ワーケーションを導入する企業のメリットとデメリットを徹底解説!

最終更新日: 2021/11/30 公開日: 2021/09/24

最近ワーケーションを導入する企業が増えています。

ワーケーションとは、「ワーク(働く)」と「バケーション(休暇)」を合わせた造語です。

意味としては、オフィスを離れてリゾート地で働くというようなニュアンスになります。

働き方改革や地方創生のためにワーケーションも勧められており、政府や自治体が推進してきました。

リゾートホテルや観光地のカフェでパソコンに向かって仕事をしている姿を見たことがある人は多いでしょう。

個人でもワーケーションをしている人がいますが、新しい働き方に対応するため、企業もワーケーションに注目しています。

この記事では、ワーケーションを導入する際のメリット、デメリット、及び企業の導入事例を紹介しています。

ワーケーションを導入する企業のメリット

a man wearing a black mask working with a laptop

ワーケーションを導入することでたくさんのメリットがあります。

企業にとってのメリットは、社員にとってもメリットと感じられることが多く、ワーケーションをすることで、お互いにwin-winの関係になります。

①有給取得率が向上する

ワーケーションを導入することで、有給休暇の取得率が向上します。

毎日会議や業務が立て込んでいると、有給休暇を取りたくても取れない状況に陥っていることもあります。

その「休みを取りたくても取れない」問題を解消する1つの手立てがワーケーションです。

ワーケーションはオフィスから離れたリゾート地やホテルで旅行も楽しみ、業務も行う勤務形態なので、長期休暇が取りやすく、出席しなければならない会議がある時だけ参加するといった勤務が可能です。

②生産性が上がる

ずっと同じ環境で仕事をしていると、眠くなったり、集中力が下がったりして、生産性が下がってきますが、オフィスとは別の場所で仕事をすることで集中して業務に当たれます。

また、別の環境にいると新しいアイデアが生まれることもあります。

いつもと違う景色の中で働き、違う人と交流することが刺激を生むため、発想力が磨かれていきます。

③社員のモチベーションが上がる

ワーケーションをすることで、仕事とプライベートのバランスを取りやすくなります。

上司にずっと見られながら仕事をするより、ホテルなどで仕事をする方がリラックスできますし、また、早く観光がしたい、遊びたいという気持ちになるので、仕事を早く終わらせようとします。

オフィスでは拘束時間が決まっているので、だらだらと仕事をしてしまう人もいるかもしれませんが、ワーケーションでは早く仕事を終わらせられれば、その分バケーションを楽しむ時間が増えます。

④優秀な人材を育成できる

ワーケーションを導入することで、社員の生産性やモチベーションが上がるということは、優秀な人材を育てることに繋がります。

ワーケーションという働き方の選択肢があることで、社員が退職するリスクが減少する可能性もあります。

⑤企業のアピールポイントになる

企業にとってワーケーションは新しく採用活動をする時のアピールポイントになります。

テレワークやリモートワークが普及している中で、ワーケーションも導入していることは目新しさもあり、休暇をちゃんと取らせてもらえる会社だと求職者から認識されます。

ワーケーションを導入する企業のデメリット

annoying woman in front of a laptop

ワーケーションにメリットがある一方で、当然デメリットもあります。

コスト面やルール、社員同士の連携など、導入する前にワーケーションをするための環境整備を行う必要があります。

①導入・運用コストがかかる

ワーケーションは有給休暇を使って行くものですが、どこまで経費として落とせるかは吟味が必要です。

バケーションだけでなく、会社の業務もするのですから、一定の費用を会社が負担するのは当然ですね。

また、オンラインミーティングなどをワーケーション中に行うこともあるので、インターネットの環境整備も必要となります。

②出退勤の管理が難しい

ワーケーション中は勤務としてみなされても、本当に仕事をしているかは会社からはわかりません。

ワーケーションではタイムカードがないので、社員の労務管理がわかりづらくなります。

社員がリゾート地にいたとしても勤務をしたら、ちゃんと勤務を認めなければならなりません。

現在はリモートワークのための出退勤システムなどもあるので、会社に合うものを使うと良いでしょう。

多くの会社が時間で勤務を計っていますが、ワーケーション中は時間ではなく成果で計るのも1つの良い案です。

③セキュリティが弱くなる可能性がある

オフィスでは強固なインターネットのセキュリティがあるのが普通ですが、一般的なホテルなどは、Wi-Fiのセキュリティが弱かったり、オープンネットワークを使用していることが多いです。

