オンライン決済の種類と導入方法!個人事業主が検討すべき決済サービスとは

最終更新日: 2021/10/27 公開日: 2021/10/27

インターネットを利用したビジネスは拡大しています。ネットショップを開業したり、オンラインで商品や教材、講座やレッスンというサービスを提供している個人事業主も増えているでしょう。

そこで、利用者にも事業者にとっても利便性が高く欠かせないものとなっているのが、オンライン決済(Web決済・ネット決済)です。

オンライン化が加速している中、スモールビジネスでもオンライン決済の仕組みづくりはとても重要となっています。

顧客が希望する最低限の決済種類をそろえておくことは、ビジネスを拡大するための必須条件とも言えるでしょう。

こちらの記事では

  • オンライン決済の種類やメリット・デメリット
  • 個人事業主がオンライン決済を導入する方法

についてご紹介します。

オンライン決済とは

オンライン決済とはインターネットを利用して商品やサービスを購入した際、その支払いをインターネット上で済ませる決済方法です。

コロナ禍が長引き、外出自粛をきっかけに、ネット通販などのECサイトを利用して買い物する人は増加傾向です。スマートフォンの普及で電子書籍やオンラインゲーム、動画視聴サービスといったデジタルコンテンツの需要も増えています。

事業者はオンライン決済を導入することで、インターネット上のショッピングや所有しているホームページで多様な決済手段を提供できます。

ECサイトの市場規模は今後もさらに成長していくと見られ、オンライン決済のニーズも拡大していく見込みです。

オンライン決済の方法

オンライン決済では、いろいろな決済方法があります。種類ごとの特徴を理解し、事業の特性や顧客のニーズに合わせて選びましょう。1つの種類に限らず、複数を導入することもできます。

ここからは、

  • クレジットカード
  • キャリア決済
  • ID決済
  • 銀行決済
  • プリペイド決済
  • コンビニ決済

の、6つの方法に分けてそれぞれの特徴をご紹介します。

クレジットカード

オンライン決済の中で最も需要が高いのがクレジットカード決済です。ご存じの通り、購入する決済画面から、カード情報を入力すればすぐに決済が完了できます。

個人情報の流出を懸念する声もありましたが、SSL(Secure Socket Layer)という、インターネット上で情報を暗号化して送受信する仕組みを取り入れることで、大切なデータでも、安全にやり取りできると言われています。

カード払いは分割払いが可能なことから利便性が高く、事業者側のメリットとしては購入単価の向上が期待できます。

クレジットカード決済は世界的にも一般的な決済手段です。提供できていないと、販売の機会を失う可能性もあるため、導入は必須ともいえるでしょう。

キャリア決済

キャリア決済とは、使っている携帯電話やインターネット回線などの通信キャリアに商品代金を合算して支払うことができる決済サービスです。

画面でID、パスワード、暗証番号を入力するだけで簡単にできることから、特に若い世代の利用者が多いのが特徴です。

クレジットカード決済が16桁の会員番号や有効期限の入力が必要であることに対し、キャリア決済であればIDと4桁の暗証番号と利用者側もより手軽に手続きが行えます。

一方、クレジットカード決済などと比較すると、利用限度額が低く設定されていることがほとんどです。

そのため、高額の商品やサービスを取り扱う決済サービスより、比較的少額の商品やサービス向けと考えられます。スマートフォンを介しての購入のため、デジタルコンテンツなどと相性の良い決済手段です。

ID決済

PayPay、LINE Pay、Amazon Pay、楽天ペイなどでおなじみのID決済。対応のカードやQR決済などを設定したスマートフォンやカードをかざすだけで支払いができる電子マネーです。

クレジットカードや銀行口座の情報をダウンロードしたアプリに紐づけておくことで決済ができる仕組みとなっています。

かざして使う実店舗での使用だけでなく、オンラインサイトへ導入することもでき、ポイントが溜まる特典も利用者にとっては嬉しいサービスです。

ECサイトで決済する時には、QRコード決済のアカウントIDとパスワードを入力すれば手続きを終えることができます。

プリペイド決済

プリペイド決済は、Suica、Nanaco、楽天Edy、など各社が発行するプリペイド型電子マネーで、商品代金を支払う決済手段です。 各種プリペイドカードは、コンビニや各社のWebサイトで購入することができます。

プリペイドカードは、先にお金をチャージ(入金)する「前払い」が特徴で、事前にチャージした金額の範囲内で商品やサービスを購入するため、使い過ぎを防げるのが特徴です。

ネット銀行決済

銀行決済は幅広い年代で利用される決済手段です。ネットバンキングを利用すれば、オンライン決済も可能なうえ、振込手数料などが安く抑えられるメリットもあります。

インターネット上からログインするだけで、窓口やATMに行かなくても簡単に支払い手続きができる手軽さも魅力です。多くのネットバンキングでは送金と入金を1~2営業日で確認できます。

コンビニ決済

ネットショップなどECサイトで購入した商品代金を、コンビニにて現金で支払える決済手段です。 クレジットカードを持っていない場合やインターネット上でのクレジットカード決済に不安のある人によく利用されています。

