メルマガ開封率を上げるコツ4つを徹底解説!計算方法とメリット・デメリット

最終更新日: 2021/10/06 公開日: 2021/10/06

近年、BtoBやBtoC問わずにメルマガは、企業にとってマーケティングを行う際に重要視されています。しかし、開封率が著しく低下していたり、一向に上がらない企業も少なくないでしょう。

その原因は、企業側の訴求ポイントを打ち出しすぎていたり、魅力的な件名やタイトルになっていない可能性などが考えられます。

今回の記事では、メルマガ開封率を上げるコツ4つや魅力的な件名やタイトルを作る際のポイントまで徹底解説していき、計算方法やメリット・デメリットまでご紹介していきます。

メルマガ開封率の計算方法

メルマガ開封率とは、配信したメールマガジンがどれくらいの読者が開封したかを表す指標のことです。

開封率 = 開封された数 ÷ 配信成功数(届かなかったメール数は含まない) ×100

開封率は、上記のような計算式で算出できます。

配信成功数は、無事に対象読者に届いたメール数のことをいいます。配信をした際に、エラーなどなんらかの原因で届かなかった場合の数は含みません。(※配信数と配信成功数は同じではないため要注意です。)

【計算例】

  • 総配信数:12,000通
  • 配信エラー:1,000通
  • 開封された数:3,000通

上記のような場合、【配信成功数 : 12,000通 − 1,000通 = 11,000通 】、【3,000通 ÷ 11,000通 】となり、【開封率 = 27.2%】となります。

測定の仕方は?

そもそも上記のような計算をするには、開封された数や配信エラーなどを測定しなければいけません。そのためには、

  1. Googleアナリティクスの専用コードをHTMLメールに埋め込む
  2. メール配信ツールを使用する

大きく分けて2つです。

1.Googleアナリティクスの専用コードをHTMLメールに埋め込む

Googleアナリティクスでは、「開封率」という指標はありません。そのため、開封率を測定できるように“イベント機能”を使用すると測定が可能になります。

まず、こちらのツールを使用しパラメータを作成します。専用のパラメータを作成したあと、メルマガ内で設置することでGoogleアナリティクスに反映されます。

2.メール配信ツールを使用する

引用:ブラストメール公式

上記のような、専用のメール配信ツールを活用すると、専門知識がない方でも開封率や開封日時、URLクリック率、エラー数も測定ができるツールがあります。

すべてのデータをもとに、配信時間や件名なども最適化してくれるため、簡単でわかりやすく測定でき、初めての方でも実践しやすいメールマーケティングです。

平均開封率

読者層平均開封率
一般的なセグメント層15〜25%
ロイヤル(優良顧客)層20%〜30%
興味関心が薄い読者層5%〜10%

メルマガの開封率を計測し、業界のなかで低いのか高いのか平均はどれくらいなのか気になるかと思います。

ターゲットや訴求コンテンツによって大きく変わってきますが、eメールマーケティングメディアMarketingProfsによると、2012年に配信された14億のオプトインメルマガの平均開封率は9.7%〜10%という数字がでています。

とても大規模なため参考程度ではありますが、すべての業界のメール平均開封率は21.33%となっています。

それなりに顧客から、企業に対して興味関心を持ってくれている場合、開封率が高いため30%と高い企業もあります。逆に、あまり興味関心を持たれていない企業では、5%〜10%と低いこともあります。

また、配信するメールが広告メルマガなのか、「お得」や「速報」などといった読者が楽しみにしているメール内容なのかでも大きく異なってきます。

KPI設定

KPIとは:「Key Performance Indicator」の略称で、最終目標を達成するための中間地点を評価するための指標のこと。

メルマガを配信するごとに、目標達成度合いを評価するKPI(業績評価指標)を設定しましょう。メルマガマーケティングが成功しているのか、確認する場合KPIはとても有効です。

「開封率」「URLクリック率」「流入率」「コンバージョン率(CV率)」などそれぞれの企業によって目的別にKPIの設定を行いましょう。

各企業のメルマガ配信の種類や内容によって、適切なKPIを設定することは、メルマガの影響力を検証する際にも役立つため重要事項です。

メルマガのメリット

メルマガ配信のメリットを解説していきます。

近年では、メルマガによる情報配信が一般的になり、その影響で顧客は求めている情報を簡単に取得できるようになりました。

また企業の情報発信を待たずに顧客側から、故意的に調べて情報を取得するケースも増えています。

その結果、従来の一貫したコンテンツの配信だけではなく、顧客の属性に合った内容とタイミングでのメルマガ配信をする必要があります。

コストと効果のバランス

メルマガの配信において、基本的に顧客のメールアドレスを集めてから、コンテンツなどを利用し、すぐに配信することが可能です。いずれも自社で管理している情報をそのまま活用することができます。

