
Zoomとは、オンライン上でWeb会議ができるアプリケーションです。
パソコンやタブレット、スマートフォンなど様々なデバイスから利用できるため、Zoomは多くの企業で利用されているツールです。
コロナ禍の影響もあり、会議やセミナーなど様々なものが オンラインで行われるようになり注目を集めています。
Zoomには講演会やセミナーに適した「ウェビナー」と会議や研修に適した「ミーティング」があります。
この記事では、Zoom ウェビナーについて機能やプランの紹介、Zoom ミーティングとの違いについて詳しく解説していきます。
Zoom ウェビナーとは

「ウェビナー」とは「ウェブ」上で行う「セミナー」の造語で、その名の通りオンライン上で行うセミナーのことです。
会場を用意して参加者を集めていたこれまでのセミナーとは違い、ウェビナーはオンライン上が会場になります。
Zoom ウェビナーを利用すると参加者は会場へ足を運ぶ必要がなくなり気軽に参加することができます。
コロナ禍が続く中、非対面で多くの参加者を集めることができるZoom ウェビナーは個人事業主や企業にとって様々な場で利用できる重要なツールになっています。
Zoom ウェビナーでできること
本来のセミナーのように1人または複数の講演者が参加者に向かって話す形式であるのがZoom ウェビナーの特徴です。
Zoom ウェビナーの特徴としては下記が上げられます。
- 最大10,000名まで参加できる
- FacebookやYouTubeでライブ配信可能
- 参加者リストはホストとパネリストのみ閲覧できる
- ウェビナー開催中にQ&A対応ができる
- アンケートを実施しフィードバックを集められる
- 参加者のレポート分析ができる
- 参加者のリストを作成できる
通常のセミナーで行うことは、ほとんどウェビナーでカバーできます。
参加者は自分のパソコンやタブレット、スマートフォンからウェビナーに参加できるため参加者の負担は少なくて済みます。
また、ウェビナーの参加者同士は顔をみることも参加者リストを閲覧することもないため参加者のプライバシーを守れるため安心です。
さらに開催者側も、同じように既存のデバイスを利用してウェビナーを開催できるため、機材を購入するなどの初期費用を抑えられます。
Zoom ウェビナーのプランと料金
Zoom ウェビナーを利用するには、まず有料ライセンスの「プロ」「ビジネス」「企業」のいずれかに登録する必要があります。
プラン | プロ | ビジネス | 企業 |
料金 | ¥2,000/月/ライセンス | ¥2,700/月/ライセンス | 要問い合わせ |
参加者 | 最大100名 | 最大300名 | 最大500名 |
ライセンス数 | 1-9 | 10-99 | 50+ |
ミーティング | 無制限(24時間以内) | 無制限 | 無制限 |
管理ポータル | × | ○ | ○ |
有料ライセンスについて「プロ」と「ビジネス」「企業」では管理ポータルの有無が主な違いになります。
申し込むライセンス数が9つ以下の場合、「プロ」での申込みになります。
料金は月単位または年単位で支払いが可能ですが、年単位で支払った方がディスカウントがありお得です。
Zoom ウェビナーは有料ライセンスに登録後に追加購入できます。
Zoom ウェビナーのプランは出席者の人数によって料金が変動します。
プラン | 料金 |
出席者 100名 | ¥5,400/月/ライセンス |
出席者 500名 | ¥18,800/月/ライセンス |
出席者 1000名 | ¥45,700/月/ライセンス |
出席者 3000名 | ¥133,100/月/ライセンス |
出席者 5000名 | ¥334,700/月/ライセンス |
出席者 10000名 | ¥872,300/月/ライセンス |
人数によってかなり料金が異なるため出席者がどれくらいになるか、予測した上で購入しましょう。
またウェビナーのプランも月単位と年単位で支払いが可能で、有料ライセンスと同じように年単位の支払いはディスカウントがあります。
頻繁にウェビナーを開催する予定があれば年単位で申し込むと良いでしょう。
ウェビナーとミーティングの違い

