競合調査とは?競合と差がつくリサーチのやり方とフレームワークをご紹介!

最終更新日: 2021/11/29 公開日: 2021/09/21
  • 競合調査をしたいが、やり方がわからない。
  • どの企業を分析すればいいのか基準がわからない。
  • 競合調査する際に、わかりやすいフレームワークはないのか?

上記のように悩んでいる方に、競合調査の際に何をポイントにすればいいのか、どのフレームワークを使えばいいのかを解説していきます。

競合を分析しているなかで、どの企業を分析すればいいのか分からないという方は、競合調査をする“目的”を明確にしていないことが原因です。

調査のゴール(目的)を明確化させないと、競合が多い事業だと対象事業が多いため、時間だけが過ぎてしまうので、目的の明確化する例もご紹介していきます。

競合調査とは?

競合調査とは、新規事業を立ち上げた際や、商品やサービスを開発した際に、競合先がどこなのか、自社が今どこのポジションに値するのかといった、さまざまな項目に対して分析調査を行うことです。

競合調査を行う目的は、競合他社の特徴(経済の動向)、戦略、優れている点、弱みなどを把握することで、自社商品やサービスの差別化を図ることや効率的なマーケティングを行うためです。

競合調査を行うことで、

  • 調査しなければ気づけない「新しい戦略アイディア」を発見できる可能性がある
  • これからの時代に、伸び代があると思われる企業を早期発見できる
  • 自社と他社を比べることで「特徴」「弱点」などを明確化できる
    • 商品やサービスをよりよく改善することができる
  • 市場自体の競争が起きる前に、早めの対処を取ることができる

上記のようなメリットがあります。自社の新規顧客の獲得や、新規事業の拡大を行う際には必要な調査といえます。

市場調査と競合調査の違い

商品やサービスの開発・改善をするうえで、市場調査を行い、また同時に競合調査を行うこともありますが、2つには大きな違いがあります。

市場調査とは、商品やサービスに関わる顧客動向や市場ニーズの動向を探るための調査です。主に調査方法としては、インタビューやアンケート調査、電話などがあげられます。

市場調査の目的は、過去から現在までの市場全体の動向を把握することです。また、得られた調査結果で既存商品の改善や市場ニーズに基づいた商品やサービスの開発に活用されます。

競合調査では、競合他社に値する企業の商品やサービスを比較して、さまざまな項目の調査して分析をしていくことです。

競合調査のリサーチのやり方

ここからは、競合調査を行っていくうえで、リサーチのやり方を解説していきます。

目的を明確化

競合調査をすることの重要さを知ったものの、闇雲に調査をすればいいというわけではありません。調査のゴール(目的)を明確化させないと、競合が多い事業だと対象事業が多いため、時間だけが過ぎてしまいます。

まずは、自社の問題(課題)を見出し、問題解決を行う対策(マーケティング戦略)を立てることろまで同時に考察する必要があります。

目的の例として、

  • 顧客満足度を上げたい
  • 商品やサービスの修復(リニューアル)
  • 社内の人事制度の見直し(離職率を下げたい)
  • ビジネスモデルを再度、考え直したい
  • HPや提案資料などを改善したい

上記のようにまずは、なぜ競合調査をするのかを明確にしましょう。

“調査する”という行為自体が目的にならないように気をつけましょう。競合調査の目的が決まると、調査すべき点も絞り込みやすくなり効率もアップします。

調査対象となる競合の洗い出し

次に、目的が決まれば調査の対象となる事業を洗い出していきましょう。

自社の商品やサービスに対しての「既存競合」「今後競合になる可能性がある企業」などといった対象の企業をピックアップしていきます。しかし、こちらも片っ端から調査対象の企業を調査すると時間ばかりかかります。

以下の項目を参考にして3〜5社程度に絞り込むように意識しましょう。

  • 類以商品・サービスを扱っているなかのトップ企業
  • シェアが1番低い企業
  • 今、成長している企業(今後、可能性がある企業)
  • 同じポジション、マーケティング戦略が似ている企業
  • 年齢や性別、地域などターゲット層が似ている企業
  • 同じ価格で商品やサービスを提供している企業
  • 低価格で高クオリティー製品を開発している企業
  • ビジネス基盤が似ている企業

うまくいっている企業を分析することも重要ですが、うまくいっていない企業を分析することで悪い事例を避けることができます。

競合調査の目的に合わせて、競合を絞り込みましょう。

仮説立案

上記で解説した「目的」「調査企業」を絞り込んだら、仮説を立案していきます。

例えば顧客のニーズに対して、

  • 〇〇といった戦略を立て実施することで、他社との差別化を図ることができるはず
  • 競合企業のトップA社の弱点は〇〇の可能性がある、その根拠である数値を分析して見つけ出そうそのなかで自社だったらこのように対策しよう。