他のマーケティング方法では、どうしてもコストがかかってしまったり、またコストをかけたわりには効果を得られないというリスクがあります。

上記のように、マーケティング対策の導入にかかってしまうコストと効果のバランスがいいため、費用対効果が高いことが大きなメリットです。

多数にリーチができる

メルマガの2つ目のメリットは、簡単に多数にリーチができることです。

SNSなど、多種多様な伝達媒体が存在する現代でも、メール配信はビジネスシーンにおける欠けてはならない伝達手段といえるでしょう。

スマートフォンの普及で、メールを手軽にチェックできるようになったことで、利用者はかなり増加しています。そのため、幅広い層にリーチすることで売上拡大が期待できます。

また、手軽さといったいつでもどこでも確認することができるメール媒体は、興味関心が薄い読者層でもメリット1のように、コストをかけずにリーチができます。

One to Oneマーケティングに活用

メルマガ配信の3つ目のメリットは、セグメンテーションを的確に行うことでOne to Oneマーケティングに活用することができます。

セグメンテーションとは:日本語訳は「区分」。市場にいる不特定多数の顧客をさまざまな切り口で区分し、特定の属性ごとにグループ(セグメント)を制作すること。

現代では、それぞれ個別の顧客に最適な情報を、最適なタイミングで届けるOne to Oneマーケティングは重要視されるようになってきています。

それぞれ個別の顧客と定期的かつ継続的なコンタクトを持つことで、関係性を構築できます。メルマガ配信は、時代が求めるOne to Oneマーケティングに最適な方法といえるでしょう。

メルマガのデメリット

数々のメリットがあるなか、メルマガのデメリットは大きく4つあります。

開封してもらえない可能性がある

メルマガ配信で、開封してもらえないことが最も大きなデメリットです。

メールが確実に読者に届いたとしても、顧客側に読んでもらえない可能性があります。未読のまま放置され、そのままメールを削除する場合もあります。

自社だけのメルマガを登録しているだけではなく、全く違う業界のメルマガも同じように登録している可能性もあるため、多くの情報がフォルダー内に入っている読者も少なくないはずです。

そのため、メールを開封したとしても1通ずつゆっくりと読んでくれるとも限りません。SNSの普及で、メールフォルダー自体確認する機会が減っている顧客も多く未開封のまま読まれないケースが増加傾向なのは大きなデメリットです。

迷惑メールに振り分けられる可能性がある

メルマガ配信の2つのデメリットは、迷惑メールに振り分けられる可能性があることです。

迷惑メールと判断されてしまうような件名やタイトルにしていたり、配信の頻度が多すぎたりすると、自動で迷惑メールとして振り分けられてしまいます。

また1度迷惑メール扱いをされると、その後は読んでもらえない可能性がほとんどです。迷惑メールに振り分けられるような、件名やタイトル、配信頻度などは十分に気をつける必要があります。

動画や画像が表示されないケースがある

テキストメール(文字だけのメルマガ配信)の場合は問題はないですが、HTMLメールの場合、読者のスマートフォンなどのセキュリティ関連から動画や画像の表示に制限がかかり、表示されない場合があります。

表現力のある訴求力が高いメルマガを作ったとしても、表示されないことがあるため、大きなデメリットといえるでしょう。

その際は、読者の環境に合わせて、HTMLメールとテキストメールのどちらが適切かを自動で表示させる機能、“マルチパート配信”を利用するなど対策を取りましょう。

企画やアイデア出しが必要になる

メルマガは一回限りで終わりではなく、定期的に配信するため常に企画の提案やアイデアなどが必要になってきます。

そのため、企業によってはミーティングや取材など、多数の業務を必要とする場合があります。企画やアイデアに時間がかかり、HTMLメールのデザインにも時間がかかることは珍しくはないでしょう。

また、デザインやアイデアにも時間をかけたにも関わらず、読まれないケースや1度配信した過去のメルマガは再び読まれる可能性は低いです。

このように、定期的にネタだしを続けなければならないことは、デメリットと感じる方もいます。

開封率を上げるコツとは?

ここからは、開封率を上げるためのコツを解説します。

件名やタイトルに工夫をする

まず最も重要なのは、件名やタイトルが読者にとって魅力的なものではないと開封してくれません。メールの受信側は、最初に目が付くのは件名とタイトルです。

魅力的な件名やタイトルとはどのようなタイトルかというと、読者側にとって読む価値があるか、また読みたいと思える件名やタイトルかということです。

  • 自分にとってお得な情報
  • 自分に大きく関わっている内容
  • 知りたい情報を知ることができる

上記を件名やタイトルで感じ取れると読者側は、「本文まで読んでみたい」と興味関心を抱いてくれます。例えば、

  1. 〇〇マガジンVol.2 お得な情報たくさん!
  2. 今がチャンス!お得&嬉しいキャンペーンでハワイが身近に!

