右させる責任があることから平均年収が比較的高くなっています。

引用:転職サイトdoda

また、職種別の平均年収ランキングでも3位に「戦略・経営コンサルタント」、5位に「業務改革コンサルタント」がランクインしています。

日本の2020年全体の平均年収は409万円(男性453万円・女性347万円)に対してコンサルタントのお仕事は、分野問わずに年収水準が高めということになります。

資格は必要?

では、クライアントの業績を大きく左右させるコンサルタントは資格が必要なのかについて解説していきます。

結論、資格は絶対条件ではありません。

企業からの求人応募要件に何らかの資格を持っている方のみなど記載されていることがありますが、そういった企業は極めて少ないでしょう。

コンサルティングファームの市場では、採用において多くの場合「ポテンシャル採用」を行っている傾向があります。

つまり、これから発揮されるであろう潜在能力を重視した人材や、今後大きな成長の可能性の見込みがある人が重視されています。

だたし、資格を持っていると信頼性は高くコンサルタント業全般に有利に働く可能性はあります。

資格取得のプロセス自体、前向きな行動ですので多少なりともポテンシャルの裏付けとして後押しの材料にはなります。

コンサルタントの特徴と仕事内容

それぞれのコンサルティングファームの特徴と仕事内容などご紹介していきます。

戦略系コンサルティングファーム

特徴外資系企業が中心でグローバル展開されているコンサルティングファームが多い
仕事内容・企業の経営上にある課題を発見していく
・課題解決に向けて計画立案、アドバイスをする
・企業戦略や事業戦略(M&Aによる事業統合のサポート)
・経営者、上層部とのやりとりが多い
有利な資格・MBA(経営学修士)
・IT関連の資格(ITサービスマネージャ試験、ITストラテジスト試験etc...)
・TOEIC
代表的な企業・A.T.カーニー
・マッキンゼー・アンド・カンパニー
・コーポレイト ディレクション

戦略系コンサルティングファームは、外資系ファームが多いため英語力や物事に対して先入観で見ることはせずに、論理的思考力がある人が向いています。

IT系コンサルティングファーム

特徴ファームの特徴によって異なってきますがユニークな取り組みを推進しているため、業界全体のトレンドとなる知識を身につけることができる
仕事内容・クライアント企業のニーズに合ったITシステムの設計
・IT技術の導入、システム提案による企業の課題解決
・システムの構築や運用指導
・パッケージソリューションを独自開発・研究
有利な資格・ITサービスマネージャ試験
・ITストラテジスト試験
・プロジェクトマネージャ試験 etc...
代表的な企業・フューチャーアーキテクト
・ケンブリッジテクノロジーパートナーズ
・電通国際情報サービス(ISID)

IT系コンサルティングファームは、ITによる社内の効率化が重視されているためITに関する知識が必要とされています。

最適なシステムを制作することができるエンジニアの方やプロジェクト管理やシステム運用が得意な方に向いています。

人事系コンサルティングファーム

特徴クライアントの転換期に携わることが多く、大きな仕事とやりがいを得られる
仕事内容・人材開発戦略策定や人材の能力開発
・給与制度、労働環境の見直しなど幅広い領域をカバー
・社員育成を課題にしている企業に対して研修プログラムを企画・開発・提供
有利な資格・社会保険労務士
・中小企業診断士
・労働安全コンサルタント etc...
代表的な企業・マーサージャパン
・コーン・フェリー・ヘイグループ
・PMIコンサルティング

人事系コンサルティングファームは、大手企業の研修、採用経験がある人の採用も活発に行われています。

そのほかグローバル案件に対応するため、英語はビジネスレベルで話せる方が向いています。

金融系コンサルティングファーム

特徴クライアントの事業や不動産などを踏まえて、円滑な資金調達を主な目的としています
仕事内容・資金調達、資金戦略を検討、立案
・M&A案件や事業戦略をクライアント企業に提案
・現状を把握するとともに企業価値を向上させる役割
有利な資格・公認会計士
・税理士
・不動産鑑定士 etc...
代表的な企業マーサージャパン
・コーン・フェリー・ヘイグループ
・PMIコンサルティング

金融系コンサルティングファームは、事業のグローバル化や海外M&A案件が増加傾向のため、会計や法務などの専門知識はもちろん「英語力」「交渉力」が必須となります。

また、「現状分析力・問題解決力・論理的思考」も必要となっています。

シンクタンク系コンサルティングファーム

特徴金融機関や大手企業が母体となっていて、その組織の調査案件を多く扱う。若いコンサルタントでも関心のある案件を受けることがある
仕事内容・経済調査
・宮内庁向けのリサーチ(政策や経済情勢など)
・ITコンサルタント、マネジメントコンサルタント
有利な資格・MBA(経営学修士)
代表的な企業三菱総合研究所
・富士通総研
・三菱UFJ リサーチ&コンサルティング

シンクタンク系コンサルティングファームは、リサーチ力や分析能力、情報収集やデータを処理する情報処理能力などが求められます。

また説得力がある人材やプロジェクトをわかりやすく説明するプレゼン力を得意としている方は向いています。

総合系コンサルティングファーム

特徴企業のトップから一般社員までのすべてのコンサルタントを担当。各部門の幅広いテーマや業界に対応できる仕組みを形成する
仕事内容・経営、業務課題、戦略策定から支援まで幅広くサポート
・問題解決のためのシステム導入
・実行支援、時にはソリューション導入
有利な資格・公認会計士
・TOEIC
・中小企業診断士
(他と比べ特に資格を必要としていないフォームです)
代表的な企業・日立コンサルティング
・デロイトトーマツコンサルティング
・アビームコンサルティング

総合系コンサルティングファームは、分野が広いファームのため会話で相手の意図や要望をかぎ取るコミュニケーション能力がある方は有利です。

国内独立系コンサルティングファーム

特徴中小企業を対象としている日本式のコンサルティングを行っている企業
仕事内容・小売業・流通業・生産業などの中小企業経営者の顧問
・業績が下向きになった時に問題解決に導く
・ライアント企業に勤める人材の育成や社員研修の開催
有利な資格・公認会計士
・税理士
代表的な企業・あさひビジネスコンサルティング
・タナベ経営
・NBCコンサルタンツ

国内独立系コンサルティングファームは、年齢や実績関係なく責任のあるポジションを任せられることもあります。

そのため総合的な知識と実践力や説得力がある人材、さまざまな人とコミュニケーションがとれる方に向いています。

まとめ

コンサルタントとは、クライアント企業の経営課題を抽出しその課題を解決する提案やアドバイスをするお仕事です。

基本的に資格等は必要ありませんが、クライアントの業績を左右させる重要な業務を行っていくため資格を所有していると信頼につながります。

また、コミュニケーション能力はもちろん、先入観などを持たずに常にプロ意識を持って分析や業界全体の調査をしながらアウトプットできる人材が企業から求められています。

最終更新日: 2021/11/15 公開日: 2021/11/15
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