と仮説を確認するための競合調査であるということも、覚えておきましょう。

仮説が外れた際には、その要因は何かという根本的なことろまで分析を行い、また新たに仮説を立てるといった過程を繰り返して行うことが競合調査を行うにあたり重要です。

実際検証してみる

仮説をを立てたあとは、競合企業へ直接訪問やインターネットなどを利用してリサーチをしていきます。自社と競合の弱点、特徴などをここで明らかにしていきます。

これをビジネス用語で「実査」といいます。実査とは、調査を実施してから分析までの全体の流れのことをいいます。

ここで、先程の仮説であげた“競合企業のトップA社の弱点は〇〇の可能性があるその根拠である数値を分析して見つけ出そう。そのなかで自社だったらこのように対策しよう。”といった仮説に対して、他社の商品やサービスが本当にそこが弱点なのか、改善策に対して自社よりも優れているかを確かめます。

要は、答え合わせをしていくということです。仮説があっているのか照らし合わせることで、更に有効的なマーケティング戦略を立てることも可能です。

この「実査」を繰り返していくことで、そもそも立てていた戦略自体の方向性は正しかったのか、正しくなかった要因はなんだったのか、など更に詳しく分析ができます。これからの事業改革のための判断材料にもなるので、とても役に立ちます。

競合調査フレームワーク

競合調査に役立つフレームワークをご紹介します。自社の商品やサービス・顧客ニーズに適しているフレームワークを選定していきましょう。

3C分析

3C分析フレームワーク
  • 市場・顧客(Customer)分析
  • 競合(Competitor)分析
  • 自社(Company)分析

この頭文字をとって「3C分析」といいます。事業の成功要因を引き出す際によく用いられます。

市場・顧客(Customer):ターゲットの市場規模、市場の成長性を指します。顧客の購買決定要因は何か、商品やサービスの訴求ポイントの検討、どのようなプロセスで意思決定しているのかなどを分析する項目です。

競合(Competitor):各社の業績、技術力、生産力、そもそも誰が競合に値するのかなどを分析し、自社の商品やサービスの立ち位置(ポジショニング)を分析する項目です。

自社(Company)分析:自社の強みやどのように評価されているのか、ブランドイメージ、技術力はもちろん、人材育成や評価報酬制度(内部対策)なども分析していく項目です。

SWOT分析

SWOT分析フレームワーク

SWOT分析(スウォット)とは、市場トレンドや自社を取り巻く外部要因と、価格や製品の品質といった内部要因のプラス面とマイナス面に分けて分析していくフレームワークです。

Strengths【自社強み】(プラス要因):自社が持つ強みや長所など。競合と比べてどこが優れているのか、自社で制御できるものを分析する項目です。

Weaknesses【自社弱み】(マイナス要因):自社の持つ弱みや短所など。競合よりも劣っている、苦手な点はなにか、自社で制御ができないものを分析する項目です。

Opportunities【外部機会】(プラス要因):自社にとって活用すればプラスの体験や機会・環境になることはなにか、強みを生かして脅威に対応するためにできることを分析する項目です。

Threats【外部脅威】(マイナス要因):自社では防ぎようがない脅威や危険はなにか、回避すべき脅威はなにか、業界自体の変化、法律などによって、不利・負担になることはなにかという外部要因を分析をする項目です。

4P分析

製品(Product)・製品の企画、設計、製造
・品質、パッケージ、サイズ
価格(Price)・商品価格(定価)
・支払い条件
・利益幅
流通(Place)・商品の流通経路
・販売領域
・立案条件
販売促進(Promotion)・広告宣伝
・販促の企画、実行
・広報活動
4P分析フレームワーク

4P分析とは、商品やサービスを構成する要素などを生産者から見た視点で分析するフレームワークのことをいいます。

どのような製品(Product)で、どれくらいの価格(Price)で、どのような流通(Place)経路で、どのように販促(Promotion)していくかということを企業視点で考察していきます。

まとめ

競合と差をつけるためには、まずは競合調査することが重要ではあるが、競合調査をする目的を明確にすることが最大のポイントとなります。ここが明確化していないと時間だけが過ぎてしまいます。

“目的を明確→競合の洗い出し→仮説→実査”これを繰り返していくことで、自社の強みや商品・サービスの改善、訴求ポイントを更に理解することができます。

フレームワークも用いて、競合調査をしていきましょう。

セミナーズ通信

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最終更新日: 2021/11/29 公開日: 2021/09/21
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