上記のようなメールが送られてきた場合、1よりも2の方が、本文の内容を想像しやすく、読者にとってお得感が見てすぐわかるため読みたいと思う人は多いでしょう。

件名・タイトルをつくるポイント

  • 受信時にどんな感じで見えているかを意識すること

現代では、スマホでメールを見ている受信者の方が多数いると思います。
他のデバイスに比べ、スマホの場合は、件名欄の表示文字数は特に限られてしまっています。

件名やタイトルで伝えたいことは前半20文字程度に収めることを意識してください。
社名などを入れると文字数を多く使ってしまうので、差出人表示もセットで考慮し、文字数を少なくすることも心がけましょう。

必ず、テスト配信をしてスマホを含めた様々な受信環境で確認し、誰かにタイトルを確認してもらいましょう。
自分では客観的に判断することが難しいこともあるので、第三者であれば受信者の気持ちになりやすいため、適正なアドバイスをもらえます。

  • 数字を利用し「希少性」を感じさせる

読者にとってお得な情報を送る場合に、文字だけではなく数字を入れて希少性を感じさせる件名、タイトルをつけましょう。

“3日間限定クーポン!○万円の最新パソコンを特別値引きで販売!”

「期間限定」「金額」などを数字で提示することで、希少性を感じることができるため効果的です。

  • 「有益性」を感じれるか意識する

開封率を上げるために「お得感」があると認識してもらうことは重要ですが「有益性」を感じてもらうことができる件名やタイトルも効果的です。

“★読者限定★資料を無料プレゼント/メルマガ開封の秘訣”

など、限定感を感じる+「プレゼント」は有益性を感じることができるため数字がない場合でも、興味関心を持ってもらうことができます。

  • 企業の訴求ポイントを出しすぎない

基本的に企業側の打ち出していきたい商品やサービスへの熱い想いは、メールの本文に書き出しましょう。

件名やタイトルでは、読者が求めているニーズ(お得な情報、役立ち情報etc...)に応えられているかが最重要ポイントです。

■ 失敗例
“〇〇のデザインが新たに生まれ変わります!リニューアル記念限定価格でご予約受付中!”

■ 成功例
“【限定価格】〇〇が新デザインでご予約受付中!”

失敗例だと「新たに」「生まれ変わる」「リニューアル」など類義語が並びすぎています。また、文章が長いため読者側に伝わりづらいです。

このように、企業の訴求ポイントを出しすぎないように心がけましょう。

配信タイミングを見極める

開封されるためのコツ2つ目は、ターゲットに合わせて配信時間や配信曜日を見極めましょう。

例えば、ビジネスマンをターゲットにしている企業の場合、月曜日の午前中に送ってしまうと週末に溜まっていたメールに埋もれてしまう可能性や溜まった仕事があると読む暇がない可能性もあります。

朝であるならば通勤時間の7時〜8時台や、お昼休みの12時〜13時などの時間帯、就業後の18時以降など、スマホをチェックしている時間帯を狙っていきましょう。

ターゲットのライフスタイルを分析することが大切になってくるので、アンケートや何度かテスト配信して分析するのも有効的です。

定期的に配信リストを整理する

開封されるためのコツ3つ目は、定期的に配信リストを整理することが重要です。

迷惑メールに振り分けられている読者や、エラー扱いされている読者に送り続けても、一向に読者には読めれないため開封率は上がりません。

企業側で、メールが届いていないメールアドレスを削除したり、配信リストの整理をすることを定期的に行なっていきましょう。

到達率を上げることを意識する

開封されるためのコツ4つ目は、メール到達率を上げることを意識することです。

配信したメールが、迷惑メールフォルダに入ってしまったり、インターネットサービスプロバイダ(ISP)に遮断されたりすると、読者には届かず到達率が下がってしまいます。

メール開封率を改善したい場合は、メール到達率の改善の取り組みも重要となります。

「すぐに儲かる」「無料で稼ぐ」などの扇動的な言葉や、過度な「!?」の連投使用は、スパムフィルターにかかりやすいといわれています。

プロバイダにスパムメールと判断されてしまわないように、使用する言葉はしっかりと選定しましょう。

まとめ

開封率を上げる4つのコツは、

  • 件名やタイトルに工夫をする
    • 見え方(20文字以内)、希少性や有益性を取り入れる、訴求ポイントを出しすぎない
  • 配信タイミングを見極める
  • 定期的に配信リストを整理する
  • 到達率を上げることを意識する

上記を意識することで、読者の心をつかむことができ、本文まで見えもらえる可能性が高まります。

是非、4つのコツを取り入れていきましょう。

最終更新日: 2021/10/06 公開日: 2021/10/06