そのため、機密事項が漏れないようにする必要があります。

例えば、会社でポケットWi-Fiを購入し、ワーケーション実施者に貸し出すなど、安全にインターネットを使える環境を整えましょう。

また、プリントされた書類も紛失などの危険があるため、できればクラウドサービスに保存するなどの策を講じる方が安心です。

④職種によってはワーケーションができないものがある

会社には様々な職種の人がいます。

ワーケーションができる仕事は、オンラインで仕事を完遂できる職種となり、対面接客が必要な職種には向いていません。

ワーケーションができない人は、優先的に連続した有給休暇を与えるなど、社員間で不公平が出ないように気を付けましょう。

ワーケーションを導入する際の注意点

a woman working at cafe

ワーケーション導入で生じるのデメリットを踏まえて、主な注意点を3つ挙げます。

導入のポイントは、公平さ、取得しやすさ、安全性をクリアすることですね。

ワーケーション取得のためのルールを明確にする

ワーケーションを滞りなく実施できるよう、あらかじめルールを明確に決めておきましょう。

就業規則にワーケーションの基本的なルールを明記し、費用負担やワーケーションでの有給休暇の取得について、誰にでもわかるようにしておくと、取得する社員も安心です。

また、ワーケーション中にけがをした時に労災が適用されるのかどうかも基準となるルールが必要です。

勤怠管理システムやセキュリティツールなどを導入する

ワーケーションを導入するなら、オフィスの外で勤務するためのシステムを構築する必要があります。

パソコンで仕事をすればよいのではなく、できる限りオフィスと同じ環境をつくります。例えば、出勤、退勤の管理をどうするか、顧客情報をどのようにシェアするのかなど、お互いに安心して働ける環境つくりを目指しましょう。

既にリモートワークやテレワークを導入している企業であれば、そのシステムを発展させれば問題ありません。

もしこれからワーケーションを取り入れるなら、勤怠管理システムとインターネットのセキュリティツールは必ず導入しておきましょう。

ワーケーション導入におすすめの勤怠管理システム

勤怠管理システムは何十社とありますが、その中でもワーケーションに使いやすいものを3つ紹介します。

初期費用などが別途必要なシステムもありますが、ランニングコストと無料期間を比較しました。

どのシステムも1人(打刻人数) x 月額の料金が発生します。

料金無料期間
MOTクラウド勤怠管理1人300円/月なし
KING OF TIME1人300円/月30日
jinjer勤怠1人400円/月30日
MOTクラウド勤怠管理

MOTクラウド勤怠管理は、スマホで出勤・退勤の管理を行います。

GPSによる位置情報を取得し、ワーケーション中でも管理がしやすいのが最大のメリットです。

また、海外のタイムゾーンにも対応しているので、ワーケーションで海外旅行をしても安心して業務を行えます。

KING OF TIME

KING OF TIMEは給与計算サービス「freee」「MFクラウド」などの他社サービスと連携でき、サポート体制が充実しているのが特徴です。

初めて使う人にはサポートがあるとちょっと困った時にも安心ですね。

もちろん、海外対応もしているので、海外支社に出張ついでにワーケーションという勤務も可能です。

jinjer勤怠

jinjer勤怠は13000社以上の導入実績があり、2020年度SaaS Awardも受賞しました。

IPアドレスで打刻制限をかけられセキュリティ面でも安心のシステムです。

GPSで位置情報確認とともに、一定の範囲内でしか打刻できないようにする制限もかけられます。

業務の割り当てを工夫する

ワーケーションで業務を行うと言っても、業務は限定的になります。

そこで、ワーケーション中の業務のサポートや割り当てを決めておきましょう。

特定の人が長期間オフィスにいなくても支障がないように業務分担は普段から必要ですね。

ワーケーションを導入した企業の事例

working with beautiful view

実際、企業はどのようにワーケーションを導入しているのか、その事例を見ていきましょう。

JAL(日本航空株式会社)

JALは2017年7月にトライアルを行い、ワーケーションを導入しました。

トライアルでは南紀白浜へ行き、熊野古道の整備をするなど、地域にも貢献し、観光も楽しむという企業・社員・地方自治体の三方にとってwin-winなワーケーションとなり、話題にもなりましたね。

ワーケーションを導入した結果、有給休暇の取得率は90%に上っています。

三菱UFJ銀行

三菱UFJ銀行は2019年7月にワーケーションを導入しました。

軽井沢にワーケーションオフィスを開設し、緑の中仕事ができる環境を整えています。

このワーケーションオフィスは三菱UFJ銀行の保養所内に作られているため、家族と一緒に滞在することも可能です。

また、シンガポールにもワーケーションオフィスがあるため、海外旅行もできます。

日本マイクロソフト株式会社

日本マイクロソフト株式会社では、2011年2月から段階的にテレワークなど、オフィスにいなくても働く環境を整備してきました。

社員の意識付けを浸透させた後に就業規則を改訂し、国内で働ける場所ならどこでも働け、フレックスな勤務体制を整えました。

上司の許可が必要ないので、自分の好きな時にワーケーションをすることができます。

メリットとデメリットを理解して有効なワーケーションを導入しましょう!

ワーケーションはまだ新しい働き方ですが、最近は場所を選ばずに仕事をすることに一定の評価がされてきており、大手企業が続々とワーケーションを取り入れています。

コストは余計にかかりますが、その分社員のモチベーションや生産性が上がるため、会社への貢献度が高まりますね。

社員がイキイキと働く会社には魅力があります。

今後もワーケーションを導入する会社が増えると予想されるので、ワーケーションのメリットとデメリットを考えて、導入を検討してみてください。

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最終更新日: 2021/11/30 公開日: 2021/09/24
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