Zoom 「ウェビナー」と「ミーティング」はそれぞれの用途に特化したツールです。
ミーティングは無料ライセンスでも利用できます。
ウェビナーとミーティングそれぞれの主な用途や機能の違いについて理解し、効果的にZoomを利用できるようになりましょう。
ウェビナーとミーティングの主な用途
ウェビナーとミーティングの大きな特徴の違いは下記です。
特徴 | |
ウェビナー | 講演者が参加者に対してセミナー形式で行う |
ミーティング | 参加者全員が発言するような会議形式で行う |
ウェビナーは、複数名のホストあるいはパネリストだけが発言及び画面共有でき、参加者は基本的にオーディエンスとして参加します。
この特性から、ウェビナーはたくさんの人が参加するような大規模なイベントやセミナーに適しています。
一方で、「ミーティング」は参加者全員が発言及び画面共有できます。
また、参加者をグループ分けしてグループワークを行うことも可能です。
そのため、会議や研修など参加者同士が活発に発言し合う環境が必要な場合にはミーティングの方が適しています。
ウェビナーとミーティングの機能の違い
「ウェビナー」と「ミーティング」には機能にもそれぞれ違いがあります。
Zoom ウェビナー | Zoom ミーティング | |
役割 | ホスト・パネリスト・ 参加者 | ホスト・参加者 |
定員 | 最大10,000名 | 最大100名 (有料では最大1,000名) |
オーディオ操作 | ホスト・パネリスト (参加者は基本的に聞くのみ) | 全員 |
画面共有 | ○ | ○ |
参加者リスト | ホストとパネリストのみ | 全員が閲覧可能 |
チャット | ○ | ○ |
リアクション表示 | 挙手のみ | ○ |
Q&A | ○ | × |
ブレイクアウトルーム | × | ○ |
待機室 | × | ○ |
ライブ配信 | ○ | ○ |
録画 | ○ | ○ |
PayPal | ○ | × |
ウェビナー、ミーティングそれぞれの用途に合わせて機能が分けられています。
ウェビナーとミーティングの1番の大きな違いは、参加できる人数です。
ウェビナーでは最大10,000名の参加者を集客ができるのに対して、ミーティングはアドオンを利用しても最大1,000名までとなっています。
また、ウェビナーでは参加者同士は顔や参加者リストが閲覧できない点もミーティングとは異なる点です。
セミナーや説明会は参加者のプライバシーも守れるのでウェビナーでの開催が良いでしょう。
一方で、会議や研修のようにグループワークなどで参加者全員に発言して欲しいものはミーティングの方が適しています。
それぞれの機能を理解し、目的に合ったものでZoomを開催することが大切です。
Zoom ウェビナーの予約方法と流れ

ウェビナーを開催するためには、予約方法や流れについても把握している必要があります。
ここでは、ウェビナーの予約方法と実施までの流れを紹介していきます。
Zoom ウェビナーの予約方法
ウェビナーを開催するためには、事前にスケジュールの予約が必要です。
Zoom ウェビナーの予約の仕方
- ウェビナーのメニューページへ
- 「ウェビナーをスケジュールする」をクリック
- 開催日時など必要事項を入力
- 定期的に開催するウェビナーの場合は「定例開催ウェビナー」にチェック
- 「スケジュール」をクリック
- Zoom URLが発行される
Zoom URLが発行されたら、出席者へ共有しウェビナー開催の準備は完了です。
Zoom ウェビナー実施までの流れ
Zoom ウェビナーを実施するまでの流れも把握しておきましょう。
Zoom ウェビナー実施までにやること
- ウェビナーの詳細を決める(日時、登壇者、内容)
- 告知・集客
- ウェビナーの予約
- 参加予定者への連絡 (Zoom URL)
- ウェビナー開催
せっかくウェビナーを開催するなら、たくさん集客できるようきちんと段取りをしておくことが重要です。
集客からウェビナーの設定、出席者への連絡まで自分で行うのが難しい場合は外注することも可能です。
まとめ

Zoom ウェビナーは、オンライン上でセミナーや説明会を行うのに適しています。
ウェビナーのプランは出席者の人数によって料金が大きく異なるため、参加者の目標人数を決めて計画的に集客することも大切です。
今回紹介した特徴や機能をしっかりと理解しウェビナーを開催しましょう。

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