コンビニ決済には「前払い」と「後払い」があることや、銀行と違いコンビニは24時間営業のため、時間帯を気にすることなく支払いできることが特徴です。

オンライン決済のメリット・デメリット

こちらでは、オンライン決済を利用する顧客と事業者・企業・店舗、それぞれの視点からメリット・デメリットをまとめてみました。

顧客のメリット・デメリット

〈メリット〉

  • さまざまな支払方法を選択できる
  • 現金が無くても商品やサービスを購入できる
  • 利用明細や注文履歴が残り金額の管理がしやすい
  • 定期購入など毎月のサブスクリプションサービスの自動支払いができる
  • 海外のサイトでも買い物ができる
  • ポイントやキャッシュバックなどお得な特典がある
  • 分割払いやリボ払いなどが可能

〈デメリット〉

  • 個人情報の流出や不正利用のリスクがある
  • お金を使いすぎてしまうリスクがある
  • 決済方法によっては(クレジットカードなど)年会費や支払い方法(分割払いなど)で手数料が発生する

事業者・企業・店舗側のメリット・デメリット

〈メリット〉

  • ユーザーが利用したいさまざまな決済手段を提供できる
  • 決済代行会社を利用すれば、売上を一括管理できる
  • 支払いが簡略化できるため、ユーザーの取りこぼしが抑えられたり、リピート化したりなどの期待がある
  • クレジットカードを持っていない層も取り込める

〈デメリット〉

  • 入金までに時間がかかる
  • 初期費用や手数料などの負担がある
  • 情報漏洩のリスクがある

個人事業主がオンライン決済を導入する方法

オンライン決済の種類や特徴については理解していただけたと思います。ここからは、個人経営でビジネスを構築していくために、オンライン決済をどのように導入すればよいかをご紹介します。

オンライン決済サービスを利用する

個人事業主のオンライン決済導入に便利なのが、決済方法を代わりに行う「オンライン決済サービス(決済代行サービス)」の利用です。

支払いの際の決済手数料は発生することになりますが、利用者側にもメリットが大きく、月額料金など固定費も無料のため個人事業主やフリーランスが検討すべきサービスです。

オンライン決済の中でも、クレジットカード決済は提供していないことで顧客離れにつながることも考えられ、必ず導入しておきたい決済手段です。

ところが、個人事業主がオンライン決済を導入するには、クレジットカードにはVISA、MasterCard、JCBなどあり、直接契約を結ぶためカード会社にそれぞれ審査の書類を送る手間がかかるのが現状です。

また、オンライン決済は便利である反面、決済手段が増えると管理しなければならない情報も増えて管理が大変になる、などの難点も生じます。

これらの問題を解決するのに、オンライン決済サービスが有効というわけです。オンライン決済サービスの利用で、

・希望するカードブランドの審査を一括で行える
・手続きを簡略化でき事務処理なども代行で行ってもらえる
・顧客の希望した決済方法で処理、入金管理まで行える
・セキュリティの面でも安心できる

など、個人事業主には価値の高いサービスを受けることができます。

・初期費用をかけずにオンラインで商品やサービスを販売したい
・ホームページに決済ボタンを設置したい
・顧客が遠方や海外に多い
・リアル店舗の他にネットショップを開設している
・キッチンカーのような移動販売店でキャッシュレス化を導入したい

というケースなども、オンライン決済を導入するとビジネスチャンスを広げることができるはずです。

他にも、

・店舗を持たない業態で顧客にサービスを提供しているデザイナー、エンジニア、イラストレーター、ライター、フォトグラファー
・オンラインレッスンを開いているヨガ、ダンス、着物の着付け、フラワーアレンジメント、英会話、絵画などの講師
・自宅サロンを開業しているセラピストやエステティシャン、ネイリストなどの施術者

などの職種も、カード決済の導入で顧客満足度の向上が期待できるでしょう。

おすすめの決済サービス

個人事業主に人気のある決済サービスを2つご紹介します。他にも、さまざまな決済代行会社はあり、それぞれ対応している決済方法や決済手数料は異なります。

決済方法の種類によっては、導入する際に専用の端末が必要になることもあります。利用の際は、それぞれの決済サービスの特徴を比較して、事業に合ったものを選びましょう。

PayPal (ペイパル)

https://www.paypal.com/jp/home

200を超える国々で2500万の事業者が利用している、インターネット上のオンライン決済サービスです。

国際的な信頼性が高いことでも有名のため、個人事業主やフリーランスには人気が高いです。事業主側はPayPal (ペイパル)ビジネスアカウントを登録して使うようになります。

顧客がリンクをクリックするだけで簡単に支払う方法を案内できるオプションなどもあり、ニーズに合わせたカスタマイズもできます。

Square (スクエア)

https://squareup.com/jp/ja

アメリカの決済サービスで、端末を使った直接のクレジットカード決済や電子マネーにも対応しています。

店舗や移動販売などの対面決済からオンライン決済まで、さまざまな決済方法が使えます。

オンラインでの簡単な申し込みで、面倒な契約手続きが不要な点も魅力です。最短で申し込み当日に審査完了するスピード感も支持されている理由の一つです。

最後に

オンライン決済には「クレジットカード・キャリア決済・ID決済・銀行決済・プリペイド決済・コンビニ決済」と複数の方法があります。

ビジネスで導入する際は事業の特性と顧客のニーズに合った方法を用意しておきましょう。特にクレジットカード決済は世界的にも一般的な支払方法として定着しています。

この支払い手段を用意できないことで、顧客を逃すこともあり得るため、個人事業主やフリーランスでビジネスする際にも、確立しておくのがおすすめです。

最終更新日: 2021/10/27 公開日: 2021/10/27
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